もやしの保存方法|長持ちさせるコツから保存が効くレシピまで

もやしの保存方法|長持ちさせるコツから保存が効くレシピまで

炒め物やスープなど、さまざまな料理で活躍する「もやし」。

値段も安く使いやすい食材ですが、購入しても日持ちしにくいため、保存に困っている方も多いのではないでしょうか。

もやしは適切に保存すると、シャキッとした食感を長く楽しめ、長期保存も可能な野菜です。

この記事では、もやしを長持ちさせるコツや冷蔵と冷凍の保存方法について解説します。

傷んだもやしの見分け方や、もやしの作り置きレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

食卓の味方「もやし」ですが、安価で手に入るだけでなくとてもたくさんの栄養成分を含んでいることが分かっています。今回はもやしの種類や豊富な栄養素、栄養を壊さず取り入れる料理法について解説します。

もやしはそもそも傷みやすく長持ちしない

もやしはそもそも傷みやすく長持ちしない

もやしは水分量が多く、そもそも傷みやすく日持ちしないのが特徴の野菜です。

野菜の劣化は内部の水分が蒸発していくことで起こるため、水分量が多いもやしは傷みやすく、袋に記載されている消費期限は2~3日程度と短く設定されています。

適切な保存方法によって長持ちさせることは可能ですが、もやしを購入する際はすぐに使い切ることを意識しておくのがよいでしょう。

傷んだもやしの見分け方は?

傷んだもやしの特徴は、以下の通りです。

  • もやしが変色している
  • 袋に水がたまる
  • 臭いがする
  • ぬめりがある

もやしの茎が半透明になっていたり、芽が茶色に変色していたりする場合は、腐敗が始まっているので注意しましょう。

また、見た目に大きな変化がなくても酸っぱい臭いがする場合は傷みが進行しているため、食べるのを避けてください。

もやしは鮮度が落ちると水分が出てくるので、袋に水が溜まっている状態やもやしにぬめりがある状態も要注意です。

腐敗したもやしは決して口にせず、すぐに処分してください。

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もやしを長持ちさせる保存方法

もやしを長持ちさせる保存方法

もやしを長持ちさせる保存方法について、以下の3つを紹介します。

  • 未開封のもやしを保存する
  • もやしを水に浸して保存する
  • もやしを冷凍して保存する

それぞれの手順を確認していきましょう。

未開封のもやしは袋に穴を空けて保存する

手順

  1. もやしの袋に爪楊枝で穴を空ける
  2. 冷蔵室またはチルド室で保存する

もやしは収穫後も呼吸をしており密閉したままではすぐに傷んでしまうので、袋に小さな空気穴を空けて保存しましょう。

購入してから時間が経過したもやしでは効果が薄いので、できるだけ鮮度が良い状態で対処しておくのがおすすめです。

また、もやしは10℃以下に保存すると劣化が防げるので、設定温度が高めの野菜室は避け、冷蔵室やチルド室で保存しましょう。

もやしを水に浸して食感を長持ちさせる

手順

  1. もやしを水洗いする
  2. 容器にもやしを入れる
  3. もやしが浸るように水をたっぷり入れる
  4. 水がこぼれないように容器に蓋をする
  5. 冷蔵室またはチルド室で保存する

もやしを水に浸すと生育環境に近い状態になるため、鮮度が保たれシャキッとした食感を長く楽しめます。

水を定期的に交換しないと雑菌が繁殖する原因となるので、もやしの鮮度を保つためには2日に1回程度水を交換してあげてください。

水を交換するときに、もやしの状態を確認してあげるのも重要です。

もやしの芽や茎が変色していたり、変な臭いがする場合は、傷み始めている証拠なので使用は避けてください。

おいしさをキープするならもやしを洗ってから冷凍保存がおすすめ

手順

  1. もやしを水洗いする
  2. キッチンペーパーで水気を切る
  3. ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍保存する

冷凍したもやしは柔らかい食感になり味が染みやすく、スープや炒め物におすすめです。

調理する際は、もやしを完全に解凍してしまうと、水分が出て料理がべチャッとしてしまうので注意しましょう。

もやしは未開封の状態でも冷凍できますが、おいしさをキープしたい場合はもやしを洗ってから冷凍するのがおすすめ。

また、生のもやしだけでなく、茹でたもやしも同じ手順で冷凍保存が可能です。

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もやしの保存期間は?

もやしの保存期間は?

もやしは、保存方法によって保存期間が異なります。

ここでは3つの保存期間を紹介しているので、それぞれの用途に合わせて保存方法を使い分けてみてください。

未開封のまま冷蔵保存:2~3日

すぐにもやしを調理する場合は、未開封のまま冷蔵保存がおすすめです

袋を密閉したままだともやしが呼吸できず傷みやすくなってしまうので、保存する際は必ず爪楊枝を使って袋に穴を空けてあげましょう。

もやしは傷みやすい食材なので、期限内であってもできるだけ早めに使用してください。

水に浸して冷蔵保存:3~7日

もやしの食感を残したい場合は、もやしを水に浸して保存する方法がおすすめです。

もやしを水に浸すと生育環境に近い状態となり、未開封のまま保存するより鮮度が保たれやすくなります。

もやしの鮮度をキープするには、購入後なるべくすぐにもやしを水に浸してあげることがポイントです。

また、定期的に水を交換すると雑菌の増殖を抑えられるため、もやしがより長持ちします。

冷凍保存:2週間~1ヶ月

長くもやしを保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。

冷蔵保存では長くても1週間ほどしか保存できませんが、冷凍保存すれば1ヶ月ほど保存がききます。

冷凍保存の方法による保存期間の違いは、以下のとおりです。

  • 未開封のまま冷凍保存:1ヶ月程度保存可能
  • 水洗いしたもやしを冷凍保存:2週間程度保存可能
  • 茹でたもやしを冷凍保存:2週間程度保存可能

冷凍保存する場合も、購入後すぐに処理を行うのがポイントです。

また、水洗いしたもやしと茹でたもやしを保存する場合、水分が残っていると霜がついて劣化が早まるのでしっかり水気を切ってから保存しましょう。

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もやしの保存におすすめの作り置きレシピ

もやしの保存におすすめの作り置きレシピ

もやしの保存におすすめの作り置きレシピを3点紹介します。

火を使わず電子レンジのみで調理が可能なお手軽レシピなので、ぜひご家庭で実践してみてください。

【基本】もやしのナムル

材料

  • もやし:1袋
  • 塩:小さじ1/2
  • にんにく:小さじ2
  • すりごま:小さじ2
  • ごま油:大さじ1

手順

  1. もやしをサッと洗い水気を切る
  2. 耐熱皿にもやしを入れ、ラップをふんわりとかける
  3. 電子レンジを600Wに設定し、3分加熱する
  4. もやしを加熱している間に、調味料をボウルに入れて混ぜ合わせる
  5. 手順4のボウルに加熱したもやしを入れて和える

保存期間は、冷蔵保存で3~4日ほどです。

もやしのナムルはそのまま食べてもおいしいですが、ほかの料理にアレンジもできます。

ビビンバの具材やほかの野菜と合わせて、サラダにするのもおすすめです。

【基本】もやしの和え物

材料

  • もやし:1袋
  • めんつゆ:小さじ2
  • 花かつお、ねぎなど:お好みで

手順

  1. もやしをサッと洗い水気を切る
  2. 耐熱皿にもやしを入れ、ラップをふんわりとかける
  3. 電子レンジを600Wに設定し、3分加熱する
  4. 加熱したもやしにめんつゆを入れる
  5. お好みで花かつおやねぎを加えて、もやしと和える

保存期間は冷蔵保存で3~4日ほどです。

花かつおやねぎのほか、シーチキンなど好きな食材を加えるのもよいでしょう。

人参やほうれん草といった彩りの良い野菜を一緒に和えるのもおすすめです。

【基本】もやしの酢の物

材料

  • もやし:1袋
  • 酢:大さじ1
  • 砂糖:大さじ1/2
  • 醤油:小さじ1

手順

  1. もやしをサッと洗い水気を切る
  2. 耐熱皿にもやしを入れ、ラップをふんわりとかける
  3. 電子レンジを600Wに設定し、3分加熱する
  4. ボウルに調味料を入れて混ぜる
  5. 加熱したもやしを手順4のボウルに加えて混ぜる

保存期間は冷蔵保存で3~4日です。

醤油の代わりにカレー粉を使うのもおすすめで、スパイシーな味わいを楽しめます。

また、わかめやきゅうり、カニカマなどお好みの材料を加えるのもよいでしょう。

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まとめ

もやしは傷みやすく長持ちしない野菜ですが、適切に保存すればシャキッとした食感を長く楽しめます。

今回紹介した長期保存のポイントや、冷蔵保存と冷凍保存の方法を使い分けて、もやしを腐らせることなく有効活用してみてください。

手軽に作れる作り置きレシピを参考に、もやし料理をご家庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。

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