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日本の食卓に欠かせない味噌汁は、季節や地域によってさまざまな具材が楽しめる定番の汁物です。
味噌汁を毎日飲む家庭も多く、具材のバリエーションに困る人もいるのではないでしょうか。
この記事では味噌汁におすすめの定番具材や、変わり種の具材を紹介します。
ぜひ味噌汁作りの参考にしてみてください。
味噌汁におすすめの定番具材
味噌汁はだし汁で具材を煮込み、味噌で味付けをすれば完成する手軽な家庭料理です。
使われる具材は数多くあり、組み合わせ次第でいろいろなバリエーションを楽しめます。
ここでは、毎日の味噌汁におすすめの定番具材を紹介します。
動物性食品
味噌汁におすすめの動物性食品は以下のとおりです。
- 肉類(豚・鶏など)
- 魚類(鮭・ブリなど)
- 貝類
- 卵
タンパク質が豊富な動物性食品は、満足感が得られる味噌汁の具材として重宝します。
味噌汁にコクと深みも加わるため、メインのおかず代わりにもなるでしょう。
あさりやしじみなどの貝類は、濃厚なうま味が出るので、出汁を用意する必要がありません。
卵は割り入れるだけで、食べごたえのある味噌汁に仕上がる具材です。
大豆製品
大豆製品も味噌汁の具材としては定番です。
- 豆腐
- 油揚げ
- 厚揚げ
豆腐はあっさりとした味わいで、どんな具材とも相性は抜群。
油揚げや厚揚げは、味噌汁に入れるとコクが出て、味噌汁の風味を良くしてくれます。
なお、大豆製品ではありませんが、小麦から作られる麩も、タンパク質豊富な植物性食品として味噌汁の具材におすすめです。
葉野菜
味噌汁におすすめの葉野菜は以下のとおりです。
- 小松菜
- 白菜
- ほうれん草
- キャベツ
- ねぎ
葉野菜は火の通りが早く、時間のないときの味噌汁にも最適な具材です。
加熱した葉野菜は、かさが減るとともに色が濃くなり、少量でも存在感があります。
とくに、ねぎは小口切りにしたものを食べる直前に添えるだけで、爽やかな風味が楽しめます。
実野菜
カラフルなものが多い実野菜も、味噌汁の具材におすすめです。
- かぼちゃ
- なす
- オクラ
水分の多い実野菜は、味噌汁に入れると味をよく含んだ具材になります。
実野菜のなかでもかぼちゃは、ほのかな甘味ととろみを味噌汁に加えられるので、人気の高い具材です。
なすは炒めてから味噌汁に加えると、とろけるような食感に変わります。
実野菜は、先に炒めると味噌汁にコクが加わるため、手の凝ったアレンジレシピ用の具材としてもおすすめです。
根菜類
根菜は、汁物の定番具材のひとつです。
- 大根
- かぶ
- 人参
- ごぼう
- れんこん
じっくりと加熱するとやわらかくなる根菜は、冬に旬を迎えるものが多く、とくに冬場におすすめの具材です。
煮込むと、素材本来の甘味が引き出され、根菜特有の滋味深いうま味も味噌汁に加わります。
やわらかくなるまで時間がかかるため、急ぎの場合は電子レンジで加熱して味噌汁に加えると、短時間で調理できます。
イモ類
根菜と同じく、イモ類も味噌汁の定番具材としておすすめです。
- じゃがいも
- さつまいも
- 里芋
- 長芋
イモ類はホクホクとした食感で、味噌汁の中で存在感を発揮してくれます。
味噌の塩気とイモ類の甘味は相性がよく、根強い人気がある味噌汁の具材です。
煮崩れると、汁にとろみが出てさらに食べやすくなります。
その他の野菜
その他の野菜も、味噌汁に良い変化を与えてくれます。
- たまねぎ
- もやし
- たけのこ
- みょうが
たまねぎは、加熱時間に応じた食感の変化が魅力です。
短時間の加熱ではシャキシャキとした歯ざわりの良い食感が、じっくり煮込めばやわらかさとやさしい甘味が楽しめます。
もやしは、袋から出して軽く洗えばすぐに調理できるので、時間のないときの具材におすすめです。
冷蔵庫の残り物の野菜を使うだけで、バリエーション豊かな味噌汁が楽しめます。
きのこ類
きのこ類も、手軽な味噌汁の具材として人気があります。
- えのき
- しいたけ
- しめじ
- なめこ
- 舞茸
きのこは、うま味成分のグルタミン酸やグアニル酸が豊富で、味噌汁に強いうま味を与える具材です。
きのこ自体の味は薄く、他の食材の邪魔をしないので、どんな具材とも相性は抜群。
味噌汁には、何かひとつきのこを入れておくと、美味しさの底上げが期待できます。
海藻類
海藻類は手軽に使える味噌汁の定番具材です。
- わかめ
- あおさ
- もずく
- めかぶ
- おぼろ昆布
海藻類はカロリーが低く、カリウムなどのミネラルが豊富でヘルシーです。
乾燥わかめは、水で戻すだけで手軽に使用でき、忙しいときにも重宝します。
もずくやめかぶは、ぬめりがあり、味噌汁を口当たり良く、食べやすくしてくれる具材です。
海藻は、火を通しすぎず最低限の加熱に留めれば、風味と食感を存分に味わえます。
味噌汁におすすめの変わり種具材
味噌汁は定番の具材だけでなく、少し変わったものを入れても意外と相性良く食べられます。
ここでは、味噌汁に入れることの少ない変わり種の具材を紹介します。
定番の具材に飽きたら、いつもとは少し違った味噌汁を試すのもおすすめです。
ベーコン
洋食に使われることの多いベーコンは、味噌汁にも合う具材です。
ベーコンにしっかりとした塩味とうま味があるので、味噌の量を少なめにしても美味しく仕上がります。
あっさりしがちな味噌汁も、濃厚な風味を持つベーコンを入れると、パンを添えても違和感なく食べられます。
トマト
うま味と酸味を併せ持ったトマトは、サラダだけでなく、味噌汁の具材としてもおすすめです。
トマトに含まれるうま味成分グルタミン酸は、味噌のうま味の主成分でもあり、トマトと味噌は相性抜群。
トマトの味噌汁はさっぱりとしているので、食欲のないときでも美味しく食べられます。
納豆
納豆と味噌は、どちらも大豆から作られる発酵食品で、納豆を味噌汁に入れてもお互いの風味を邪魔しません。
納豆をすりつぶして味噌汁に入れた納豆汁は、東北地方の郷土料理にもなっています。
納豆を入れると味噌汁にとろみが付き、食べやすくなります。
チーズ
チーズも、同じく発酵食品である味噌と相性がよく、うま味たっぷりの味噌汁に仕上がる具材です。
できあがった味噌汁に粉チーズやピザ用のチーズをかけたり、カマンベールチーズを具材にしたりと、さまざまな楽しみ方があります。
味噌汁に入れるとチーズの塩気がまろやかになり、洋風スープのような風味が味わえます。
切り干し大根
煮物の印象が強い切り干し大根も、美味しい味噌汁の具材です。
干した大根は大根の甘味とうま味が凝縮されており、水から入れて煮込めばやさしい甘さの味噌汁ができあがります。
切り干し大根は長期保存が可能なので、新鮮な野菜が手に入らないときの具材としても活用できます。
具沢山の味噌汁を食べるメリット
味噌汁にはさまざまな食材を組み合わせて、具沢山にして食べるのもおすすめです。
ここでは、具沢山の味噌汁を食べるメリットを解説します。
野菜不足解消に役立つ
野菜は加熱するとかさが減り、多くの量を食べられるようになります。
また、茹でると流出しがちな野菜の栄養素も、味噌汁なら煮汁ごと摂れます。
味噌汁なら、野菜の栄養を逃さずに摂取できるのです。
味噌汁なら、味付けや献立に悩むことなく、野菜不足解消に役立てられます。
体があたたまる
温かいものを飲むと、内臓からあたたまり、体の調子を整えてくれます。
とくに、起床後は数時間の絶食状態にあり、体の水分や栄養素が枯渇しがちです。
朝に飲む味噌汁には、ナトリウム、カリウムなどの栄養素や水分を補給する役割もあります。
味噌汁を飲むと体の内側から自然とあたたまり、水分と栄養補給が同時にできるのです。
具材から季節を感じられる
味噌汁は季節に合わせた具材を入れられるのも、メリットのひとつです。
春にはたけのこ、夏にはオクラといったように、旬の食材を楽しめます。
野菜は、旬を迎える季節に栄養価が高まり、入手もしやすくなります。
味噌汁の具材選びに悩んだら、季節の食材を選ぶのもおすすめです。
食べごたえのあるおかずになる
食卓の添え物になりがちな味噌汁も、タンパク質や野菜が豊富な具沢山の味噌汁なら、食べごたえのあるおかずになります。
具沢山の味噌汁は、肉や魚のうま味、野菜の甘味などが溶け出して、シンプルな味噌汁よりも濃厚な味わいです。
多くの食材を組み合わせているため、栄養バランスにも優れます。
具沢山であっても、調理時間は比較的短く済むため、忙しいときに作るおかずとしてもぴったりです。
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