冷凍ご飯の解凍方法|冷凍・解凍のコツや電子レンジ以外の方法も解説

冷凍ご飯の解凍方法|冷凍・解凍のコツや電子レンジ以外の方法も解説

「冷凍ご飯を解凍するとべちゃっとしたり、硬くなったりしておいしくない」

そんな悩みを抱えていないでしょうか。

この記事では、冷凍ご飯をおいしく解凍するコツや方法を、冷凍するときのコツからていねいに解説します。

冷凍ご飯を電子レンジ以外で解凍する方法も紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

本記事では和食の配膳について、基本的な位置とその理由、注意点を解説します。 和食をよりおいしく見せられるのでぜひ最後までご覧ください。

ご飯の保存は冷凍がおすすめ(目安:1ヶ月)

ご飯の保存は冷凍がおすすめ(目安:1ヶ月)

炊き立てのご飯はふっくらしておいしく感じますが、冷めるとボソボソして硬くなります。

この食感の変化は、お米に含まれるでんぷんの変化によるものです。

でんぷんは水と一緒に加熱すると粘り気が出て「糊化」し、ふっくら感や甘味が増します。

しかし、時間が経過すると水分が抜け、でんぷん同士が結びついて硬くなる「老化」が進むのです。

冷蔵庫の設定温度はでんぷんの老化が進む0~4℃とほぼ同じであるため、ご飯の保存には向きません

そのため、ご飯は短時間で温度を0℃以下に下げられる冷凍保存がおすすめです。

なお、冷凍ご飯は1週間を過ぎると味が少しずつ落ちるため、入れっぱなしにせず、1ヶ月以内に食べ切るようにしましょう。

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解凍後もおいしい|ご飯を冷凍するコツ5つ

解凍後もおいしい|ご飯を冷凍するコツ5つ

ご飯はコツを押さえて冷凍することで、解凍後のおいしさに差が出ます。

解凍方法の前に、まずはご飯を冷凍する5つのコツを押さえることから始めましょう。

①ご飯が温かいうちに冷凍する

ご飯をおいしく冷凍するには、冷凍するタイミングが重要です。

ご飯が冷めてでんぷんの老化が始まると食感も味も落ちるため、炊きたてのご飯をラップに包むか、保存容器に入れて冷凍しましょう。

ただし、ご飯が熱いまま冷凍庫に入れるとほかの食材が溶けたり傷んだりします。

冷凍庫に入れるのはご飯の粗熱が取れてからにしましょう。

②1食分ずつ冷凍する

冷凍ごはんは家族の人数分をまとめて解凍したいと思う人もいるでしょう。

しかし、ご飯を一度にたくさん解凍すると解凍ムラができ、加熱しすぎた部分が硬くなったりパサパサしたりします。

そのため、ご飯は1食分ずつ解凍できるよう、茶碗1杯(約150g)ずつに小分けして冷凍しましょう。

ご飯用の冷凍用保存容器であれば、1食分ずつ小分けでき、くり返し使えて便利です。

③なるべく空気を入れない

炊きたてご飯を保存容器に入れるとき、蓋のぎりぎりまで詰めて空気を入れないようにしましょう。

これは、空気が入ると蓋の内側に霜が付きやすく、解凍するときに水分でべちゃべちゃになりやすいからです。

空気が入る隙間ができないよう、ご飯用の保存容器など、1食分にちょうどよいサイズの保存容器を選ぶとよいでしょう。

炊きたてご飯をラップに包むときは、解凍するときに熱が均一に伝わるよう、なるべく平らにして、ぴっちり包みます。

米粒をつぶさないよう、ふんわりご飯をならしながら平らにしましょう。

④におい移りしにくいラップを使う

ご飯を解凍したときに冷凍庫のにおい移りが気になる場合は、ラップの素材を見直してみましょう。

家庭用ラップの素材はおもに2種類あります。

  • ポリ塩化ビニリデン製:湿気、酸素を通しにくい。におい移りしにくい
  • ポリエチレン製:湿気、酸素を通しやすい。においが移りやすい

冷凍ご飯のにおい移りを防ぎたい人は、ポリ塩化ビニリデン製を選ぶとよいでしょう。

ポリエチレンラップを使用する場合は、包んだご飯を冷凍用保存袋に入れるとにおい移りを防げます。

⑤急速冷凍する

ご飯を冷凍するときにでんぷんの老化を防ぐには、ご飯の温度を一気に0℃以下まで下げるのがポイントです。

冷凍庫に急速冷凍機能が付いている場合は、ぜひ使用しましょう。

急速冷凍機能がない場合は、ご飯を金属トレーに乗せたりアルミホイルで包んだりすると、短時間で冷凍できます。 

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冷凍ご飯をおいしく解凍するコツ3つ

冷凍ご飯をおいしく解凍するコツ3つ

冷凍ご飯を解凍するときの3つのコツを、誤解されやすい注意点とともに解説します。

①自然解凍はNG|短時間で解凍する

ご飯は常温に置いてゆっくり解凍すると水分が抜け、表面はべちゃべちゃ、中はパサパサで硬くなってしまうため、自然解凍は避けましょう。

ご飯の解凍は冷凍するときと同じく短時間で行うのが鉄則です。

そのため、冷凍ご飯の解凍には、スピーディーに加熱できる電子レンジが最も適しています。

なお、冷凍ご飯が溶けないよう、解凍直前に冷凍庫から出すようにしましょう。

②まとめて解凍はNG|1食分ずつ解凍する

電子レンジで冷凍ご飯を一度にたくさん解凍すると、解凍にムラができ、味や食感が悪くなります。

一度に解凍する量は1食分(約150g)ずつ、多くても2食分(約300g)までにしましょう。

また、加熱するときは、2つのご飯が重ならないよう注意してください。

③解凍モードはNG|温めモードを使う 

冷凍ご飯を電子レンジで解凍するとき、解凍モードを使うと考える人も多いのではないでしょうか。

解凍モードは凍った食材を生の状態に戻す機能であるため、冷凍ご飯をふっくら温める目的には適していません。

電子レンジで冷凍ご飯を解凍する際は、必ず温めモードを使いましょう。

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電子レンジで|冷凍ご飯の解凍方法

電子レンジで|冷凍ご飯の解凍方法

冷凍ご飯の解凍は、最もスピーディーに効率よく解凍できる電子レンジを使う方法がベストです。

冷凍ご飯の基本的な解凍方法と、2段階で解凍する方法を解説します。

基本の解凍方法|手軽においしく

まずは、電子レンジを使った基本的なご飯の解凍方法を紹介します。

解凍の手順は以下の通りです。

  1. 冷凍ご飯は、解凍する直前に冷凍庫から取り出す
  2. ラップで包んでいる場合はそのまま、タッパーの場合は蓋を一度外してから軽くかぶせ、蒸気の逃げ道をつくっておく
  3. 600Wで3分を目安に加熱する(1食分) 

加熱時間は機種やご飯の量によって異なるため、様子を見ながら調節してみてください。

2段階で解凍する方法|水気を飛ばしてさらにおいしく

ひと手間かけて2段階で解凍すると、ご飯の水気が飛んでさらにおいしく仕上がります。

2段階で解凍する手順は以下の通りです。

  1. 冷凍ご飯は、解凍する直前に冷凍庫から取り出す
  2. ラップで包んでいる場合はそのまま、タッパーの場合は蓋を一度外してから軽くかぶせ、蒸気の逃げ道をつくっておく
  3. 600Wで30秒~1分を目安に、箸でほぐせる柔らかさになるまで加熱する
  4. 3を耐熱の茶碗に移し、箸でほぐして余分な水分を飛ばす
  5. 4にふんわりとラップをかけ、600Wで2分加熱する

この方法で解凍しても水っぽいと感じる場合は、行程5でラップを外して加熱してみてください。

ご飯用ではない深めの保存容器で冷凍すると、解凍したときに底のほうが水っぽくなりやすいため、2段階方式での解凍がおすすめです。

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電子レンジ以外で|冷凍ご飯の解凍方法

電子レンジ以外で|冷凍ご飯の解凍方法

電子レンジを使わずに解凍する場合は、冷凍ご飯を蒸し器やせいろで蒸すとでんぷんの糊化が進み、ふっくらおいしく温まります。

解凍の手順は以下の通りです。

  1. 蒸し器に水を入れ、沸騰させる
  2. 冷凍ご飯のラップを外し、耐熱容器に入れるかクッキングシートに乗せ、蒸し器に入れる
  3. 蓋をして10~15分を目安に、様子を見ながら全体が温まるまで蒸す

蓋から滴る蒸気でご飯がべちゃっとしないよう、蓋に布巾を巻くとよいでしょう。

蒸し器やせいろがない場合は、フライパンや鍋で代用できます。

解凍の手順は以下の通りです。

  1. フライパンや鍋に蒸し板を置き、水を入れて沸騰させる
  2. 冷凍ご飯のラップを外し、耐熱容器に入れるかクッキングシートに乗せ、蒸し板に乗せる
  3. 蓋をして10~15分を目安に、様子を見ながら全体が温まるまで蒸す

蒸し板がない場合は、冷凍ご飯に水がかからないよう深めの耐熱容器や皿に入れて蒸すとよいでしょう。

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まとめ

ご飯をおいしく解凍するためには、冷凍のコツも押さえておく必要があります。

冷凍ご飯をおいしく解凍するコツは以下の通りです。

  • 冷凍も解凍も「短時間で」が鉄則
  • まとめて冷凍・解凍しない
  • 電子レンジの場合は解凍モードではなく温めモードで
  • 電子レンジで水気をしっかり飛ばしたい場合は、2段階に分けて温める

冷凍・解凍のコツを押さえて、解凍後もふっくらおいしいご飯を楽しみましょう。

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