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岡山は、中国地方と四国地方の交通の要として発展したため、農産物や新鮮な野菜を活かした郷土料理が多くあります。
また、「フルーツ王国」とも呼ばれ、瀬戸内海の温暖な気候で育つフルーツが有名です。
この記事では、岡山を訪れたら、ぜひとも食べておきたいおすすめのご当地グルメとご当地スイーツを紹介します。
岡山で食べたいご当地グルメ
まずは岡山ご当地グルメの中から、食事系グルメをご紹介します。
ひるぜん焼きそば
ひるぜん焼きそばは、岡山県北部蒜山(ひるぜん)の名物グルメです。
焼きそばに鶏肉と蒜山高原のキャベツをたっぷり加え、濃厚で甘辛い味噌ダレで味付けされているのが特徴です。
B級ご当地グルメの祭典、第6回B-1グランプリでは1位を受賞したこともある人気のグルメです。
最近では、ひるぜん焼きそばの上に目玉焼きをのせた「あさぜん焼きそば」や、大人向けにスパイシーな味付けをした「よるぜん焼きそば」など、ひるぜん焼きそばの派生系もみられます。
津山ホルモンうどん
津山ホルモンうどんは、岡山県津山地域に根ざしているB級ご当地グルメです。
自家製の濃厚ダレで味付けされ、ぷりぷりの新鮮なホルモンが入った津山ホルモンうどんは、栄養満点で夏の暑い日にはスタミナ料理としても食べられています。
濃厚な味わいは、ビールにもピッタリです。
津山地域には、津山ホルモン焼きそばを提供している店舗が50軒以上もあります。
たまの温玉めし
たまの温玉めしは、岡山県玉野市のB級グルメです。
玉野市名産の穴子を甘辛い蒲焼のタレで炒め、温泉卵をトッピング。
温泉卵のまろやかさと甘辛く味付けされた穴子ごはんは、相性抜群です。
穴子にはビタミンAやビタミンEが多く含まれており、美肌効果や夏バテ予防にも効果があります。
おかやまデミカツ丼
岡山の有名なご当地グルメのひとつ、おかやまデミカツ丼。
サクサクのカツに、デミグラスソースをたっぷりかけていただきます。
おかやまデミカツ丼を食べられる場所は、岡山市内を中心に県内30店舗以上あります。
カツをソースにくぐらせてからごはんにのせたもの、キャベツを敷いたもの、生卵やグリンピースをトッピングしたものなど、お店ごとに個性が楽しめるのも魅力です。
デミグラスソース自体も、お店によってこってりしていたり、トマトベースだったりとさまざまです。
ばら寿司
岡山の備前地方で、お祭りやお祝い時のハレの日に食べられている郷土寿司です。
瀬戸内海の海の幸や旬の野菜をたくさんのせた華やかなお寿司で、「まつりずし」とも呼ばれ、まつりずしを蒸して「ぬくずし」として食べることもあります。
ばら寿司は、江戸時代に岡山藩主池田光政によって出された「食膳は一汁一菜とする」というお触れに庶民が反発し、たくさんの具をのせても「一菜」とした庶民の知恵から生まれたといわれています。
時季や家庭によって入れる具材はさまざま。具材ひとつひとつが大きいのも特徴です。
県内の料理店やすし屋で食べることができるほか、スーパーのお惣菜コーナーでも販売されています。
ままかり寿司
ままかりとは、「サッパ」と呼ばれる10~15cmほどのニシン科の小魚です。
10月ごろに脂がのり、旬を迎えます。
「ママ(ごはん)をカリ(借り)に行くほどおいしい」といわれていることが、ままかりの語源とされています。
ままかり寿司は、ままかりを二枚におろし、酢でシメて握り寿司にしたもの。
農林水産省が選定した「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれており、岡山ではばら寿司同様にハレの日によく食べられているごちそうです。
えびめし
えびめしは、岡山で人気のご当地洋食グルメです。
デミグラスソースで炒めたごはんに、ぷりぷりのえびが入っています。
東京のカレーショップで修行していたシェフが、出身の岡山にレシピを持ち帰り、アレンジを加えて提供したところ、人気に火がつき岡山ご当地グルメのひとつになりました。
岡山では、えびめしをオムライスにしたものやえびめしにカレーをかけたもの、えびめしのコロッケなど、さまざまなアレンジが楽しめます。
また、ラーメンのサイドメニューやさまざまなおかずに、えびめしが出てくることもあります。
笠岡ラーメン
岡山県笠岡市は「ラーメンのまち笠岡」ともいわれており、ラーメン店も多く、ラーメン店巡りをする人に人気の場所です。
笠岡ラーメンの特徴は、鶏をふんだんに使用していることです。
スープに鶏ガラだしが使われていることや、チャーシューも鶏をつかっています。
笠岡市は、戦前から養鶏と製麺が盛んな地域だったので、ラーメンに鶏が使われることも多く、「鶏そば」や「鶏ラーメン」「かしわラーメン」ともいわれています。
美咲たまごかけごはん
岡山県美咲町が発祥の地ともいわれる、たまごかけごはんです。
たまごかけごはんの聖地ともいわれており、年間7万人以上の人たちがたまごかけごはん目当てに美咲町を訪れます。
たまごかけごはんは、シンプルな料理だけに、素材が大切です。
美咲町には西日本最大級の養鶏場があり、新鮮な産みたて卵を味わえます。
また、お米は町内で育てられた棚田米を使用し、しょうゆや味噌、漬物も地元のものを使用するこだわり。
たまごかけごはんに合うよう作られた、しそ・のり・ねぎの3種類のタレも人気で、「たまごかけごはんは、このタレで食べたい」というファンもいるほどです。
備前カレー
備前カレーは、岡山県を代表する陶器「備前焼」のお皿で提供されるカレーのことです。
備前焼のお皿を使って提供していれば、すべて備前カレーになるのですが、最近は岡山の食材をふんだんに使ったご当地オリジナルカレーも提供されています。
食材には、備前牛や近海でとれた魚介などを使用しているものもや、岡山でとれた季節のフルーツを使ったユニークなカレーもあります。
日生カキオコ
海と山に囲まれた小さな漁師町、備前市日生町で有名なご当地グルメは、カキのお好み焼き、通称「カキオコ」です。
この地域はカキの養殖が盛んで、小さなカキや傷ついたカキを漁師町の人たちがお好み焼きに入れて食べていたのが始まりといわれています。
カキのシーズンである10月から3月は、ぷりぷりのカキがぜいたくに入ったカキオコが楽しめます。
殻を剥いたばかりのカキは、焼いても縮みにくく、ジューシーな味わいです。
冷凍カキを使うことで、通年食べられる店もありますが、カキのオフシーズンである夏場にはえびを使った「エビオコ」もおすすめです。
岡山で食べたいご当地スイーツ
岡山には、ご当地の食材を使ったユニークなスイーツも多くあります。
岡山を訪れたら、ぜひご当地スイーツも楽しんでください。
フルーツパフェ
岡山は「フルーツ王国」ともいわれるほど、フルーツの生産が盛んです。
そのようなフルーツを一年中楽しんでもらおうと、2009年に「フルーツパフェの街おかやま」が岡山市内でスタートしました。
白桃を丸ごと使用したものやマスカットがたくさんのせられたもの、カットフルーツの断面が美しいものなど、魅力あるパフェが多くあります。
クッキーやマカロンなどで可愛くデコレーションされたものもあり、店舗ごとに見た目も味も個性豊かなフルーツパフェを提供しています。
フルーツパフェを提供しているお店は30店舗以上。
白桃やピオーネ、マスカットをはじめとして、季節ごとにパフェに使用するフルーツが変わるため、何度お店を訪れても飽きずに楽しめます。
カキフライソフト
カキフライソフトクリームは、備前市日生町の魚市場「五味の市」で販売されているご当地スイーツです。
ソフトクリームにカキフライが2個トッピングされ、小豆島の甘口刺身しょうゆがアクセントになっており、ビジュアル的にインパクト大。
ソフトクリームはカキフライに合うように、甘さ控えめです。
カキフライは冷ましてあるので、ソフトクリームが溶けることはありません。
カキフライにソフトクリームをディップして食べます。
海のミルクともいわれるカキと、陸のミルクのコラボレーションは、クリーミーさがマッチしており、ぜひ一度岡山に訪れる際は食べてみるとよいでしょう。
ごぼうプリン
倉敷市連島町の特産品である、連島ごぼうと地元の新鮮なたまご、蒜山のジャージー牛乳をたっぷり使用して作られたごぼうプリンは、岡山のご当地スイーツです。
ごぼうにはミネラルが豊富に含まれているため、健康志向な人にもおすすめ。
ごぼう独特の風味と自然な甘みを活かした、なめらかなプリンです。
ごぼうを使用している珍しいプリンなので、過去多くのマスメディアにも取り上げられています。
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