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塩味がついたサバは塩サバと呼ばれ、生サバと比較しても塩で水分が抜けていることから、臭みが少なく食べやすいとされています。
塩サバは焼き方次第で美味しさに大きな違いが現れるため、正しい焼き方について把握しておくことが大切です。
本記事では、塩サバをフライパン・グリル・オーブントースターで美味しく焼く方法について解説します。
自宅で本格的な塩サバを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
フライパンを使った塩サバの焼き方
ここでは、フライパンを使った一般的な塩サバの焼き方を紹介します。
塩を馴染ませる一手間を加えることで、仕上がりのクオリティが上がります。
また、グリルと違い調理後の後片付けが楽な点も魅力です。
お好みで大根おろしを付け合わせることで、あっさりいただけるだけでなく、見た目にも華やかな仕上がりになるでしょう。
材料
- サバ(切り身):1切れ
- 塩:適量
- 大根:150g
- サラダ油:大さじ1
手順
- 大根をすりおろして、軽く水気を切っておく
- サバの皮目に2cm幅で切れ目を入れ、全体に薄く塩をふる
- 塩をふったサバは10〜15分程度おいておく
- 時間が経ったらキッチンペーパーで水気を拭き取ったあと、再度全体的に塩をまぶす
- サラダ油で熱したフライパンに、皮目を下にしたサバを入れて焼き色が付くまで中火で4〜5分程度焼く
- サバを裏返して弱火で4〜5分程度焼く
- 器に大根おろしとサバを盛り付けたら完成
グリルを使った塩サバの焼き方
ガスレンジに付いているグリルを使った塩サバの焼き方を紹介します。
塩サバは、効率的に熱を伝えるグリルを使うことで、中までしっかり火の通った、ふっくらした仕上がりになります。
また、グリルを使うことでサバに含まれる水分や脂が流れやすいため、表面をパリッとした焼き上がりにできるでしょう。
調理の後片付けに多少の手間がかかりますが、本格的な塩サバを楽しみたい方はぜひ試してみてください。
材料
- サバ(切り身):1切れ
- 塩:適量
手順
- キッチンペーパーで血合いや身から出るドリップを拭き取る
- サバ全体にまんべんなく塩をふる
- グリルの網に塩サバの皮が張り付かないように、強火で2〜3分程度予熱して温める
- 両面焼きグリルの場合は、皮目を上にして中~強火で6~7分程度、片面焼きグリルの場合は、皮目を下にして中~強火で4~5分程度焼き、裏返して再度4~5分程度焼く
- 器にサバを盛り付けたら完成
オーブントースターを使った塩サバの焼き方
オーブントースターを使ってできる、手軽なサバの焼き方を紹介します。
調味液に漬け込む一手間を加えると、皮が通常よりもサクサクに仕上がります。
トースターによって焼き加減は異なるため、様子を見ながら慎重に焼くようにしましょう。
材料
- サバ(切り身) :1切れ
- みりん:大さじ1
- 料理酒:大さじ1
- すりおろし生姜:小さじ1/2
- 大葉 :1枚
- 大根おろし:150g
- レモン (薄切り):1切れ
手順
- 大根をすりおろして、軽く水気を切っておく
- ジッパー付きの保存袋にみりん、料理酒、すりおろし生姜を入れて混ぜ合わせ、その中にサバを加える
- 空気を入れないように封を閉じて、冷蔵庫に30分程度おく
- 天板にアルミホイルを敷き、皮面を上にしたサバを置く
- オーブントースターで皮面に焼き色が付くまでを目安に15分程度加熱する
- 大葉を敷いた器にサバと大根おろし、レモンを盛り付けて完成
塩サバを美味しく焼くコツ
塩サバの美味しさは、焼き方や下準備によって大きな差が生まれます。
ただ火にかけて放置しておく焼き方では、塩サバの美味しさは引き出せません。
塩サバを美味しく焼くためのコツについて、いくつか確認していきましょう。
塩で水分を抜く
サバには独特の臭いがありますが、調理前に塩をまぶしてサバの水分を抜いておくことで、臭みを抑えてくれる効果があります。
サバの皮目に切れ目を入れ、全体に塩をふったら10〜15分程度放置しましょう。
すると、サバから水分が抜けてきますが、抜けた水分は魚特有の臭いの原因となるので、キッチンペーパーでしっかりと拭き取ることが大切です。
また、塩で水分を抜くと、より身が引き締まったり、身崩れを防止できたりする効果も期待できます。
青魚は臭いがきついと美味しさも半減してしまうので、ぜひ調理前に一手間かけて下準備をしましょう。
皮から焼く
塩サバは皮からじっくり焼くことで、パリッとした皮の食感を楽しめます。
また、サバを盛り付ける際は、皮を上にして盛り付けることが一般的です。
皮に綺麗な焼き色がついていれば、料理全体の見た目も美しく仕上がります。
そのため、見栄えの面でも塩サバは皮から焼くのがおすすめです。
焼きムラがないように均一に焼く
塩サバを焼く際は、焼きムラがないようになるべく均一に焼くことを意識してください。
焼きムラがあると、料理の風味や食感に統一感がなくなり、見た目でも不格好になるでしょう。
とくに、魚は身が反っていたり、骨が出ていたりするため、場所によって接地面積に違いが生まれます。
そのため、火が通りづらい箇所は、箸で押したり、フライパンの側面を使ったりして、焼きが甘い箇所がないように調節することが大切です。
焼きムラがなく綺麗に焼き上がった塩サバは、見た目からも食欲をそそられるでしょう。
味はもちろん、見た目にもこだわりたい方は、焼きムラのない焼き方を意識してみてください。
塩サバを裏返したら油を拭き取る
塩サバを焼いていると、片面が焼けた段階で多くの油が出ているはずです。
余分な油は臭いの元となるため、塩サバを裏返したタイミングでキッチンペーパーを使い、身やフライパンの油をしっかり拭き取りましょう。
この一手間によって、料理全体の風味を向上させ、より美味しい塩サバを楽しめます。
青魚の独特な臭いが苦手な方は、ぜひ試してみてください。
冷凍塩サバの焼き方は?
塩サバを冷凍保存している場合は、解凍せずにそのまま焼いても調理ができます。
解凍の工程が必要ないため、下準備の手間がかかりません。
冷凍塩サバを焼く際は、サラダ油で熱したフライパンに皮目を下にした冷凍塩サバを入れ、1分程度放置しましょう。
その後、料理酒を大さじ1加え、中火で5分程度蒸し焼きにします。
余分な水分をキッチンペーパーで拭き取ったら、塩サバを裏返して中に火が通るまで2〜3分程度焼いたら完成です。
また、グリルで焼く際は、皮目を下にして8分程度中火で焼きましょう。
その後、裏返したら上にアルミホイルを乗せて5分程度焼きます。
目安の5分間が経過したら、アルミホイルを外して、2分程度焼けば完成です。
冷凍済みのサバでも美味しく調理できるので、ぜひ試してみてください。
塩サバが塩辛い場合は?
塩サバに塩辛さを感じる場合や減塩したい場合は、下準備として塩抜きをしましょう。
塩抜きは、濃度が1.5%程度の食塩水に約1~2時間漬けることで行えます。
真水で塩抜きをしてしまうと、水っぽくなったり、苦味が強くなったりするため、必ず食塩水を活用しましょう。
また、水、酒、みりんを使った塩抜き方法もあります。
水、酒、みりんを混ぜたバットに塩サバを入れ、両面を馴染ませた状態で冷蔵室に一晩おいておきましょう。
一晩経ったら、取り出してキッチンペーパーで水気を拭き取ることで、塩サバの塩辛さを抑えてくれます。
酒とみりんを使った方法では、塩サバ自体に甘みや旨みが増すだけでなく、独特の臭みも低減してくれるので、ぜひ活用してみてください。
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