目次
塩サバは、焼き方次第で美味しさに大きな違いが出るため、正しい焼き方を把握することが大切です。
グリルで焼いたら焼き網にくっついた、フライパンで焼くと脂っぽくなった、トースターで焼いたら焦げた…
このような失敗経験を持つ方も多いでしょう。
本記事では、塩サバをフライパン・グリル・オーブントースターで美味しく焼く方法について解説します。
さらに、塩抜きや冷凍保存方法も紹介するので、自宅で本格的な塩サバを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
塩サバを焼く前の下ごしらえ

塩サバは、焼く前の下ごしらえも大切です。
ここでは下ごしらえの方法について、以下の3点を解説します。
- 用意するもの
- 手順
- ポイント
用意するもの
- サバ:半身(※)
- 塩:適量
- キッチンペーパー
※半身:頭を落として2枚または3枚におろしたサバの片面のこと
手順
- サバを半分に切って皮面に2cm幅の切れ目を入れる
- 全体に薄く塩をふって10〜15分程度置く
- キッチンペーパーで水分を拭き取る
- 再度全体に塩をふる
ポイント
サバは非常に傷みの早い魚なので、できれば塩焼きにする当日に購入するのがベストです。
また、皮面に切れ目を入れることで、焼いたときに皮が破れにくくなります。
塩の量は、魚の重さの約1%が目安なので、たとえば魚が100gならひとつまみ程度(小さじ1/6)になります。
塩をふる際は皮面だけでなく、必ず両面均一にふってください。
出てきた水分には臭みが含まれているため、キッチンペーパーでしっかりと拭き取りましょう。
塩サバの美味しい焼き方

ここからは、塩サバの美味しい焼き方を3種解説します。
- フライパンを使った塩サバの焼き方
- グリルを使った塩サバの焼き方
- オーブントースターを使った塩サバの焼き方
フライパンを使った塩サバの焼き方
フライパンを使って美味しく塩サバを焼く方法を解説します。
材料
- 下処理済みの塩サバ:1切れ
- 大根おろし:150g
- クッキングシートまたはフライパン用アルミホイル(ない場合はサラダ油大さじ1)
手順
- 大根をすりおろして、軽く水気をきっておく
- フライパンにクッキングシートまたはフライパン用アルミホイルを敷き、塩サバの皮面を下にして置く。(クッキングシートやアルミホイルがない場合は、サラダ油を熱してから塩サバを置く)
- 焼き色が付くまで中火で4〜5分程度焼く
- 塩サバを裏返して弱火で4〜5分焼く
- 器に大根おろしとサバを盛り付ける
フライパンで焼くメリットと注意点
フライパンで焼く第一のメリットは、グリルに比べて後片付けが楽なことです。
また、皮面をパリッと香ばしく焼き上げるにもフライパンがおすすめです。
さらに、クッキングシートやフライパン用アルミホイルを使うと、油を使わないのでヘルシーな上、フライパンに魚がくっつかずにきれいに焼き上がります。
また、フライパンには蓋をせずに焼くのがおすすめです。
蓋をしないことで皮が香ばしくパリッと焼き上がり、蓋なしでも身のしっとり感は保てます。
クッキングシートやアルミホイルを使わずに焼く場合は油を薄めに引き、しっかりとフライパンを熱してから焼くようにしましょう。
グリルを使った塩サバの焼き方
次に、グリルを使って焼く方法を解説します。
材料
- 下処理済みの塩サバ:1切れ
- 大根おろし:150g
手順
- 大根をすりおろして、軽く水気をきっておく
- グリルの網を強火で2〜3分程度予熱する
- 両面焼きグリルの場合は、皮面を上にして中〜強火で6〜7分程度焼く。
片面焼きグリルの場合は、皮面を下にして中〜強火で4〜5分程度焼き、裏返して再度4~5分程度焼く - 器に大根おろしと塩サバを盛り付ける
グリルで焼くメリットと注意点
グリルを使って塩サバを焼くメリットは、強火で一気に焼き上げるので皮面にきれいな焼き色が付き、身がジューシーに仕上がることです。
しかも、余分な脂は下に落ちて脂の乗った塩サバもさっぱりとした味わいになり、ヘルシーに焼くことができます。
反面、グリルで焼く注意点は網にくっつきやすいことです。
サバを入れる前にグリルを十分に予熱すると、網にくっつくのを防げます。
また、グリルは火力が強いので焼き過ぎると身がパサパサになってしまうため、注意しましょう。
オーブントースターを使った塩サバの焼き方
次に、オーブントースターで手軽に焼く方法を解説します。
サバを調味液に漬け込むことで、皮がサクサクの食感に仕上がります。
材料
- サバ:1切れ
- 大根おろし:150g
- みりん:大さじ1
- 料理酒:大さじ1
- すりおろし生姜:小さじ1/2
- 大葉 :1枚
- レモン (薄切り):1切れ
手順
- 大根をすりおろして、軽く水気を切っておく
- ジッパー付きの保存袋にみりん、料理酒、すりおろし生姜を入れて混ぜ合わせ、その中にサバを加える
- 空気を入れないように封を閉じて、冷蔵庫に30分程度置く
- オーブントースターの天板にアルミホイルを敷き、皮面を上にしたサバを置く
- 皮面に焼き色が付くまでを目安に15分程度加熱する
- 大葉を敷いた器にサバと大根おろし、レモンを盛り付けて完成
オーブントースターで焼くメリットと注意点
オーブントースターで焼くメリットは、何といっても手軽さです。
特に一人暮らしや少人数の家庭には、後片付けの手間が大幅に省けるのでおすすめです。
さらに、温まるのが早くてスペースを取らないのも、オーブントースターのメリットだといえます。
ただし、脂に火が付くと火災につながることに注意が必要です。
必ず天板やアルミホイルを使って、脂が落ちるのを防ぎましょう。
また、庫内が狭いため焦げやすいという欠点があります。
必要に応じてサバにアルミホイルを被せると、焦げ付きを防ぐことができます。
また、オーブントースターは機種によって火力が異なるので、様子を見ながら焼き時間を調整しましょう。
冷凍塩サバの焼き方と注意点

次に、冷凍塩サバの美味しい焼き方と注意点を紹介します。
冷凍の場合も基本は同じですが、多少のコツがあるので参考にしてください。
冷凍塩サバの焼き方
塩サバを冷凍保存している場合は、解凍せずにそのまま焼いて調理しましょう。
解凍の必要がないため、下準備の手間がかかりません。
冷凍塩サバを焼く際は、サラダ油を熱したフライパンに皮面を下にして置き、1分程度放置します。
その後、料理酒大さじ1を加え、蓋をして中火で5分程度蒸し焼きにしてください。
料理酒を加えて蒸し焼きにすることで、ふっくらと焼け、冷凍でも中までしっかりと火が通ります。
5分経過後、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取り、塩サバを裏返して中に火が通るまで2〜3分程度焼いたら完成です。
また、グリルで焼く場合は、皮面を下にして8分程度中火で焼きましょう。
その後、裏返したら上にアルミホイルを乗せて、5分程度焼きます。
約5分経過したらアルミホイルを外し、さらに2分程度焼けば完成です。
冷凍塩サバを焼く注意点
冷凍塩サバは解凍せずに焼くのがポイントです。
解凍するとドリップと一緒に旨味が逃げて、パサついてしまうからです。
また、余分な水分が残っていると臭みの原因になるため、しっかりと拭き取ることも大切です。
さらに、皮面を焼いている間はできるだけ触らないようにすると、皮が破れずきれいに仕上がります。
塩サバを美味しく焼くコツ

塩サバの美味しさは、焼き方や下準備によって大きな差が生まれます。
ただ火にかけて放置するだけでは、塩サバの美味しさは引き出せません。
塩サバを美味しく焼くための3つのコツを紹介します。
- 皮から焼く
- 焼きムラがないように均一に焼く
- 塩サバを裏返したら油を拭き取る
皮から焼く
塩サバは、皮面からじっくり焼くことが大切です。
なぜなら、サバを盛り付ける際は、皮を上にするのが一般的だからです。
皮にきれいな焼き色がついていれば、料理全体の見た目も美しく仕上がります。
また、皮がしっかり焼けていると、パリッとした食感が楽しめるのも皮面から焼く理由のひとつです。
見栄えと食感の両方において、塩サバは皮面から焼くのがコツだといえます。
焼きムラがないように均一に焼く
塩サバを焼く際は、焼きムラがないようになるべく均一に焼くことを意識してください。
焼きムラがあると、料理の風味や食感に統一感がなくなり、見た目も不格好になるからです。
火が通りにくい箇所は、箸で押したりフライパンの側面を使ったりして、焼きが甘くならないように調節しましょう。
焼きムラのないきれいな塩サバは、見た目からも食欲をそそられます。
味はもちろん見た目にもこだわりたい方は、焼きムラが出ないように意識してみてください。
塩サバを裏返したら油を拭き取る
塩サバを焼いていると、片面が焼けた段階で多くの油が出ているはずです。
余分な油は臭みの原因となるため、塩サバを裏返したタイミングでキッチンペーパーを使ってしっかり拭き取りましょう。
この一手間によって、料理全体の風味を向上させ、より美味しい塩サバを楽しめます。
青魚の独特な臭いが苦手な方は、ぜひ試してみてください。
塩サバが塩辛い場合の塩抜き方法

塩サバに塩辛さを感じる場合や減塩したい場合は、塩抜きをしましょう。
ここでは、塩抜きの方法を2つ解説します。
- 塩水に漬ける
- 水・酒・みりんに漬ける
塩水に漬ける
塩水で塩抜きをする場合は、以下の手順で行います。
- バットに水と、水に対して1〜1.5%の塩を入れ、よく溶かす
- 塩サバを入れて両面を塩水になじませる
- ラップをかけて冷蔵庫の冷蔵室で一晩置く
焼く前にはキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取りましょう。
真水で塩抜きをしてしまうと、水っぽくなったり、苦みが強くなったりするため、必ず食塩水を使うことが大切です。
水・酒・みりんに漬ける
水・酒・みりんに漬けて塩抜きをする場合は、以下の手順で行います。
- バットに水・酒・みりん(水500ccに対して酒・みりんは各大さじ2と1/2)を入れて混ぜる
- 塩サバを入れて両面に液をなじませる
- ラップをかけて冷蔵庫の冷蔵室で一晩置く
焼く前にはキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取りましょう。
酒とみりんを使った方法では、塩サバの塩辛さを抑えるとともに甘みや旨味が増して、独特の臭みも軽減されます。
塩サバを冷凍保存する方法

塩サバが余ってしまったとき、どのように保存していますか?
塩サバは傷みやすい食材なので、冷凍保存がおすすめです。
ここでは、下処理後の塩サバと焼いた塩サバの冷凍方法を解説します。
下処理後の塩サバを冷凍する場合
下処理後の塩サバの冷凍は以下の手順で行います。
- 表面の水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取る
- 1切れずつラップに包む
- 冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて口を閉じる
- 冷凍庫で保存する
保存期間の目安は約1ヶ月です。
焼く際は、解凍せずにそのまま調理しましょう。
焼いた塩サバを冷凍する場合
焼いたあとの塩サバも冷凍保存が可能です。
手順は以下の通りです。
- 熱いうちに1切れずつラップでぴったりと包む
- 冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて口を閉じる
- 冷凍庫で保存する
保存期間の目安は約1ヶ月です。
熱いうちにラップに包むのは、蒸気を閉じ込めて魚の水分を保つためです。
できるだけぴったりと空気に触れないように包むことで、乾燥が防げます。
サバの塩焼きのアレンジレシピ

ここからは、サバの塩焼きにひと手間加えたアレンジレシピを2つ紹介します。
どちらも簡単で美味しくできるので、ぜひお試しください。
生姜の絞り汁を足してさっぱりと
酒を使うことで塩サバがふっくらと焼き上がり、さらに生姜の香りがサバの臭みを消してさっぱりとした味わいになります。
生姜の千切りや大葉を添えるのも良いでしょう。
材料
- 下処理済みの塩サバ:1切れ
- 酒:大さじ1
- 生姜の絞り汁:少々
- 生姜の千切りや大葉(お好みで)
作り方
- 酒と生姜の絞り汁をバットまたは深さのあるお皿に入れて混ぜる
- 下処理済みの塩サバを10分程度漬け込む
- グリルやフライパンで焼く
- 好みで、生姜の千切りや大葉を添えて皿に盛りつける
お弁当には甘酢あんで絡めて
甘酢あんを絡めることでサバ特有の臭いがなくなるので、お弁当にもぴったり。
骨抜きされたサバを使うのがおすすめですが、手に入らない場合は焼いてから骨を抜いた方が簡単です。
子どものお弁当用には豆板醤抜きでも。
材料
- 下処理済みの塩サバ(骨を抜いたもの):1切れ
- トマトケチャップ:大さじ1
- 酢:小さじ1
- 砂糖:小さじ1
- 塩・こしょう:少々
- 水:小さじ2
- 鶏がらスープの素:少々
- 片栗粉:小さじ1/4
- 豆板醤(好みで):少々
作り方
- 塩サバをグリルやフライパンで焼く
- 塩サバ以外の材料を小鍋で煮詰める
- 片栗粉を水小さじ1/2で溶いた水溶き片栗粉を入れて、とろみをつける
- 塩サバに③を絡める
まとめ
塩サバは生サバと比較して、塩で水分が抜けていることから臭みが少なく、食べやすいとされています。
本記事では、フライパン、グリル、オーブントースターを使った塩サバの焼き方を詳しく解説しました。
それぞれの焼き方にメリットと注意点がありますが、決して難しくはありません。
また、下処理や冷凍保存の方法、アレンジレシピなども参考にしていただけると幸いです。
栄養豊富で手軽に楽しめる塩サバを、ぜひ毎日の食卓に取り入れてください。













