ふるなびスタッフ
目次
野菜の旬とは、その野菜を美味しく食べられる季節のことです。
旬を迎えた野菜は、栄養が豊富で生で食べても美味しさを感じられるほどです。
この記事では、野菜の旬の概要について解説します。
また、旬の野菜を購入するメリットや季節別のおすすめ野菜などについても取り上げているため、野菜が好きな方、どの野菜を購入するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
野菜の旬とは？
野菜の旬とは、その野菜を美味しく食べられる季節のことです。
「旬」という言葉自体は、野菜をはじめとして、果物や魚などさまざまな食材で用いられています。
旬の時期を迎えた野菜は、美味しさが増すだけでなく、栄養素も豊富になるため、積極的に食べることをおすすめします。
野菜の旬は産地によって異なる
季節によって旬を迎える野菜は異なりますが、じつは産地によっても野菜の旬は異なります。
なぜなら、日本の国土が南北に長く、気候も北と南では異なるためです。
そのため、同じ野菜でも、産地が違うと旬を迎えるタイミングが異なります。
スーパーなどで販売されている野菜には産地も表示されているため、産地を考慮することで旬の野菜を見分けやすくなるでしょう。
旬の野菜を購入するメリット
旬の野菜を購入することでさまざまなメリットを得られます。
ここでは具体的にどのようなメリットがあるのか解説します。
味が濃く美味しさを感じられる
旬の野菜は、栄養素を豊富に含んでおり、味も濃いため、食べていて美味しさを感じられる点が特徴です。
調味料を少なくしても、野菜本来の美味しさを楽しめます。そのまま生で食べても美味しいでしょう。
野菜が苦手な方でも、旬の野菜であれば美味しく食べられるかもしれません。
栄養価が高い
野菜によっては通年で市場に出回っているものもありますが、同じ野菜でも季節によって栄養の含有量が異なります。
そして、旬の野菜は栄養がとくに高い点が特徴です。
また、その季節に求められる栄養素を豊富に含んでいます。
例えば、夏場に旬を迎える野菜は水分やカリウムなど体を冷やしてくれるものが多く、冬に旬を迎える野菜は、根菜類のように体を温めてくれるものが多くなっています。
価格が安い
旬の野菜は収穫量が多いため、市場に出回る数が多く値段も比較的やすい点が特徴です。
旬の野菜＝高いというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、むしろその逆であるため、ぜひ積極的に購入してみてください。
季節別！野菜の旬を紹介
ここでは季節別におすすめの野菜を紹介します。
季節の変化とともに、旬を迎える野菜も変化します。
美味しい野菜をベストなタイミングで食べるためにも、ぜひ参考にしてください。
春に旬を迎える野菜
春に旬を迎える主な野菜は以下の通りです。
- キャベツ
- アスパラ
- 玉ねぎ
キャベツは、1年中購入できる野菜ですが、旬は春です。
春キャベツは柔らかくて甘みがあり、サラダにもおすすめです。
ビタミンCやKなどの栄養素も豊富に含んでいます。芯まで食べられるため、残さず使い切りましょう。
アスパラは、歯ごたえと甘みが特徴の野菜です。
グリーンアスパラは春先から5月ごろにかけて、ホワイトアスパラは4月下旬から6月中旬ごろにかけて市場に出回ります。
アスパラギン酸やβカロテン、ビタミンK、葉酸などの栄養が豊富に含まれています。
選ぶ際は、太さが均一で、穂がピンとしているものを選びましょう。
玉ねぎは、3〜5月にかけて旬を迎える野菜です。
甘みと辛みの両方を備えている点が特徴で、炒め物や煮物、サラダなどさまざまな料理に活用できます。
玉ねぎに含まれる硫化アリルはビタミンB1やアリシンの生成をサポートしてくれるため、疲労回復や健康のためにも重要な野菜だといえます。
夏に旬を迎える野菜
夏に旬を迎える主な野菜は以下の通りです。
- レタス
- トマト
- なす
レタスは6〜9月にかけて旬を迎える野菜です。
シャキシャキとした食感はもちろん、ほんのりと感じられる甘みも特徴だといえます。
生食にも適しており、サラダにもおすすめです。
食物繊維やミネラルなどを含んでいるため、便秘やむくみに悩んでいる方はぜひ食事に取り入れてみてください。
トマトは、夏の定番野菜の1つです。
6〜8月にかけて旬を迎えるトマトは、甘みと酸味を感じられます。
サラダをはじめとして、スープやジュース、煮込み料理などその用途は多岐に渡ります。
トマトを選ぶ際は、重みがあり、ヘタの緑が濃いものを選びましょう。
なすは、6月ごろから収穫される夏なすと、9月ごろから収穫される秋なすに分けられます。
「秋なす」の名称が有名であるため、なす＝秋のイメージを持っている方もいるかもしれませんが、夏に食べても美味しい野菜です。
いい意味で味に個性がないため、炒め物や煮込み料理、揚げ物などさまざまな料理で活躍してくれます。
なすを選ぶ際は、表面の皮の色が濃く、なめらかでツヤとハリのあるものがおすすめです。
秋に旬を迎える野菜
秋に旬を迎える主な野菜は以下の通りです
- しいたけ
- にんじん
- さつまいも
しいたけは、料理の具材としてはもちろん、だしとしても活用できるなど、食卓で重宝する野菜です。
9〜11月にかけて旬を迎えるしいたけは香りの良さも特徴だといえます。
生のしいたけなら炒め物や天ぷらとして、干ししいたけは煮物や佃煮などで食べてみてください。
しいたけ選びのポイントは、肉厚であるか、かさが開きすぎていないかどうかです。
にんじんは、緑黄色野菜の中でも代表的な野菜であり、多くの食卓で食べられています。
10〜12月にかけて旬を迎えるにんじんは、甘みが強く、苦味や酸味はないため生でも食べられる点が特徴です。
そのため、サラダに入れても美味しいでしょう。また、煮物やお菓子作りなどでも活躍してくれます。
βカロテンやビタミンCなどを豊富に含んでいるため、免疫力アップにもおすすめです。
さつまいもは、9〜11月ごろにかけて旬を迎えます。
甘みを備えた野菜であるため、料理だけでなく、デザートにもおすすめの食材です。
また、食物繊維やビタミンC・E・B6などの栄養素も豊富に含んでいます。
炭水化物も含んでいるため、米やパンなどの主食の代わりにもなるでしょう。
冬に旬を迎える野菜
冬に旬を迎える主な野菜は以下の通りです。
- 白菜
- 春菊
- 大根
白菜は、冬の野菜の代表格ともいえる存在です。
11〜2月にかけて旬を迎える白菜は、甘みと食感が特徴だといえます。
味にクセがないため、鍋物やスープ、炒め物など幅広い料理に活用可能です。
また、ビタミンCを豊富に含んでいるため、冬の風邪予防にも役立つでしょう。
購入する際は、重みのあるものを選んでください。
また、カットされた白菜の場合は、断面の芯の高さが3分の1以下のものがおすすめです。
春菊は、「春」とついていますが、旬は冬です。
香りとほんのりと感じられる苦味が特徴の春菊は、主に鍋料理で使用されます。
冷えた体を温める鍋料理は冬に欠かせません。そんな鍋を春菊の緑が彩ってくれます。
また、鍋以外にも、ベーコンやアボカドなどの食材と一緒にサラダにしても美味しく食べられます。
選ぶ際は、緑色が濃くてツヤのあるものがおすすめです。
大根は、煮物から炒め物、すりおろしなどさまざまな料理で活躍してくれる万能野菜です。
1年を通して購入できますが、旬は12〜2月となっています。
また、葉の部分にはビタミンが豊富に含まれているため、余すことなく全てを美味しく食べることが可能です。
大根は、太くてハリとツヤがあるものを選びましょう。
また、重みがある大根は水分を豊富に含んでいるため、美味しく食べられます。
まとめ
今回は、野菜の旬について解説しました。
野菜の旬とは、その野菜を美味しく食べられる季節のことです。
旬の野菜は、栄養が豊富で美味しさを感じやすいほか、比較的安価であるなどさまざまなメリットがあります。
旬は季節によって異なるため、今回紹介したように、1年を通してさまざまな野菜を楽しんでみてください。
