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「カリフラワーの茹で時間は何分が適当?」
「カリフラワーが煮崩れたり固すぎたりしない茹で方のコツが知りたい」
カリフラワーのビタミンCは熱に強く、加熱しても損失が少ないため、温野菜をはじめとする料理に最適です。
しかし、茹で加減が難しいと悩んでいる人もいらっしゃるでしょう。
この記事では、カリフラワーを「料理や冷凍保存用」「離乳食用」に茹でる時間の目安、下処理や茹で方のコツを解説します。
また、温野菜だけじゃないカリフラワーの活用料理とレシピも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
カリフラワーの茹で時間と下処理のコツ

まず、カリフラワーの茹で時間の目安と、下処理の方法・コツを押さえておきましょう。
カリフラワーの茹で時間は何分?
カリフラワーの茹で時間は、固さの好みや用途によって変わります。
ここでは、歯ごたえが残る「固め」と、離乳食などに使える「やわらかめ」の茹で加減に分けて、茹で時間の目安を見ていきましょう。
固めに茹でて料理や冷凍保存に|茹で時間は2分
カリフラワーを歯ごたえが残る程度の固さに茹でる場合、茹で時間の目安は2分です。
固めに茹でたカリフラワーは、そのままサラダやマリネ、スープなどに使えます。
また、カリフラワーは冷凍しても食感が変わりにくいため、固めに茹でて冷凍保存するのもおすすめです。
茹でて冷凍したカリフラワーは、凍ったまま加熱調理に使えます。
冷凍カリフラワーの保存期間の目安は約1ヶ月です。
やわらかく茹でて離乳食に|茹で時間は5~7分
やわらかく茹でたカリフラワーは、離乳食初期から与えられます。
固い茎は除き、花蕾(からい)のみを小房に分け、スプーンでつぶせる程度までやわらかく茹でましょう。
離乳食用にカリフラワーを茹でる場合、茹で時間の目安は5~7分です。
子どもの成長に合わせて、調整してみてください。
スプーンやフォークですりつぶせる程度のやわらかさになるよう、茹で時間を調整するとよいでしょう。
やわらかく茹でたカリフラワーは、ペースト状にして冷凍保存できます。
カリフラワーの下処理のコツ
カリフラワーは花蕾を丸ごと茹でる方法と、小房に切り分けて茹でる方法があります。
カリフラワーの下処理の手順は以下の通りです。
- 葉をむしりとる
- 花蕾より下の茎を切り落とす
- 水を張ったボウルで花蕾をゆすりながら洗う
- 茎は厚めに皮をむき、食べやすい大きさに切る
- 花蕾を丸ごと茹でる場合はそのまま、フライパンや電子レンジで調理する場合は小房に切り分ける
カリフラワーは蕾(つぼみ)や茎の間に汚れやほこりが溜まりやすいため、水に浸けて振りながらよく洗いましょう。
カリフラワーを小房に切り分ける際、内側から茎を切ると花蕾がボロボロ崩れず、きれいに切れます。
なお、カリフラワーは茎や葉も食べられるため、捨てずに活用しましょう。
茎は皮を厚めにむいて花蕾と一緒に茹でると、おいしくいただけます。
カリフラワーの葉は、炒め物に使うとよいでしょう。
カリフラワーの茹で方とコツ

カリフラワーを茹でる方法とコツを、鍋・フライパン・電子レンジに分けて解説します。
鍋で茹でる方法|丸ごと茹でて旨味を凝縮
カリフラワーの花蕾を丸ごと茹でると、断面から旨味や栄養が流出しないため、おいしく仕上がります。
茹で時間は片面1分ずつ、計2分を目安にしてみてください。
茹で方の手順は以下の通りです。
- 鍋にカリフラワーの花蕾が浸かるくらいの水を入れ、沸騰させる(目安:2L)
- 小麦粉小さじ2を水小さじ2で溶いておく
- 1に水の1~2%の量の塩と2(水で溶いた小麦粉)を入れる
- 下処理したカリフラワーの茎を下にして鍋に入れ、カットした茎も入れて1分茹でる
- 上下をひっくり返して、さらに1分茹でる
- ざるに上げて粗熱をとる
- 食べやすいよう、小房に切り分ける
水溶き小麦粉を加えることで、3つのメリットがあります。
- アクが抜ける
- 表面がコーティングされて旨味が閉じ込められる
- ふっくら茹で上がる
なお、茹でたカリフラワーは水にさらすと水っぽくなってしまうため、ざるに上げて冷ますとよいでしょう。
フライパンで茹でる方法|手軽で使いやすい
カリフラワーを小房に分けて茹でる場合は、フライパンを使うのがおすすめです。
鍋で茹でるよりも水が少量で済み、カリフラワーの旨味や栄養が流出するのを抑えられます。
茹で時間は、2分を目安にしてみてください。
茹で方の手順は以下の通りです。
- フライパンに深さ2㎝の水を入れ、沸騰させる
- レモン汁を用意しておく(小さじ2程度)
- 1に水の1%の量の塩と2(レモン汁)を入れる
- 小房に切り分けたカリフラワーを入れ、カットした茎も入れて2分茹でる
- ざるに上げて粗熱をとる
茹でる際にレモン汁または小量の酢を加えることで、アク抜きができるとともに、きれいな白色に仕上がります。
電子レンジで茹でる方法|簡単・時短
カリフラワーを電子レンジで加熱すると短時間で茹で上がり、洗い物も少なく済みます。
加熱時間の目安は、カリフラワー100gにつき、600Wの電子レンジで1分を目安にしてみてください。
一度にたくさん加熱すると茹で加減にムラが出やすいため、量が多いときは数回に分けて加熱するとよいでしょう。
加熱の手順は以下の通りです。
- 小房に切り分けたカリフラワーを、耐熱皿に間隔をあけて並べる
- 1に塩一つまみをふりかけ、ラップをふんわりとかける
- 600Wで1分加熱する
なお、加熱時間は電子レンジの機種などによって差が生じるため、1分を目安に調整してみてください。
茹でたカリフラワーの活用料理&レシピ

温野菜としてそのまま食べておいしいカリフラワーですが、簡単で料理のレパートリーが広がるアレンジレシピも紹介します。
カリフラワーのピクルス
つけ合わせや箸休め、おつまみにもぴったりなカリフラワーのピクルスを紹介します。
つくり方は以下の通りです。
- 水と酢、砂糖、塩、黒胡椒(ホール)、輪切りにした鷹の爪、ローリエを鍋に入れて煮立て、ピクルス液をつくる
- 1の粗熱をとる
- 茹でて小房に分けたカリフラワーと2をジッパーつきの保存袋に入れ、冷蔵庫で2時間以上寝かせる
カリフラワーのピクルスは、パーティー料理のつけ合わせにもぴったりでしょう。
カリフラワーのチーズ焼き
茹でたカリフラワーにマヨネーズとチーズを乗せて香ばしい焼き目をつけた一品を紹介します。
つくり方は以下の通りです。
- 茹でたカリフラワー小房に分け、水気をきり、マヨネーズで和える
- 耐熱皿に1を盛りつけ、溶けるチーズをかける
- オーブントースターでチーズに焼き色をつける
マヨチーズ味はカリフラワーが苦手な子どもだけでなく、副菜やおつまみとして大人もおいしくいただけます。
カリフラワーのホットサラダ
ほくほくしたカリフラワーとじゃがいもの食感が楽しめる、ホットサラダを紹介します。
つくり方は以下の通りです。
- 茹でたカリフラワーは小房に分けておく
- 茹でたじゃがいもは、食べやすい大きさで角切りにしておく
- フライパンに植物油を熱し、細切りにしたベーコンを炒める
- 1と2も加えて、軽く炒め合わせる
- 粒マスタード、酢、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせ、塩・胡椒で味を調える
ベーコンの代わりにウインナーソーセージを使ってもおいしく仕上がります。
ベーコンに塩味があるため、塩は味を見て調整してみてください。
まとめ
カリフラワーの茹で加減が毎回定まらないとお悩みの方は、以下の茹で時間を目安にしてみてください。
- 料理や冷凍保存に使う場合の茹で時間:2分(電子レンジは1分)
- 離乳食などに使う場合の茹で時間:5~7分
この記事ではカリフラワーが煮崩れせず、旨味が流出しにくい3つの茹で方とコツも紹介しました。
- 鍋で花蕾を丸ごと茹でる
- 小房に分けてフライパンで少量の水で茹でる
- 小房に分けて電子レンジで加熱する
カリフラワーの旨味を逃さず、好みの固さ・食感に茹で上げるための参考にしてください。