目次
子供から大人まで幅広い年齢層に人気のピザ。
ピザには、トマトソースを使ったものやチーズをふんだんに使ったものなど、数多くの種類が存在します。
そこで今回は、ピザの名前の由来や歴史、主な種類や味の特徴、トッピングなどについて詳しくご紹介します。
ピザの名前の由来とは?
「ピザ」という名前の由来にはいくつかの説があります。
ここでは、その中でも主なものを2つご紹介します。
1つ目は、古代ギリシャ語で発酵生地を意味する「pikte」が語源となったとする説です。
「pikte」がラテン語の「picta」となり、それが「ピザ」に繋がったと考えられています。
2つ目は、ラテン語で「伸ばして広げる」を意味する「pinsere」が語源であるというものです。
生地を伸ばして広げるというピザ作りの工程が、名前の由来になったとされています。
ピザの歴史とは?
小麦を粉末状にして水と合わせた生地を焼くというピザ作りの工程は、世界最古の文明といわれているメソポタミア文明が発祥とされています。
その後、小麦を発酵させた生地を石窯に貼り付けて焼くという石窯パンが誕生しました。
いわゆるピザの原型です。
現在のピザに最も近い材料を使用したスタイルのピザは、16世紀ごろのイタリアにて生まれました。
この時代のピザは、小麦粉・塩・オイル・ニンニクなどを混ぜた生地に小魚などをトッピングして焼いたもので、これを「最古のピザ」とする説もあります。
ピザの種類12選
ここでは、数あるピザの中でも人気の高い12種類を厳選して、それぞれの味や特徴、トッピングなどをご紹介します。
トマトソースがしっかりと効いているピザ
まずは、さっぱりとした味が特徴の、トマトソースがしっかりと効いているピザをご紹介します。
マルゲリータ
トマトの酸味とモッツァレラチーズのコクが相性抜群のマルゲリータ。
トマトソースの赤色、モッツァレラチーズの白色、そしてバジルの緑色がイタリアの国旗をイメージさせる、日本でも大人気の王道ピザです。
トマトソースにチーズとバジルをトッピングしただけのシンプルな味わいが魅力。
焼きたてのピザにオリーブオイルをかけることで、さらに旨味が増します。
マリナーラ
マリナーラは、具材の豊富さよりも素材の美味しさを堪能できるピザです。
一般的なピザとは違い、チーズを使用しない点も特徴といえます。
ナポリの水兵が好んで食べていたことから、イタリア語で水兵を意味する「マリナーラ」という名前になりました。
トッピングはハーブとにんにくのみ。シンプルながらクセになる味わいが愛されています。
ペスカトーレ
海鮮がたっぷりと乗っていて、魚介の旨みがぎゅっとつまったペスカトーレは、シーフード好きの方におすすめのピザです。
ペスカトーレは、イタリア語で漁師を意味する言葉。
漁師が売れなかった魚介類をトマトと一緒に煮込んだ料理から派生したのが、ペスカトーレピザです。
海老・イカ・タコ・ホタテ・ムール貝などの魚介がふんだんにトッピングされているのが特徴で、ひと口食べると魚介の旨みが口の中いっぱいに広がり、あとを引く美味しさを堪能できます。
パルマ
生ハムの塩気と小麦のほどよい甘さが、絶妙な組み合わせとなっているパルマ。
生ハムが主役の、ワインなどのお酒にもよく合うピザです。
イタリア北部の街・パルマで作られた生ハムを使っていることが、名前の由来となっています。
トマトソースの上にモッツァレラやパルミジャーノなどのチーズを乗せ、その上に生ハムをたっぷりトッピングして、香りづけにルッコラを散らした大人味のピザです。
オルトラーナ
イタリア語で「菜園風」という意味があるオルトラーナ。
にんにくやトマトの風味とともに、グリル野菜のみずみずしさを存分に味わうことができるピザです。
トッピングに使う野菜は、パプリカ・ズッキーニ・トマト・ナスなどさまざま。
味だけでなく、見た目の鮮やかさも楽しめる一枚となっています。
チーズをふんだんに使ったピザ
次に、濃厚な味わいが魅力の、チーズをふんだんに使ったピザをご紹介します。
クアトロ・フォルマッジ
チーズをガツンと感じることができ、濃厚で芳醇な味わいが特徴のクアトロ・フォルマッジ。
イタリア語でクアトロは「4」、フォルマッジは「チーズの複数形」を表す言葉です。
つまり、クアトロ・フォルマッジとは「4種のチーズ」という意味になります。
一般的に、トッピングのチーズには、モッツァレラ・ゴルゴンゾーラ・パルミジャーノ・ゴーダもしくはタレッジョを使用します。
本場イタリアではチーズの上にはちみつをかけて食べることも多く、チーズの塩気とはちみつの甘さが絡み合うデザートピザとしても人気です。
バンビーノ
チーズの上にコーンやベーコン、ツナなどをたっぷりと乗せたバンビーノ。
中でもコーンのまろやかな甘さがポイントとなっているピザです。
バンビーノとは、イタリア語で「男の子」という意味の言葉。
子どもが好きな具材を使用しているため、「バンビーノ」という名前がつけられたといわれています。
また、一般的に子どもの口にも入りやすい大きさであることも、バンビーノの特徴の一つ。
老若男女を問わず食べやすい、万人に親しまれているメニューです。
まだまだある!個性派揃いの人気ピザ
マルゲリータやクアトロ・フォルマッジのような王道ピザ以外にも、人気のピザは存在します。
ここでは、個性的な味わいを楽しめるピザをご紹介したいと思います。
ビアンカ
イタリア語で「白」という意味があるビアンカ。
トマトソースを使用せず、ホワイトソースを使用したり、ソースを何も塗らずに素材のよさを味わったりするピザです。
ピザの本場であるイタリアでは、2パターンの食べ方が存在します。
1つ目はパンとして生地の味を楽しむ食べ方。
トッピングを乗せずにピザ生地を焼くので、生地そのものの味を楽しむことができます。
2つ目はホワイトソースにトッピングを乗せたり、生地にソースを塗らずにトッピングを乗せたりする食べ方。
ホワイトソースのクリーミーなコクや、1つ1つの素材を味わうことが可能です。
トッピングの種類はとくに決まっていないため、そのときの気分に合わせて、自由にアレンジできる点が魅力といえるでしょう。
ハワイアンピザ
トマトソースをベースとして、チーズやハムなどの具材にパイナップルを加えたハワイアンピザ。
チーズやハムの塩気と、パイナップルの甘味が絶妙にマッチした甘じょっぱいピザです。
名前に「ハワイアン」とついていますが、ハワイと直接の関係はなく、カナダの料理人が作ったものがはじまりとされています。
定番の具材とパイナップルとの意外な組み合わせから、独特の味わいにはまってしまう人も多いようです。
ビスマルク
トッピングの半熟卵がインパクト大なビスマルク。
とろとろの卵が他の具材や生地と絡み合い、食べた瞬間に幸福感を味わうことができる人気のピザです。
ビスマルクという名前は、ドイツの宰相・ビスマルクに由来します。
ビスマルクは卵が好物だったことから、卵を乗せている料理は「ビスマルク風」と呼ばれるようになりました。
半熟卵以外のトッピングは自由で、ハムやチーズ、ほうれん草、きのこ類など、さまざまな具材を楽しむことができます。
ジェノベーゼ
バジルとナッツを組み合わせた、爽やかで上品な香りのするソースが特徴のジェノベーゼは、緑色の見た目が印象的なピザです。
ジェノベーゼは1800年代にイタリア北西部のジェノヴァで生まれ、海で仕事をする船員などに、スタミナのつく料理としてよく食べられていました。
ジェノベーゼソースをベースに、にんにくやベーコン、チーズなどをトッピングするのが一般的ですが、野菜やシーフードを乗せても美味しさが引き立ちます。
どんな食材と組み合わせても、バジルの風味であっさりと味わえるのがジェノベーゼの魅力です。
ペパロニ
ピリッとしたスパイシーな味わいが刺激的なペパロニは、辛いものが好きな方におすすめのピザです。
ペパロニとは、香辛料を練り込んで乾燥させたソーセージのこと。
イタリアから渡ったドライソーセージがアメリカの食文化の中で独自に進化し、スパイスの効いた香り高いペパロニが生まれたとされています。
トマトソースにたっぷりのチーズとスライスしたペパロニをトッピングしただけのシンプルな構成ですが、辛味のあるペパロニとチーズのコクがマッチしたやみつきになる、アメリカの定番のメニューです。
【耳より情報】ふるさと納税で美味しい食材がもらえる!
ふるさと納税を活用すれば、新鮮な魚介類や厳選されたお肉、旬の野菜やフルーツなど、全国の特産品や美味しい食材を手に入れることができます。
しかも、地域の活性化を応援しながら税控除を受けられるメリットも。
この機会にぜひ、ふるさと納税で美味しい食材を手に入れて、食卓を豊かにしてはいかがでしょうか!