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素麺はツルっとしたのど越しのため、暑い季節や、食欲のないときにピッタリの麺類です。
またラーメンやパスタといった他の麺類に比べて、カロリーも低いため、ダイエット中にも適しています。
調理方法は茹でるだけと至って簡単ですが、茹で方を失敗すると粘り気が強くなったり、歯ごたえのない食感になってしまいます。
そこで今回は、素麺の美味しい茹で方について紹介。
基本の茹で方や、フライパン・電子レンジを使った茹で方、コシを出すポイントについて解説していきます。
素麺の基本の茹で方
ここでは、素麺の基本の茹で方について、順を追って解説していきます。
素麺を茹でるのが初めての場合は、ぜひ参考にしてください。
手順1:お湯を沸かす
大きめの鍋で、お湯を沸騰させます。
お湯は素麺100グラム(1人前)あたり、約1リットルを目安にしてください。
手順2:沸騰したら素麺を入れる
お湯が沸騰したら、素麺をパラパラと全体に広がるように入れましょう。
茹で時間の目安は1人前あたり、1分30秒~2分ほどです。
手順3:再び沸騰したら火加減を調節する
再び沸騰したら、吹きこぼれないように火加減を調節します。
お湯を対流させて、素麺に火が均一に通るよう沸騰した状態はキープしましょう。
手順4:流水でよく洗う
茹で上がったら、すぐにザルへ移し替えて、流水でしっかりと揉み洗いしてください。
水気をよく切ったら完成です。
コシのある仕上がりに!フライパンで素麺を茹でる方法
ここではフライパンを使った素麺の茹で方を紹介。
鍋で茹でる方法が一般的に知られていますが、じつはフライパンで茹でれば、粘り気の少ないコシのある素麺に仕上がります。
また茹でてから1時間以上経った後でも、粘り気はなくダマにもなりません。火を使う時間も少ないため、吹きこぼれの心配をしなくていいのも嬉しいポイントです。ぜひ試してみてください。
手順1:お湯を沸騰させる
フライパンで、お湯を沸騰させます。
お湯は素麺100グラム(1人前)あたり、約1リットルを目安にしてください。
手順2:フライパンに素麺を入れる
お湯が沸騰したら、素麺をフライパン全体に広がるようにパラパラと入れましょう。
手順3:再び沸騰したら蓋をして火を止める
お湯が再び沸騰したら、フライパンに蓋をして火を止めます。そのまま5分ほど放置します。
もう少し柔らかめの麺に仕上げたい場合は、時間を調整してみてください。
手順4:流水でよく洗う
5分経ったら素麺をザルに上げて、流水でしっかりと揉み洗いしましょう。
水気をよく切ったら完成です。
簡単調理!電子レンジで素麺を茹でる方法
簡単に素麺を茹でたい場合は、電子レンジで茹でる方法がおすすめです。
火を使わないため、火加減の調節や吹きこぼれの心配はいりません。他の料理をしながら調理できるため、時短にもなります。
忙しいときに、ぜひ試してみてください。
手順1:お湯を沸かす
耐熱ボールに水を入れたら、電子レンジに入れて8~10分ほど加熱します。ラップや蓋は必要ありません。
電気ケトルを持っている場合は、電気ケトルでお湯を沸かした方が時短になります。
お湯は素麺100グラム(1人前)あたり、1リットル前後を目安にしてください。
手順2:耐熱ボールに素麺を入れる
お湯が湧いたら、耐熱ボールに素麺を入れていきます。
火傷しないように、菜箸などを使ってかき混ぜながら、全体がお湯に浸かるように入れましょう。
手順3:素麺を加熱して茹でる
電子レンジに耐熱ボールを戻したら、約2~4分ほどラップなしで加熱していきます。
手順4:流水でよく洗う
加熱し終えたら、ザルに素麺を移し替え、流水で念入りに揉み洗いしましょう。
水気をよく切ったら完成です。
素麺を美味しく茹でるポイント5つ
ここでは、素麺を茹でるときに大切な5つのポイントを紹介します。
このポイントを意識して茹でれば、コシが出てツルッとした食感に仕上がるため、1つずつ確認していきましょう。
沸騰したお湯で茹でよう
麺を茹でるときに、水から茹でるかお湯から茹でるか迷ってしまいがちですが、素麺はお湯から茹でるのが正解です。
もし水から茹でてしまうと、素麺に火が通るまでに時間がかかり、伸びてしまったり歯ごたえのない食感になってしまいます。そのため素麺は、必ず沸騰したお湯で茹でましょう。
多めのお湯で茹でよう
100グラム(1人前)あたりの素麺に対し、お湯は約1リットルが目安です。
お湯が少ないと粘り気が強くなり、茹でたあとに麺同士がくっつきやすくなってしまいます。そのため素麺を茹でるときは、多めのお湯で茹でましょう。
梅干しや重曹でコシを出そう
素麺の原材料には小麦粉が多く含まれており、小麦粉の主成分はでんぷんです。でんぷんは加熱すると、くっつきやすくなるといった特徴を持っています。
しかし梅干しを素麺と一緒に入れれば、麺同士がくっつきにくくなり、コシのある麺に。梅に含まれているクエン酸が、素麺のでんぷんが溶け出すのを防ぐからです。
また重曹を加えたお湯で茹でても、コシが出て歯ごたえの良い食感になるため、ぜひ試してみてください。
他の調理に使う場合は茹で時間に気を付けよう
素麺を茹でたあとに、他の調理に使う場合は、茹で時間を通常より短くしましょう。
他の食材と一緒に炒めたり焼いたりする場合、麺が伸びてしまったり、固くなるのを防ぐためです。
素麺の茹で時間は約1分30秒~2分のため、もし他の調理に使う場合は、茹で時間を少し短くしてみてください。
茹でた後は流水でよく洗おう
茹でた後に、流水でよく洗わなければ、麺同士がくっつきやすくなってしまいます。
そのため素麺を茹でた後はすぐにザルへ入れて、素麺の表面についているぬめりや、余分な塩分を揉み洗いして落としましょう。
茹でた素麺の保存方法と日持ち
茹でた素麺はできるだけ早く食べきった方が好ましいですが、食べきれずに残ってしまったり、一度にたくさん茹でて保存しておきたい場合もあります。
ここでは茹でた素麺の保存方法や、どのくらい日持ちするのかを紹介します。解凍する際のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
冷蔵保存の場合
冷蔵庫で茹でた素麺を保存する場合、日持ちは2~3日ほど。
最初から冷蔵保存することが分かっている場合は、少し固めに仕上がるように、短めの時間で茹でましょう。麺は時間が経てば経つほど、どんどん伸びてしまうからです。
保存容器や皿に、麺同士がくっつかないように、少量ずつまとめて並べていきます。食べる際は水で少しほぐすと、食べやすくなるためおすすめです。
冷凍保存の場合
冷凍庫で茹でた素麺を保存する場合、日持ちは2~3週間ほど。
茹でた後に、水気をよく切ることがポイントです。少量をラップに包み、ジッパー付きの保存袋に入れて保存します。
自然解凍の場合、水分が出過ぎて食感が悪くなってしまうため、お湯にサッと通して解凍する方がおすすめです。またそのまま温かい出汁に入れれば、にゅうめんとして食べられます。
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