目次
美味しいステーキを自宅で楽しみたいが、家で焼いてもあまり美味しくならずに困っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、安い肉でも自宅で美味しくステーキを焼くコツについてご紹介します。
自宅で上手にステーキを焼いて食べたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
安い肉のステーキでも美味しく仕上げるコツ
安い肉でも、自宅で美味しくステーキを焼くことは十分可能です。
美味しく仕上げるためには、以下のように下ごしらえや焼き加減にコツがあります。
- 冷凍肉は冷蔵庫で解凍する
- 焼く前に肉を常温に戻す
- 焼きすぎに注意する
ここでは、安いステーキ肉でも美味しく仕上げるコツについて具体的にご紹介します。
【解凍のコツ】冷凍肉は冷蔵庫で解凍する
肉を解凍する際には、冷蔵庫で解凍するのがおすすめ。
ゆっくり解凍できるため、肉の旨みを逃さず焼くのに適した状態に戻すことができるからです。
冷凍庫から冷蔵庫に移動するだけなので、面倒な下準備も必要ありません。
焼くタイミングの半日前を目安に冷蔵庫に移しておくとよいでしょう。
【下ごしらえのコツ】焼く前に肉を常温に戻す
下ごしらえのコツとして、焼く前に肉を常温に戻すことが挙げられます。
常温に戻すことで、肉の外側と内側の温度差がなくなるため、均等に火が通るようになるからです。
常温に戻さずすぐに焼いてしまうと全体に熱が伝わりにくく、焼きムラができてしまい美味しく仕上がりません。
そのため、焼く前には肉を冷蔵庫から出して常温に戻すようにしましょう。
目安として、焼く30分ほど前に冷蔵庫から出しておいてください。
【焼き方のコツ】焼きすぎに注意する
ステーキを焼くときは、焼きすぎに注意しなければなりません。
焼き過ぎると肉が固くなってしまい、食べ応えも味も悪くなってしまうからです。
まず強火で表面を焼き、焼き色がついたらひっくり返して裏面を焼いて焼き目をつけましょう。
何度もひっくり返すのはNG。
焼き目が付いたら火を止めてください。
好みの焼き上がりによりますが、アルミホイルで包み、温かい状態(コンロの横に置くなど)で5分程度肉を休ませます。
【初心者でも簡単】フライパンで焼く美味しいステーキの焼き方
初心者でも、自宅でフライパンを使って簡単に美味しくステーキを焼くことは十分可能です。
また、ステーキを美味しく仕上げるための焼き方としては、以下の種類があります。
- レア
- ミディアムレア
- ミディアム
- ウェルダン
レアは表面に焼き色はついていますが生に近い状態、ウェルダンはしっかりと焼き色がつき、しっかりと弾力がある状態です。
レアから下にいくにつれて順に火の通し方が強くなると知っておきましょう。
ここからは、どの焼き方にも共通する下ごしらえの方法と、それぞれの焼き方について詳しくご紹介します。
お好みの焼き加減に仕上げるため、ぜひ参考にしてください。
- 下ごしらえの方法
- レアに仕上げる焼き方
- ミディアムレアに仕上げる焼き方
- ミディアムに仕上げる焼き方
- ウェルダンに仕上げる焼き方
[共通]ステーキを焼く前の下ごしらえの方法
どの焼き方にも共通する、美味しく焼くための下ごしらえのコツは、以下の通りです。
- 余分な水分を拭き取る
- 格子状に筋を入れ、肉の繊維を切る
- 肉を叩いて厚さを均一にする
- 塩・コショウは焼く直前に振る
まず、キッチンペーパーなどで肉についた水分を拭き取りましょう。
こうすることで焼くときの油跳ねを防げますし、下味を染み込みやすくすることが可能です。
次に、あらかじめ肉に格子状に筋を入れましょう。
肉の繊維をあらかじめ断ち切っておくことで、肉が縮まず柔らかく仕上がります。
そして、肉を叩いて厚さを均一にしてください。
繊維をほぐして肉が柔らかくなるだけでなく、熱が平等にいきわたるので焼きムラを防げます。
包丁の背でもいいですし、麺棒やマグカップなど面積が広いものだとより叩きやすいでしょう。
なお、下味の塩・コショウは焼く直前に振りましょう。
特に塩は肉内部の水分と一緒に旨味成分を表面に引き出す効果があるので、あまり早く振ると旨味が逃げてしまいますので注意してください。
ステーキをレアに仕上げる焼き方
ステーキをレアに仕上げる焼き方の手順は、以下の通りです。
- 強火で片面を30秒焼く
- 火を落とし、弱火で1分程度火を通す
- 肉をひっくり返し、もう片面を強火で約30秒焼く
- 弱火に落として約1分焼く
レアの場合、肉の中心温度は約45℃、中心部はほとんど生の状態です。
箸やトングで触ってみて、柔らかい状態で火を止めるのがうまく仕上げるコツです。
レアに仕上げたい場合は、焼きあがってからアルミホイルで包んで休ませる工程はなくて構いません。
ステーキをミディアムレアに仕上げる焼き方
ステーキをミディアムレアに仕上げる焼き方は、以下の通りです。
- 強火で片面を1分焼く
- 火を落として、弱火で1分程度火を通す
- 肉をひっくり返し、もう片面を強火で約30秒焼く
- 弱火に落とし、約1分半~2分焼く
ミディアムレアの場合、肉の中心温度は約50℃、中心部の状態はレアにやや近い仕上がり。
この場合も、箸やトングで触ってみた感触が柔らかい状態で火を止めてください。
ちょっと焼き方が足りないかな?と思った場合は、アルミホイルで包んで肉を休ませましょう。
ステーキをミディアムに仕上げる焼き方
ステーキをミディアムに仕上げる焼き方の手順は、以下の通りです。
- 強火で片面を1分焼く
- 火を落として、弱火で約2分焼く
- 肉をひっくり返し、もう片面を強火で約30秒焼く
- 弱火にし、約2~3分焼く
ミディアムの場合、肉の中心部分の温度は約55℃、中心部はピンク色の状態。
箸やトングで触ってみて、柔らかいながらも弾力が感じられるとベストです。
仕上げに肉をアルミホイルで包み、コンロの横などの温かいところに置いて休ませ、好みの状態に仕上げてください。
ステーキをウェルダンに仕上げる焼き方
ステーキをウェルダンに仕上げる焼き方は、以下の通りです。
- 強火で表面全体に肉汁が出てくるまで片面を焼く
- 肉をひっくり返し、もう片面も肉汁が出てくるまで焼く
- 弱火にし、やや肉が固いと感じる程度まで焼く
ウェルダンの場合、肉の中心部分の温度は約75℃、中心部分まで火が通った状態です。
ただし、焼き過ぎると固くなり過ぎてしまい、食べ応えが悪くなるだけでなく旨味も感じられなくなってしまうので、注意してください。
心配な場合は、やや固いな、と感じる状態で火を止め、アルミホイルに包んでコンロなど温かいところに置いて肉を休ませて調節しましょう。
厚いステーキ肉を上手く焼く方法
分厚いステーキは食欲を刺激してくれるので、自宅で焼いてみたいという人も多いでしょう。
厚いステーキ肉を焼く場合は、以下のプロセスを踏むと美味しく仕上がります。
- 予熱をせずに、弱めの火でじっくり焼き始める
- 両面を焼いたら、いったん肉を休ませる
- 仕上げに、両目に焼き色をつける
厚いステーキ肉を焼く場合、焼き始めの火加減が非常に重要です。
弱火~弱めの中火(フライパンに炎が当たるか当たらないか程度)を目安にして焼き始めましょう。
ステーキを焼く場合、焼き色をつけようといきなり強火で焼きたくなるかもしれませんが、厚い肉だと中に火が通る前に表面が焦げてしまうので注意してください。
片面を焼く時間の目安は5分程度。
焼いている面から1/3くらい肉の色が白くなってきたら、ひっくり返しましょう。
もう片面も同様に5分程度焼きます。
肉の表面に肉汁が浮き出てきたら、いったん火を止めて肉を取り出して休ませてください。
こうすることで肉の表面の熱が中まで伝わり、火を通すことが可能です。
肉汁も肉全体に回るので仕上がりがジューシーになります。
肉を休ませたら、冷めないうちに再度フライパンに戻しましょう。
仕上げに両面に焼き色をつければ、食欲をそそる分厚いステーキのできあがり。
焼き色をつけるためには、強火で片面約20秒、裏面は10秒程度焼けば十分です。
基本のステーキソースのレシピ
ステーキを存分に楽しみたいなら、ぜひ美味しいステーキソースを合わせてみてはいかがでしょうか。
ここでは、おすすめのステーキソースのレシピをご紹介します。
材料(2人分)
- 水 60㏄
- しょうゆ 30㏄
- みりん 30㏄
- 赤ワイン 40㏄
- バター 大さじ1
作り方
- 肉を焼いたフライパンに水を入れて中火で煮立たせ、しょうゆとみりんを加える。
- ひと煮立ちしたら赤ワインを加え、煮立ったらバターを加える。
- バターが溶けたら火からおろし、ステーキにかけるまたは添える。
市販のステーキソースで味わうのも良いですが、ひと手間加えた手作りのソースで味わうステーキはまた格別の味です。
ぜひお試しください。
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