目次
家計に優しい食材として人気のもやしですが、冷凍保存できるのでしょうか?
余ったもやしを冷蔵庫に入れたものの、日持ちしないため腐らせてしまったという経験を持つ方も多いのでは?
そこで活用したいのが、もやしの冷凍保存です。
シャキシャキした食感は失われますが、傷みやすいもやしを無駄なく使い切れます。
この記事では、もやしの冷凍方法や保存期間、注意点などについて詳しく解説します。
さらに冷凍もやしで作るおすすめレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
もやしは冷凍保存できる?結論とおすすめの使い方

結論からいうと、もやしは冷凍保存できます。
ただし、生のものとは少し異なるため、事前に違いを知っておくとよいでしょう。
もやしは冷凍することで火の通りがよくなり味も染み込みやすくなるため、ナムルや炒め物、スープなどに使うのがおすすめです。
レシピの詳細は、後ほど詳しく紹介しましょう。
生のもやしと冷凍もやしの違い(保存期間・食感を比較)

生のもやしを冷凍することで、保存期間と食感が違ってきます。
ここでは、生のもやしと冷凍もやしの保存期間と食感について、それぞれ解説しましょう。
保存期間
生のもやしの保存期間は、買ったときの袋のまま冷蔵庫に入れた場合一般的に2〜3日程度とされています。
もう少し日持ちさせたい場合は、タッパーなどに入れて水に浸けて冷蔵することで、3〜4日保存できます。
ただし、衛生管理のため水は毎日取り替えましょう。
冷凍もやしの保存期間は、冷凍方法やもやしの状態にもよりますが、2週間〜1か月が目安です。
冷蔵と同様に、購入後のできるだけ早いうちに冷凍するのが、日持ちのコツだといえます。
食感を比較
生のもやしはシャキシャキとした食感が特徴的ですが、冷凍すると細胞が壊れて水分が抜けるため、柔らかくなります。
ネット検索すると「冷凍もやしはまずい」という意見があるのは、シャキシャキの食感が失われるためでしょう。
しかし、調理法次第で十分美味しく食べることができるので、もやしを日持ちさせたい場合には冷凍保存することをおすすめします。
もやしの3つの冷凍方法と日持ちの目安

もやしは、カットの手間がかからないため、簡単に冷凍できます。
もやしの状態や使いたい料理に合わせて、冷凍方法を選んでください。
ここでは、もやし冷凍方法を3つ紹介します。
- 袋ごと冷凍する
- 洗って冷凍する
- 茹でてから冷凍する
袋ごと冷凍する
もやしの袋が未開封なら袋ごと冷凍するのが最も簡単で、しかも長く保存できます。
手順
購入後はできるだけ早く、袋ごと冷凍庫に入れる。
日持ち
約1か月
ポイント
冷凍庫の中で急速に冷凍するほど美味しさを保てるので、金属製のバットに乗せる、急速冷凍機能を使うなど、凍るまでの時間を短くする工夫を行うとよいでしょう。
洗って冷凍する
袋を開封した使いかけのもやしは、洗って冷凍保存するのがおすすめです。
手順
- 水を張ったボウルにもやしを入れて洗う
- ザルに上げてキッチンペーパーで水気を拭き取る
- フリーザーバッグに入れてから冷凍庫に入れる
日持ち
約2週間
ポイント
もやしを開封すると未開封の状態に比べてどうしても雑菌が繁殖しやすくなるため、開封後はできるだけ早いうちに冷凍しましょう。
また、洗わなくても冷凍できますが、洗うことで臭みが軽減されます。
洗った後はキッチンペーパーで水分をしっかり取ると、もやしどうしがくっつくのを防げます。
茹でてから冷凍する
もやしの傷みが心配な場合は、茹でてから冷凍することをおすすめします。
手順
- もやしを熱湯でさっと茹でる(電子レンジでも可)
- ザルに上げて粗熱を取る
- キッチンペーパーで水気を拭き取る
- フリーザーバッグに入れてから冷凍庫に入れる
日持ち
約2週間
ポイント
一旦加熱することで、雑菌を減らしてより衛生的な状態で冷凍保存できます。
調理の際は軽く火を通せば食べられるので、サラダや時短調理におすすめです。
もやしを冷凍、調理する際の注意点

もやしを冷凍、調理する際に気を付けたい注意点を、それぞれ解説します。
まずは冷凍の注意点から見ていきましょう。
冷凍の注意点
もやしの冷凍では注意点を守らないと、調理時に使いにくかったり、傷みが気になったりすることがあります。
ここでは、もやしを冷凍する際に守りたい注意点を4つ紹介します。
- 平らにして冷凍する
- 水気を取っておく
- 新鮮なもやし・下処理したもやしを使用する
- 空気を抜いて密閉して冷凍する
平らにして冷凍する
冷凍する際、包装やフリーザーバッグを水平に置き、中身が偏らないように薄く平らに整えましょう。
食品は一気に凍らせた方が美味しさを保てます。
もやしを薄く平らにすることで、早く均一に冷凍できます。
さらに金属製バットなどの上に乗せると、より効率的に冷凍できるでしょう。
水気を取っておく
余分な水気はもやしを結合させて塊にしてしまうため、冷凍する前に水気を丁寧に拭き取っておきましょう。
もやしは水分量が多く、冷凍するとひと塊になりやすい食材です。
塊になったもやしは調理しにくいので、完全に凍ったら袋を軽く揉みほぐしてばらけさせておくとよいでしょう。
新鮮なもやし・下処理したもやしを使用する
もやしを冷凍する場合はできるだけ新鮮なものを使用するか、日にちが経ったもやしは洗うか茹でるといった下処理を行いましょう。
なぜなら、冷凍もやしを調理すると、生のもやしに比べて臭いがきつく感じられる場合があるからです。
下処理を行うことで、臭いを低減する効果が期待できます。
よりおいしく、かつ安心して食べるには、古くなったもやしの冷凍はなるべく避けることをおすすめします。
空気を抜いて密閉して冷凍する
もやしをフリーザーバッグに入れたら、中の空気をしっかり抜いてから密閉して冷凍しましょう。
中に空気が残っていると、もやしが酸化して傷みが早くなる可能性があるからです。
さらに、もやしが空気に触れると乾燥して冷凍やけを起こし、味も落ちてしまいます。
また、袋をしっかり密閉することで、もやしの臭いが他の食品に移る心配もありません。
調理の注意点
次に、調理の注意点を解説します。
冷凍もやしは、生のもやしと同様に簡単に調理できます。
冷凍もやしをおいしく食べるための注意点は、以下の4つです。
- 解凍せずに調理する
- 必ず加熱する
- 使いたい分だけ取り出す
- 早めに使い切る
解凍せずに調理する
冷凍もやしは、解凍せずにそのまま調理することが大切です。
一度冷凍したもやしは、細胞が壊れて水分が流出しやすくなっています。
調理前に解凍すると水分が抜けて食感や風味が損なわれてしまうため、凍った状態のままで調理してください。
また、解凍するともやし特有の臭いもきつくなります。
冷凍もやしは、凍ったまま料理に加えて加熱しましょう。
必ず加熱する
もやしは水分が多く傷みやすい食材のため、安全面から十分に加熱調理することが推奨されています。
食中毒の原因にもなるので、必ず加熱調理を行いましょう。
茹でてから冷凍したもやしも、調理する際には、軽く火を通しなおすと安心して食べられます。
使いたい分だけ取り出す
冷凍もやしを1食で使い切れないときには、使いたい分だけ取り出して、残りは再び冷凍庫に入れます。
買った袋のまま冷凍していた場合は、中身をフリーザーバッグに移して空気を抜いてから冷凍しましょう。
早めに使い切る
冷凍のもやしは2週間〜1か月程度保存できますが、早めに使い切ることが大切です。
長期保存できるのは、あくまでも新鮮なもやしを前述したような手順を守って適切に冷凍した場合になります。
また、季節や冷凍庫の開閉の頻度などでも保存期間は異なるため、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
傷んだ冷凍もやしの見分け方

もやしが腐敗していたら食べずに処分すべきですが、腐敗しているかどうかの判断は難しいところです。
冷凍もやしの解凍後は、傷んでいるかを見分けるのがさらに難しくなります。
ここでは、傷んだ冷凍もやしの見分け方を3つ紹介しましょう。
- 異臭がする
- 変色している
- ぬめりが出ている
異臭がする
もやしは生のものであっても、袋に密閉され続けて呼吸に必要な酸素が不足すると、アルコールのような臭いや、酸っぱい臭いを発します。
そのような臭いはもやしの特性であって食べても問題ありません。
また、冷凍もやしは解凍時に水分(ドリップ)が溶け出すため、この臭いがとくにきつく感じられる場合があります。
冷凍もやしからの臭いを軽減するためには「新鮮なもやしかきれいに洗ったもやしを冷凍する」「冷凍後に解凍せずに凍ったまま調理する」という2点を守るのが効果的です。
ただし、あまりに臭いがきつい場合や、腐ったような異臭がしたら、傷みや腐敗が進行している可能性があるため、食べずに処分しましょう。
変色している
生のもやしは、傷がついた部分などが黒っぽく変色することがありますが、主にポリフェノールなどの成分が固まったものなので心配ありません。
ただし、全体的にひどく変色している場合は腐敗が進行している可能性があるので、処分しましょう。
もやしを冷凍する際は、変色していない新鮮なもやしを使うようにすると安心です。
また、もやしを長期間冷凍すると水分がゆっくりと抜けていき、冷凍やけを起こします。
冷凍やけがひどくなると、見た目が悪くなるのはもちろんのこと、成分も変質してしまい食べるのには適しません。
冷凍もやしは長くても1か月程度で使い切るようにすることが大切です。
ぬめりが出ている
もやしを触ってみて、もしぬめりを感じたら細菌が繁殖することで腐敗が進んでいるかもしれません。
冷凍したばかりのもやしにぬめりが生じることはありえないため、少しでも異常を感じたら処分してください。
冷凍もやしで作るおすすめレシピ3選

冷凍もやしは、もやし特有のシャキシャキとした食感はなくなっており、歯触りを楽しむ料理には向きません。
ここでは、冷凍もやしにおすすめの3つの料理を紹介しましょう。
調理時は味付けを少し濃くすると、もやしの劣化を感じにくくなります。
作り置きにもおすすめ!「もやしとにんじんのナムル」
冷凍もやしは軽く湯通しするだけで火が通り、生から茹でたものよりもしんなりして、味の染み込みも良くなります。
茹でたもやしに調味液を軽くあえるだけでもしっかりした味付けのナムルができあがります。
材料(2人分)
- もやし:1/2袋
- にんじん:10cm
- ☆塩:小さじ1/3
- ☆にんにく:チューブ2〜3cm
- ☆ごま油:大さじ1
- ☆鶏ガラスープの素:小さじ1
- いりごま:大さじ1
作り方
- にんじんを千切りにする
- 耐熱ボウルに①ともやしを入れて☆印の調味料を加える
- ふわっとラップをして電子レンジ(600w)で3分加熱する
- 電子レンジから取り出してよく混ぜる
- いりごまを混ぜて器に盛り付ける
電子レンジの機種やもやしの状態によって加熱時間が異なるため、様子を見ながら調整してください。
簡単・時短「もやしと豚肉のピリ辛炒め」
冷凍もやしは、簡単に火が通るので、ほかの生の具材と同時に入れても仕上がりに影響がありません。
冷凍によってもやしの細胞が壊れ、生から炒めたものよりしんなりするので、他の具材との一体感が出て食べやすくなります。
材料(2人分)
- 豚肉:150g
- もやし:1/2袋
- ピーマン:1個
- ごま油:大さじ1/2
- ☆砂糖:小さじ1/2
- ☆しょうゆ:大さじ1/2
- ☆酒:大さじ1
- ☆塩こしょう:少々
- ☆豆板醤:小さじ1
ひき肉や鶏肉を使用しても美味しいです。
作り方
- ピーマンは縦に切って種とヘタを取り除き千切りにする
- フライパンにごま油を入れて中火で熱する
- 豚肉を入れて色が変わったらもやしとピーマンを入れて炒め合わせる
- 野菜がしんなりしてきたら☆印の調味料を入れて手早く炒める
- 全体に味が行き渡ったらできあがり
消費・大量消費なら「もやしとキムチのスープ」
冷凍もやしは、もやし特有のシャキシャキとした食感が失われています。
しかし、スープにして煮込むと食感の劣化は気になりません。
もやしをスープに入れ煮汁ごと食べると、もやしの栄養を比較的無駄なく摂取しやすくなるため 、冷凍もやしにはとくにおすすめの食べ方です。
材料(2人分)
- もやし:1/3袋
- キムチ(白菜):50g
- しょうゆ:小さじ1/2
- 塩こしょう:少々
- ごま油:小さじ1/2
- 鶏ガラスープの素:小さじ1/2
- 水:2カップ
作り方
- 鍋に水2カップを入れて沸かす
- 鶏ガラスープの素、もやし、キムチ(白菜)を入れてさっと煮る
- しょうゆ、塩こしょうを加えて味を整える
- ごま油を加えたらできあがり
キムチの白菜が大きい場合は、食べやすい大きさに切りましょう。
もやしのヒゲを取っておくときれいにできあがります。
まとめ
本記事では、美味しく日持ちするもやしの冷凍保存方法を解説しました。
もやしは安くて美味しいけれど、傷みやすいのが欠点だと考えていた方は多いでしょう。
そんなもやしを冷凍して上手に使い切れば、食材のロスが減る上に時短にもなり、メリットがたくさんあります。
冷凍もやしを使ったレシピは今回ご紹介したものの他にもいろいろ考えられるでしょう。
美味しくて簡単にできる冷凍もやしを常備して、毎日の献立に利用してみてください。












