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ブロッコリーは、サラダやスープ、蒸し料理にも使える栄養満点の野菜です。
使い勝手がよく普段の料理やお弁当に使えるため、安い時に買っておきたいという人も多いでしょう。
しかし、ブロッコリーは、野菜の中でも特に足が早く、新鮮なうちに調理しないと、鮮度も味も2~3日で落ちてしまいます。
冷凍すれば、冷蔵保存よりも日持ちしますが、美味しく食べられるように保存するには、コツがあります。
ここでは、ブロッコリーを美味しく冷凍する方法を紹介します。
冷凍ブロッコリーを使った簡単レシピも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ブロッコリーを美味しく冷凍保存する方法
ブロッコリーを美味しく冷凍保存するために、「生のまま保存」「茹でてから保存」の2つの方法があります。
以下では、2つの方法を紹介します。
ブロッコリーを冷凍するまでの手順
生のままと茹でたブロッコリー、それぞれ冷凍するまでの手順を紹介します。
ブロッコリーを生のままで冷凍する
ブロッコリーを生のままで冷凍するには、ちょっとしたコツが必要です。
- ブロッコリーの茎を切り落とし房ごとに小さく切り分ける
房が大きいものは、手で割く。 - ブロッコリーを洗い水気をふき取る
汚れが落ちるように、水を張ったボウルの中で軽く揺するようにして洗う。
洗い終えたらペーパータオルなどで、水気が残らないようにしっかりとふき取る。
水気が残ると、解凍後に水っぽくなってしまうため注意する。 - ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍する
ブロッコリー同士が重ならないように、冷凍用保存袋に入れる。
ブロッコリーを茹でて冷凍する
ブロッコリーを茹でて冷凍する手順は、以下のとおりです。
- ブロッコリーの茎を切り落とし房ごとに小さく切り分けて30秒ほど茹でる
硬めに茹でることがポイント。 - ブロッコリーを茹でたらザルなどに取り水気を切る
水気が残ると、解凍後に水っぽくなるため、よく水気を切る。
水気を切る際には、お湯でやけどをしないように注意する。 - ブロッコリーが冷めたら冷凍用保存袋に入れて冷凍する
ブロッコリー同士が重ならないようにして、冷凍用保存袋に入れる。
ブロッコリーを冷凍する注意点
ブロッコリーを冷凍する際、「生のまま」でも「茹でてから」でも、両方に共通した注意点が3つあります。
以下で、詳しく説明します。
【注意点】
- ブロッコリーに付いている水気をしっかりとふき取る
前述のとおり、ブロッコリーを洗ったり茹でたりした後は、水気をしっかりとふき取ることが大切です。
水気が残ると解凍した時に水っぽくなり、食感が悪くなります。また、水気が残っていることで、冷凍した際にブロッコリー同士が張り付いてしまいます。特に、ブロッコリーの花蕾(からい)の中(ドーム状の部分)は水気を切りにくいため、注意してふき取りましょう。 - 急速冷凍する
急速冷凍して、ブロッコリーの旨味を保ったまま保存しましょう。
急速冷凍機能がない冷凍庫でも、熱伝導率が高い金属性のトレーなどの保存容器にブロッコリーを載せることで、冷凍にかかる時間を短縮できます。 - ブロッコリーの花蕾が崩れないように保存する
冷凍したブロッコリーの花蕾はもろく、冷凍庫内で他の食品に当たるとぼろぼろと崩れてしまいます。
冷凍庫内に食品が多く入っている場合は、袋ではなく、保存容器を使用しましょう。容器で保護することで、形を崩さずに保存できます。
冷凍したブロッコリーを美味しく解凍する方法
続いて、冷凍したブロッコリーを、水っぽくならずに解凍する手順を順番に紹介します。
- 凍った冷凍ブロッコリーと水をフライパンに入れて加熱する
フライパンに油は引かず、凍ったままのブロッコリー100gに対して、水を大さじ3加える。
蒸気によって冷凍ブロッコリー全体に熱が伝わり、まんべんなく解凍できる。 - ふたをして中火で2分間蒸す
2分間蒸し焼きにしたら、ふたを開けて水分がなくなっていないか確認する。
水がなくなっていたら、水を少量加えて再びふたをして加熱。
解凍するブロッコリーが多い場合は、加熱時間を長くする。 - ふたをとり弱火で水気がなくなるまでじっくり加熱する
フライパンから水分がなくなるまで加熱。
加熱し終わったら、フライパンから取り出す。
冷凍したブロッコリーの保存期間
ブロッコリーは、日が経つと緑色から黄色っぽくなり、次第に茶色へと変色します。
色が緑から変わってきた時点で、腐り始めています。
ブロッコリーが腐る原因は複数ありますが、家庭の冷蔵庫で傷み始めるのは、「湿度や温度が適正でない」ことが考えられます。
ブロッコリーを適切な湿度や温度で保存するには、冷蔵庫の野菜室に入れるようにしましょう。
長持ちさせたい場合は、ブロッコリーを冷凍すると、1カ月程度は保存可能です。
生のまま冷凍保存しても、茹でてから冷凍保存しても保存期間は変わりません。
しかし、冷凍しても時間とともに味や食感は落ちてしまうため、早めに食べきることを心がけましょう。
冷凍方法「生」と「茹でる」を比較
ブロッコリーを冷凍方法するなら、「生」と「茹でる」どちらがよいのでしょうか。
まず、美味しさと栄養素を求める場合は、ブロッコリーを「生」のまま冷凍保存するのがおすすめです。
ブロッコリーを生のまま保存することで、シャキシャキとした歯ごたえや風味を残したまま保存できます。
また、生のままであれば、茹でて加熱することで減ってしまうビタミンやカリウムなどの栄養素を留めておくことができます。
料理をつくるときも、生のままの冷凍が味を損なわずに使えます。
一方で、使いやすさを求める場合は「茹でる」保存方法がおすすめです。
忙しい朝にお弁当を作るときなどは、すでに茹でてある冷凍ブロッコリーを使うことで、調理の手間が省けます。
ブロッコリーの冷凍保存方法をまとめると、「美味しさ」「栄養素」を重視する場合は生のまま、「使いやすさ」重視なら茹でてから冷凍するのがよいでしょう。
凍ったままのブロッコリーを美味しく料理する
冷凍ブロッコリーを使って、かんたんで美味しい料理をつくりましょう。
凍ったブロッコリーはそのまま料理に使えるので、解凍の手間は不要です。
ここでは、冷凍ブロッコリーを使用したレシピを2つご紹介します。
【レシピ】ブロッコリーとベーコン炒め
ブロッコリーとベーコン炒めのレシピを紹介します。
■ 材料:2人分
冷凍ブロッコリー | 6房 |
---|---|
オリーブオイル | 大さじ2 |
にんにく | 1/2個 |
ベーコン | 2枚 |
塩 | 適量 |
こしょう | 適量 |
■ つくり方
- にんにくをみじん切りにする
- ベーコンを3センチ幅に切る
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で加熱する
- にんにくの香りがたってきたら、冷凍ブロッコリーとベーコンを加えて炒める
- ベーコンに火が通ったら、塩とこしょうで味を整えたら完成
ブロッコリーとベーコンは相性が抜群なので、やみつきの一品になります。
【レシピ】ブロッコリーのポタージュ
ブロッコリーのポタージュレシピを紹介します。
■ 材料:2人分
ブロッコリー | 80g | |
---|---|---|
有塩バター | 10g | |
玉ねぎ | 1/4個 | |
塩 | ひとつまみ | |
ブラックペッパー | 適量 | |
じゃがいも | 1個 | |
牛乳 | 100ml | |
(A) | 水 | 150ml |
顆粒コンソメ | 小さじ1 | |
(B) | 生クリーム | 50ml |
塩 | 小さじ1/2 |
■ つくり方
- ブロッコリーは500Wの電子レンジで1分30秒加熱する
- じゃがいもの皮をむいて、5mm幅に切る
- 玉ねぎは1cm幅に切る
- 鍋に有塩バター、塩、玉ねぎを入れて弱火で炒める
- じゃがいもを加え、じゃがいもが透き通るまで中火で炒める
- (A)を加え、じゃがいもがヘラで潰せる柔らかさになるまで中火で煮込む
- 粗熱をとる
- 煮込んだスープ、解凍したブロッコリー、牛乳をなめらかになるまでミキサーにかける
- ミキサーにかけたスープを鍋に移し、(B)を加えて弱火で5分煮込む
- 器によそい、ブラックペッパーをかけて完成
紹介したブロッコリーポタージュは、じゃがいもが入っているため、満腹度の高いスープになります。
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