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なめこは、新鮮な状態でもぬめりがあるため、傷んでいるか見分けにくいきのこです。
なめこが傷んで食べられなくなっているのか分からず、困っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、なめこの賞味期限や、傷んだなめこの見分け方などを解説します。
じつは足が早く傷みやすいなめこを、長期間保存する冷凍方法やおすすめのレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
なめこの賞味期限は?書いていない場合は?
なめこの賞味期限は、野菜や果物と同様に、表記されていないことが一般的です。
なめこの賞味期限を、次の4通りに分けて詳しくご紹介します。
- 未開封のなめこ
- 開封後のなめこ
- 真空パックのなめこ
- 缶詰・瓶詰のなめこ
袋が未開封のなめこ
石づき付きのなめこや、袋が未開封のなめこの賞味期限の目安は、3日程度です。
なめこの保存状態にもよりますが、傷みやすいため、なるべく早く食べるとよいでしょう。
冷蔵庫に入れなければ、なめこはすぐに傷んでしまうことが多いです。
スーパーでも、常温では鮮度を保てないので、冷蔵して販売されています。
水分を多く含んでいる食材は腐りやすいもの。年間を通して要冷蔵ですが、とくに夏場は、忘れずに冷蔵庫に入れましょう。
袋やパックを開封後のなめこ
袋やパックを開封後のなめこの賞味期限の目安は、1〜3日程度です。
水洗い後や、開封後のなめこは、開封前よりも早く傷みます。一度開封したら、すぐに使い切ることをおすすめします。
使い切れない場合は、水気をよく切り冷凍保存するとよいでしょう。
真空パックのなめこ
真空パックのなめこの賞味期限の目安は、1週間程度です。
真空パックのなめこはいくぶん傷みにくいですが、すぐに使わない場合は冷凍保存をおすすめします。
缶詰・瓶詰のなめこ
なめこ水煮など、缶詰や瓶詰に入っているなめこの賞味期限は、数か月〜数年程度です。
すぐには食べずとも、なめこを常備したい人には、缶詰のなめこの購入をおすすめします。
缶詰のなめこも、開封後は数日で腐りやすいため、なるべく早く食べましょう。
また、余ったなめこを、缶に入れたまま保存することは避けてください。
缶で手をけがしてしまったり、缶の内部が酸化されてしまったりすることもあるためです。
残ったなめこは、別の容器に移し替え、ラップや蓋をして冷蔵保存しましょう。
缶詰のなめこを長く保存するためには、保管状況にも注意が必要です。
缶詰の保管状況が悪ければ、さびが発生し、なめこが食べられなくなることもあります。
なめこを無駄にしないためにも、缶詰は、以下の条件を満たす場所に保存しましょう。
- 直射日光が当たらない場所
- ジメジメしていない場所
- 日陰などの涼しい場所
傷んだなめこの見分け方
傷んだなめこは、においや見た目などで判断できます。
なめこから酸っぱい臭いがしたら、食べることはおすすめしません。
酸っぱい臭いの正体は、乳酸菌などの微生物が作る物質です。必ずしも害があるわけではないものの、風味が大きく損なわれ、食用に適さなくなります。
まずは、なめこのにおいを嗅いでみて、酸っぱい臭いや、腐敗臭がしないか確かめてみましょう。
においで判断できなければ、なめこの色や形状をチェックします。
茶色いなめこが黒くなっていたら要注意です。なめこの形状が崩れていたり、ドロッとしていたりする場合も食べるのは控えましょう。
また、「白い泡状のものがある」「カビが生えている」「水っぽい」などの兆候があるなめこも食べられません。
健康を害さないために、食べていいのか判断しかねる場合は、無理に食べないことをおすすめします。
冷凍保存したなめこの賞味期限
なめこを買ってもすぐに使う予定がなければ、「冷凍保存」をおすすめします。
冷凍保存したなめこの賞味期限は、1か月程度です。新鮮なうちに冷凍保存すると、いつでもなめこを楽しめます。
冷凍保存したなめこは、解凍せずに、そのままお味噌汁などに使えます。
特別な手間も必要ないので、使いきれなかったなめこは、ぜひ冷凍保存しましょう。
なめこを冷凍保存する方法
なめこを冷凍保存する方法は、とても簡単です。
以下では、なめこを冷凍保存する方法を2つご紹介します。
株つきなめこ
株つきなめこの場合は、石づきを切り落としバラバラにした状態で、保存袋に入れて冷凍保存します。
保存袋の口は必ず、きれいに閉じてください。
株つきなめこを冷凍するポイントは、水で洗わないことです。
水で洗ってしまうと、冷凍時になめこがくっついたり、傷みやすくなったりしてしまいます。
汚れが気になる場合は、キッチンペーパーを少し湿らせて拭く程度にとどめましょう。
また、保存状態が悪くなめこが濡れている場合は、乾いたキッチンペーパーで軽く水気を拭き取ることをおすすめします。
真空パックのなめこ
真空パックのなめこは、なめこが入っていたパックのまま冷凍して問題ありません。
パックを半分に折ってから冷凍しておくと、使用時に半分の量を取り出しやすくなります。
冷凍保存したなめこに向くおすすめレシピ5選
冷凍保存したなめこは、軽く水洗いをしてぬめりを落とせば、すぐに料理に使えます。
以下では、冷凍保存したなめこにぴったりのおすすめレシピを5つご紹介します。
なめこのお味噌汁
「なめこのお味噌汁」は、なめこを使う定番のレシピ。
水1カップにだしを適量入れ煮立ったら、冷凍なめこを入れてよく加熱しましょう。味噌を適量入れて完成です。
豆腐やネギを一緒に入れると、より美味しくなります。
なめこのあんかけうどん
とろとろとしたなめこは、あんかけうどんにもピッタリ。
なめこは、熱湯で加熱してからザルに上げておきます。
水で割っためんつゆを沸騰させて火を止め、水溶き片栗粉を加えましょう。めんつゆにとろみが付くまで中火で温めます。
茹でたうどんに、あんかけやなめこをかけて完成です。
とろろとなめこそば
なめこをつかった「とろろとなめこそば」は、いつものそばが手軽に、いっそう美味しくなります。
そばに、茹でたなめこと、すりおろしたとろろを乗せるだけ。
とろろは、すりおろしと千切りを合わせると、さらに食感が良くなります。
ほうれん草となめこのおひたし
「ほうれん草となめこのおひたし」は、鉄分を取りたい人にもおすすめのレシピです。
茹でたほうれん草となめこをあえて、出汁醤油をかけるだけ。
簡単に、なめこを美味しくいただけます。
オクラとなめこのあえもの
副菜を一品増やしたい人には、「オクラとなめこのあえもの」がおすすめ。
茹でたオクラを輪切りにし、火を通したなめことあえましょう。
ポン酢を入れるとさっぱりと、出汁醤油をいれると王道の味になります。
鰹節や、大根おろしを入れてもよいでしょう。
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