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食パンやフランスパンなどの食事パンから、甘い菓子パンまで、パンの種類は数多くあります。
いろいろなパンの味を楽しみたいけれど、何を選べばいいかわからないという方も多いでしょう。
この記事では、材料や食感からみたパンの種類や、味の特徴、おすすめの食べ方などを紹介しています。
ぜひ、パン選びの参考にしてください。
材料の配合からみたパンの種類
![材料の配合からみたパンの種類](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/11/202312_bread_1-1.jpg)
パンの種類は、パン生地材料の配合によって2種類に分類されます。
リーン
リーンなパンとは、パン生地の材料が基本材料(小麦粉、イースト、水、塩)のみに近いものをいいます。
クラストと呼ばれる表皮がしっかりとしていて、かみごたえがあるのが特徴です。
シンプルな味であるため、主食に用いられることが多いパンです。
リッチ
リッチなパンとは、パン生地の基本材料に油脂や乳製品、卵などを配合したものをいいます。
キメが細かくて柔らかく、しっとりした食感があります。
そのまま食べられる甘いパンが多く、リッチなパンと比べるとカロリーは高めです。
食感からみたパンの種類
![食感からみたパンの種類](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/11/202312_bread_2-1.jpg)
パンの種類は、食感によって3つに分類できます。
ハード系
外皮はパリッと、内側はもちもちとした食感のパンです。
主にリーンな配合のパンに多く、かむほどに小麦の香ばしさが強く感じられます。
ソフト系
柔らかく、ふんわりとした食感のパンです。
主にリッチな配合のパンに多く、スーパーなどで購入できるパンのほとんどはソフト系パンに分類されます。
セミハード系
ハードとソフトの中間の食感をもつパンです。
柔らかい食感でありながら、しっかりとした食感も楽しめます。
代表的なパンの種類と特徴【ハード系】
![代表的なパンの種類と特徴【ハード系】](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/11/202312_bread_3-1.jpg)
硬い食感が魅力のハード系パンを紹介します。
バゲット
日本ではフランスパンと呼ばれることも多いバゲットは、ハード系パンの代表です。
細長い形が特徴的で、表面の切れ込み(クープ)がよく開き、そり返っているものがおいしいといわれています。
しっかりとした歯応えと小麦の香りが楽しめるパンです。
チーズフォンデュや、ワインのお供にするのもよいでしょう。
カンパーニュ
表皮はパリッとしていて内側はもっちりとした、フランス生まれのパンです。
小麦粉に加え、ライ麦粉や全粒粉を使っているので、独特の香りと酸味があります。
オリーブオイルを付けて、パン本来の味を楽しむのが一般的です。
スープやシチューと一緒に食べるのもおすすめです。
ライ麦パン
ドイツパンの代表といわれるライ麦パンは、その黒い見た目から「黒パン」とも呼ばれています。
独特の風味と食感、強い酸味が特徴で、かむほどに深い味わいが感じられます。
あたためすぎると風味が飛んでしまうので、ほんのりあたためる程度にとどめましょう。
レストランで食べるようにパテを塗って、チーズと一緒に食べると絶品です。
イギリスパン
日本の角食パンよりキメが細かく、ふっくらとしています。
バターや砂糖をあまり加えないので、軽くてあっさりとした味わいです。
バターやジャムと一緒に食べたり、サンドイッチにしたりしてもよく合います。
代表的なパンの種類と特徴【ソフト系】
![代表的なパンの種類と特徴【ソフト系】](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/11/202312_bread_4.jpg)
柔らかい口当たりが人気のソフト系パンを紹介します。
ロールパン
ロールパンは、バターや卵を練り込んで焼き上げており、豊かな風味とほのかな甘みがあります。
ロールパンのなかでも、バターをたっぷり使用したパンをバターロールと呼びます。
食事パンや、サンドイッチにするのがおすすめです。
ブリオッシュ
バターとミルクをたっぷり使用した、しっとりとした食感の甘いパンです。
生クリームをたっぷり挟んで、マリトッツォにするのが定番です。
塩味との相性がいいので、あたためてハムやチーズを挟んでもおいしくいただけます。
砂糖やバターが多く使われているので、あたためる際は焦げないように注意してください。
クロワッサン
バターを何層にも練り込んで焼き上げたクロワッサンは、サクサクとした食感と豊かな香りが特徴です。
フレンチトーストやサンドイッチにしたり、アイスを挟んでデザートにしたり、アレンジして楽しみましょう。
デニッシュ
デニッシュは、サクサクとした食感が楽しめる、デンマーク生まれのパンです。
見た目や食感はクロワッサンに似ていますが、クロワッサンより甘い仕上がりになっています。
フルーツや生クリームをトッピングし、スイーツのようにいただくのがおすすめです。
白パン
白パンは、小麦の豊かな香りと味が楽しめる、ドイツ生まれのパンです。
低温でじっくり焼くので、もっちりと柔らかく、適度な歯応えがあります。
薄く色がつく程度のトーストにすると、小麦の香りが立ち、口中においしさが広がります。
どんな食材にも合わせやすいパンです。
食パン
見た目はイギリスパンに似ていますが、イギリスパンと比べて水分量が多く、キメが細かくなっています。
また、バターや油脂類を含んでおり、もっちりした食感と甘みがあるのが特徴です。
食パンには、柔らかくて口当たりが軽い「山食」と、しっとりとした「角食」の2種類があります。
食パンを切る厚さによっても食感が異なるので、食べ方やお好みで選びましょう。
代表的なパンの種類と特徴【セミハード系】
![代表的なパンの種類と特徴【セミハード系】](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/11/202312_bread_5.jpg)
独特な食感が楽しめるセミハード系パンを紹介します。
フォカッチャ
バターの代わりにオリーブオイルを練り込んだパンです。
硬めでしっかりとしたかみごたえがあり、小麦の香りが口中に広がります。
オリーブオイルと塩を付けて、シンプルに食べるのが一般的です。
ワインとの相性もいいので、トマトやチーズなどの具材を乗せてピザ風にするのもおすすめです。
チャバタ/チャバッタ
チャバタ/チャバッタは、イタリアの伝統的なパンです。
フォカッチャに似ていますが、フォカッチャに比べ水分量が多いので、もっちりした食感になっています。
チャバタ/チャバッタに生ハムやチーズなどを挟み、焼き目を付けたホットサンドを「パニーニ」といいます。
パリッとした食感と、小麦の香りや甘みが楽しめる人気の食べ方です。
スモークサーモンやチキンなどを挟んでも、おいしくいただけます。
お好みの具材を合わせて楽しんでください。
ベーグル
生地を一度お湯でゆでてから焼くのが特徴です。
卵やミルク、バターを使っておらず、もっちりとした独特の食感と、小麦の香りが強く感じられます。
チーズやゴマなどを生地に練り込んだベーグルなどもあり、種類が豊富なのも魅力です。
肉や野菜を挟んでベーグルサンドにしたり、チーズフォンデュにしたり、アレンジして楽しみましょう。
イングリッシュマフィン
イングリッシュマフィンはイギリスの伝統的なパンの一つです。
水分量が多く生地がしっとりしていて、かみごたえがあります。
ほんのりと甘みがあり、どんな具材にもよく合います。
ポーチドエッグやアボカドを乗せてエッグベネディクトにしたり、カリッと焼いてアイスクリームを乗せたりしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
代表的なパンの種類や特徴、おすすめの食べ方などを紹介しました。
パンには数多く種類があり、それぞれ食感や味わいが異なります。
パンの特徴が分かれば、よりパンを楽しめるでしょう。
いろいろな種類のパンを食べ比べてみるのもおすすめです。
この記事を参考にして、食事や飲み物とのマッチングを楽しんでください。