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ピザやパスタなど使い道が豊富なバジル。
余ったバジルを保存しようとしたら、失敗してダメにした経験がある方は少なくないでしょう。
簡単に変色し保存が難しいと思われていますが、実は常温、冷蔵、冷凍全ての保存方法に対応しており、最長1年間保存可能です。
本記事ではバジルの保存方法を詳しく紹介します。
大量消費に最適なレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
バジルの保存方法
バジルは冷蔵や冷凍、常温、乾燥などさまざまな方法で保存できます。
すぐに使う予定がある場合は常温や冷蔵庫での保存でも問題ありませんが、長期保存なら冷凍保存や乾燥保存、バジルオイル、塩バジルがおすすめです。
次にバジルを使う予定に合わせて最適な保存方法を選びましょう。
冷蔵保存
バジルは冷気に弱いですが、正しい手順を踏めば冷蔵保存も可能です。
すぐに使わない場合は、冷蔵保存を検討しましょう。
冷蔵で保存する手順は下記の通りです。
- 保存容器に湿らせたキッチンペーパーを敷き詰めバジルを入れる
- バジルの上から湿らせたキッチンペーパーをふんわりと被せる
冷蔵する場合は、バジルを洗わずに容器に入れることが大切になります。
なぜならバジルは傷つきやすく、傷がつくと黒く変色してしまうからです。
汚れが気になっても料理に使う直前に洗うようにしましょう。
冷蔵する場合の保存期間の目安は、約1週間です。
冷凍保存
長期間バジルを保存したい場合には、冷凍することがおすすめです。
バジルは冷凍することで、約1ヵ月まで消費期限を延ばせます。
冷凍保存の手順は下記の通りです。
- バジルを水で洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る
- ジッパー付きの保存袋に葉っぱが重ならないよう広げて入れる
- 冷凍庫で保存する
大量に保存する場合は、使用する分ずつ小分けにしてラップで包んでおくと便利です。
バジルは凍らせると簡単に砕けるため、粉末にして使用したい場合も冷凍保存を検討すると良いでしょう。
常温保存
数日以内にバジルを使い切る場合は、常温で保存しても問題ありません。
常温保存の手順は下記の通りです。
- コップに水を入れ、バジルの茎を浸す
- バジルを入れたコップを風通しの良い直射日光が当たらない場所で保管する
- 1日1度水を交換する
常温保存では、1~3日程度しかバジルを保存できません。
すぐに悪くなってしまうため、なるべく早めに使い切るようにしてください。
常温以外の保存方法であれば3日以上の保存も可能なため、すぐに使わない場合は他の保存方法を検討しましょう。
なお、水に浸すのは茎だけであり、葉っぱを水につけてしまうと黒く変色してしまいます。
乾燥保存
トッピングとして料理にパラパラかけて使うことを想定しているのであれば、乾燥して粉末にすることがおすすめ。
乾燥保存の手順は下記の通りです。
- バジルを水洗いしキッチンペーパーでしっかり水気を取る
- 耐熱皿に重ならないようにバジルを並べる
- 様子を見ながら600Wで2~3分加熱する
- 袋に入れめん棒などで砕き、粉末にする
乾燥には電子レンジを使用するため、5分ほどで簡単に乾燥バジルが作れます。
乾燥する場合の保存期間の目安は、約6ヵ月です。
風通しの良い湿気がこもりにくい場所で保管してください。
バジルオイルにして保存
半端にバジルが余ってしまった場合は、オリーブオイルに漬け込んで使い道豊富なバジルオイルを作ってみることもおすすめです。
作り方はとても簡単で、下記の通り2ステップで作れます。
- バジルの葉を洗い、水気を取って硬い茎を取り除く
- 保存容器にオリーブオイルとバジルの葉を入れ2~3日馴染ませる
バジルオイルは、肉料理や魚料理、サラダなどさまざまな料理の風味付けに使えます。
バジルオイルの消費期限は、約2週間です。
常温ではなく冷蔵庫で保管しましょう。
塩バジルにして保存
バジルは塩に漬け込み塩バジルにすると、約1年ほど保存できます。
塩バジルの作り方は、下記の通りです。
- バジルを水で洗い、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取る
- 茎が太くなっている場合は、茎だけ取り除く
- 保存容器に満遍なく塩を敷き詰め、その上にバジルを乗せる
- バジルがなくなるまで3を繰り返す
- 冷蔵庫に入れて保管する
材料は塩とバジルの2つだけ。
ポイントはしっかりと水気を取り除いてから漬け込むことと、冷蔵庫で保存することです。
塩に付け込んでいても、常温で置いておくと腐るので注意してください。
料理に使用する際は、塩を落として水抜きをしてから使用します。
保存していたバジルが黒くなる理由
バジルが黒くなってしまうのは、バジルが傷みやすく酸化しやすいからです。
葉を洗ったり茎を外したりする際に表面が少し擦れるだけでも細胞が傷つき、そこから酸化して黒くなります。
バジルは黒く変色しても食べられますが、風味が落ちてしまうため、保存の際は葉が黒くならないよう工夫することが大切です。
冷蔵庫に入れる際は冷気が直接当たることを避け、葉を洗う際は傷めないよう注意を払いましょう。
バジルを使った人気レシピ3選
バジルを使った人気のレシピを紹介します。
どれもおすすめのレシピのため、バジルが余って困っている方はぜひ挑戦してみてください。
定番!ジェノベーゼ
バジル料理の定番、ジェノベーゼのレシピです。
材料(2人分)
- バジル 50g
- 松の実 30g
- ニンニク 1かけ
- 塩 小さじ1/3
- コショウ 少々
- オリーブオイル 200ml
- 粉チーズ 大さじ2
- パスタ 160g
- じゃがいも 1個
- いんげん 6本
作り方
- 松の実をフライパンでさっと炒める
- ニンニクを半分に切り芯を取り除く
- ミキサーにパスタ、じゃがいも、いんげん以外の材料を全て入れ、なめらかになるまで混ぜたらソース完成
- じゃがいもの皮を剥き1cm幅にカットする
- いんげんのへたを切り落とし半分にカットする
- パスタとじゃがいも、いんげんを鍋で10分煮る
- ゆでた野菜とパスタ、ソースを混ぜ合わせる
松の実がない場合はクルミで代用できます。
簡単!マリナーラピザ
自宅で本格的な味わいが楽しめるマリナーラピザのレシピです。
材料(4人分)
- ピザ生地 1枚
- トマト缶 200g
- 塩 小さじ1/3
- コショウ 少々
- ニンニク 1かけ
- オリーブオイル 大さじ1
- オレガノ 適量
- バジル 5~10枚
作り方
- 芯を取り除いたニンニクをみじん切りにしてオリーブオイルで軽く炒める
- 炒めたニンニクにトマト缶とオレガノ、塩、コショウを入れて10分ほど煮詰める
- ピザ生地にマリナーラソースを塗る
- バジルをトッピングしてオーブンで焼く
ピザ生地は、市販の物を使用すると簡単です。
マリナーラソースを塗る際は、生地のふちを1cmほど残すと完成時の見栄えが良くなります。
使い道豊富!バジルソース
パスタにもピザにもカプレーゼにも使える万能なバジルソースのレシピです。
完成したソースは薄めずにそのまま料理に使用できます。
材料
- バジル
- 松の実
- ニンニク
- 粉チーズ
- 塩
- オリーブオイル
作り方
- バジルを洗い茎を切り落とす
- ミキサーに全ての素材を入れ、なめらかになるまで混ぜる
- 保存容器に詰める
レシピのポイントは柔らかいバジルを使うことです。
成長して硬くなったバジルは苦みがあり、使うと味が悪くなるので注意しましょう。
瓶などを保存容器として使用する場合は、必ず熱湯消毒を行ってください。
まとめ
バジルの保存方法と人気のレシピを紹介しました。
バジルは常温なら1~3日、冷蔵なら1週間、冷凍なら1ヵ月保存できます。
保存方法によって保存可能な期間が違うため、使用予定に合わせて最適な保存方法を選びましょう。
正しい手順を踏めば大きく保存期間を延ばせるため、バジルが余った際はぜひ本記事で紹介した保存方法に挑戦してみてください。