【こんにゃくの保存】冷蔵・冷凍での保存方法とかんたんレシピを紹介

【こんにゃくの保存】冷蔵・冷凍での保存方法とかんたんレシピを紹介

プルンとした独特の食感とほのかな風味が料理をひきたててくれるこんにゃく。

煮物に一品料理にと、よく使う方も多いのではないでしょうか。

こんにゃくの保存は未開封か開封後かなどのこんにゃくの状態によってベストな保存方法が少しずつ異なります。

この記事では、未開封・開封後・アク抜きの下処理後・冷凍の4パターンの保存方法をそれぞれ詳しく紹介。

適切な方法でこんにゃくを新鮮なまま、長くおいしく楽しんでみましょう。

こんにゃくの成分のほとんどは水分でできていますが、私たちが健康に過ごしていくうえで欠かせない栄養素も豊富に含んでいます。そこでこの記事では、こんにゃくの栄養素や効能、効果的な食べ方まで詳しくご紹介していきます。

未開封のまま保存する場合

未開封のまま保存する場合

こんにゃくは袋を開けない状態でなら常温で保存できます。

こんにゃくを未開封で保存するときのポイント

  • 直射日光や高温多湿を避けて保存する
  • 冷蔵庫で保存する場合は凍らないよう、置き場所に気を付ける
  • 日持ちする期間は約10日~数週間

冷蔵庫で保存する場合、こんにゃくは凍ると食感が大きく変わってしまうため、冷気の吹き出し口付近など温度が低い場所は避けてください。

日持ちする期間は商品によって差が大きいので、商品パッケージの賞味期限をしっかり確認しておくといいでしょう。

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開封後に冷蔵で保存する場合

開封後に冷蔵で保存する場合

開封後は常温ではなく冷蔵庫に入れて保存します。

その際、袋の中にこんにゃくと一緒に入っている液体を活用するのがおすすめ。

こんにゃくの袋に入っている液体を活用する

こんにゃくと一緒に入っている液体はアルカリ水といって、殺菌作用によって日持ち期間を少し伸ばすことができます。

アルカリ水で保存するときの手順

  1. こんにゃくの入っていた袋の中の液体を保存容器か保存袋に移す
  2. 1の中にこんにゃくを入れる
  3. 保存袋の場合はできるだけ空気を抜いて冷蔵庫へ入れる

日持ちする期間は約1週間ですが、なるべく早めに食べた方が風味が損なわれません。

こんにゃくの袋の液体を捨ててしまったら水道水で代用できる

こんにゃくの袋に入っていたアルカリ水を捨ててしまったら、水道水で代用しましょう

日持ち期間は少し短くなりますが、保存中に水道水を入れ換えることでアルカリ水での日持ち期間に近づけることができます。

水道水で保存するときの手順

  1. 保存容器か保存袋の中にこんにゃくを入れる
  2. その中にひたひたになるまで水道水を入れる
  3. 保存袋の場合はできるだけ空気を抜いて冷蔵庫へ入れる
  4. 2日ごとに水道水を入れ換える

日持ちする期間は、水道水を入れ換えた場合で約5日です。

少しでも長く保存したいときは料理に使う直前までこんにゃくを手で触らないなどの、雑菌の繁殖を抑える工夫をすると品質を保ったまま保存が可能。

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ゆでてアク抜きをした後に保存する場合

ゆでてアク抜きをした後に保存する場合

こんにゃくはアク抜きをしなくても食べられますが、茹でてアク抜きをすると臭みが取れて素材のおいしさ・風味をより感じることができます。

本来、アク抜きは料理の直前に行うものですが、1つのこんにゃくを複数回に分けて使いたいときなどに便利なのがこの方法。

アク抜きの手間を分けずに済むので、時短になります。

こんにゃくをアク抜きをしてから保存する手順

  1. こんにゃくを料理で使うサイズにカットする
  2. 鍋に水を入れて沸騰させ、塩を入れる(こんにゃく1枚あたり小さじ1/2)
  3. 鍋にこんにゃくを入れ、再び沸騰したら1~2分煮る
  4. ゆで汁の一部を耐熱性の保存容器に移す
  5. 残ったゆで汁とこんにゃくをザルにあけて水気を切る
  6. こんにゃくをゆで汁の入った保存容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れる

日持ちする期間は約1週間ですが、早めに食べ切ってください。

こんにゃくをカットするとき、スプーンで一口サイズ大にちぎると断面がギザギザになって味がしみやすくなります。

更にしっかりとアク抜きをするなら、茹でる前に塩もみを。

ボウルにカットしたこんにゃくと塩小さじ1を入れ、手で軽く混ぜます。

そのまま5分ほど置いたら、塩は落とさずにそのまま鍋に入れ、塩を追加しないで茹でてください。

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冷凍して保存する場合

冷凍して保存する場合

日持ち期間は冷蔵では最大1週間ほどですが、冷凍なら約1ヶ月の長期保存が可能。

冷凍後は食感が大きく変わってしまいますが、それを逆手に取ったアイディアレシピもあります。

こんにゃくを冷凍して保存する手順

  1. こんにゃくを料理で使う大きさにカットする(そのままでもOK)
  2. キッチンペーパーで水気をよくふき取る
  3. 冷凍用の保存袋にこんにゃくが重ならないように入れ、袋の空気を抜く
  4. 冷凍庫へ入れる

冷凍したこんにゃくは水分が抜けてゴワゴワとした食感になりますが、その変化をうまく利用してお肉の代わりに使えばダイエット食にもぴったり。

冷凍したこんにゃくの使い方

冷凍したこんにゃくは解凍して水気をよく切ったら、肉類と同じように調理するだけです。

冷凍こんにゃくの解凍方法

  • 冷蔵庫へ移して自然解凍させる
  • 保存袋に入れたまま流水をかけ流して解凍する
  • 流水で少し解凍してから電子レンジで解凍する(600Wで約5分)

解凍方法はお好みで選んで問題ありません。

解凍後のこんにゃくに水気が残っていると中途半端な食感になってしまうため、手でにぎったりキッチンペーパーでおさえたりして、水気をできる限り取りましょう。

凍み(しみ)こんにゃく / 凍りこんにゃく

凍らせたこんにゃくは「凍み(しみ)こんにゃく」という名で呼ばれ、茨城県北部の奥久慈郡地域などで古くから冬の郷土料理として伝わっています。

近年では低カロリーなダイエット食として「凍りこんにゃく」が広まりつつあり、さまざまなレシピが考案されています。

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こんにゃくを使ったレシピ

こんにゃくを使ったレシピ

普通のこんにゃくと凍りこんにゃく、それぞれを使った2つのレシピを紹介します。

こんにゃくのきんぴら

おかずにあと一品ほしい、そんなときにすぐ作れる時短レシピです。

材料(2人前)

  • 板こんにゃくまたは糸こんにゃく…300g
  • 醤油…大さじ2
  • 砂糖…大さじ1
  • 料理酒…大さじ2
  • ごま油…小さじ2
  • いりごま(白)…適量

作り方

  1. 板こんにゃくの場合は細切りにする
  2. 鍋に熱湯を沸かしてこんにゃくと塩小さじ1/2を入れ、再び沸騰してから1~2分煮る
  3. ザルに2をあけて水気を切る
  4. フライパンでこんにゃくを乾煎りして水分を飛ばす
  5. 醤油・砂糖・料理酒を加えて混ぜる
  6. 水気がなくなったらごま油を加え、全体になじませる
  7. お皿に移していりごまをふりかけて完成

糸こんにゃくを使えば1の手順を飛ばせるのでとっても簡単。

もっとボリュームが欲しいときは、にんじんやごぼうを足せば食べごたえが出ます。

凍りこんにゃくの唐揚げ

カロリーは抑えたいけどしっかり食べたいというときに嬉しいヘルシーレシピです。

材料(2人前)

  1. 凍りこんにゃく(冷凍こんにゃく)…600g
  2. 醤油…大さじ2
  3. すりおろし生姜…小さじ1
  4. すりおろしニンニク…小さじ1
  5. 片栗粉…適量

作り方

  1. 一口サイズにカットして冷凍しておいたこんにゃくを解凍する
  2. 手で握って水気をしっかり切ってから、キッチンペーパーでも水気を取る
  3. 袋にこんにゃくと醤油・すりおろし生姜・すりおろしニンニクを入れて袋の上から揉み、10分置く
  4. こんにゃくに片栗粉をまぶして180℃の油で揚げる
  5. きつね色になるまで揚がったら完成

詳しい冷凍方法と解凍方法は前述の「冷凍して保存する場合」をご覧ください。

こんにゃくに水気が残っているとお肉のような食感にならないため、揚げる前に水気をしっかり切るのがポイントです。

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まとめ

こんにゃくの保存方法を未開封・開封後・冷蔵・冷凍に分けてそれぞれ紹介しました。

どれが正解ということはなく、好みや状況に合わせて保存方法を選ぶことができます。

今回紹介した保存方法を参考に、こんにゃくをよりおいしく長く味わってみてはいかがでしょうか。

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