目次
「開封したチーズは冷凍できる?」
「冷凍したチーズを解凍するともとのようにおいしく食べられる?」
「ピザ用チーズをパラパラのまま冷凍するコツはある?」
開封したチーズを前に、このような疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事ではチーズの種類に応じた冷凍方法や使い方、ポイントについて詳しく解説します。
ピザ用チーズをパラパラのまま冷凍する方法もご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
開封したチーズは冷凍できる?
開封したチーズは劣化が進みやすく、数日から1週間でカビが生えてしまう種類もあります。
そのため、基本的には早めに食べ切りましょう。
未開封のチーズは冷蔵保存が一般的ですが、開封後に食べ切れない場合は冷凍保存がおすすめ。
約1ヶ月ほど保存できます。
ただし、チーズの種類によっては冷凍で風味や食感が変わったり、においが悪くなったりすることも。
そのため、チーズは種類ごとの特徴を押さえて冷凍することが大事です。
種類別|チーズの冷凍方法と使い方
チーズの冷凍方法は、種類によって異なります。
チーズの種類別に冷凍方法やおすすめの使い方を見てみましょう。
スライスチーズ
スライスチーズはフィルムで個包装されているタイプであれば、そのまま冷凍保存用袋に入れて冷凍できます。
個包装されていない場合、以下の通りに冷凍しましょう。
- 1枚ずつラップで包む
- 冷凍用保存用袋に入れ、空気を抜いて冷凍
凍らせたスライスチーズは、凍ったまま加熱調理に使います。
チーズトーストやハンバーグのトッピングなどに使うのがおすすめです。
プロセスチーズ
プロセスチーズのうち、6pチーズなど個包装されたタイプであれば、そのまま冷凍保存用袋に入れて冷凍できます。
個包装されていないブロックタイプの場合、冷凍の手順は以下の通りです。
- 使いやすい大きさにカットする
- ひと切れずつラップで包む
- 冷凍用保存用袋に入れ、空気を抜いて冷凍
凍らせたプロセスチーズは、凍ったまま加熱調理に使えます。
オムレツや春巻き、餃子やコロッケなどの具に混ぜこむのがおすすめです。
ピザ用チーズ
ピザ用チーズ(シュレッドチーズ)は空気に触れる面積が多くカビやすいため、使いきれない場合は冷凍するのがおすすめです。
ただし、ピザ用チーズは冷凍すると塊になって使いにくくなることもあります。
ピザ用チーズをパラパラに冷凍する基本の手順は以下の通りです。
- 冷凍用保存袋に移し、空気を抜いて冷凍
- 1時間後に冷凍庫からチーズを取り出し、袋のまま軽くもんでパラパラにほぐす
- パラパラになったら再び冷凍庫で保存する
基本のやり方のほかにも、冷凍用保存容器に入れて1時間凍らせてからシャカシャカ振る方法や、片栗粉をまぶしてくっつきにくくする方法もあります。
また、冷凍・加熱可能なラップ機能のあるポリ袋を使用すると、専用の保存袋なしでもパラパラのまま冷凍保存が可能です。
冷凍したピザ用チーズは、凍ったままピザやグラタンにパラパラとふりかけて加熱調理に使いましょう。
粉チーズ
粉チーズは水分が少なく長期保存に向きそうですが、開封後は湿気を吸って固まったりカビが生えたりしやすくなります。
賞味期限内に使い切れない場合は、以下の手順で早めに冷凍するのがおすすめです。
- 使いやすい量に小分けしてラップに包む
- 冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍
冷凍した粉チーズは、凍ったままパスタやリゾットなどにふりかけて加熱調理しましょう。
クリームチーズ
傷みやカビが心配なクリームチーズは、冷凍すると長く保存できます。
クリームチーズを冷凍する手順は以下の通りです。
- 使いやすい量に小分けしてラップに包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
凍らせたクリームチーズは、そのままパスタや煮込み料理などに使えます。
クリームチーズは解凍するとボソボソしてなめらかさが失われるため、チーズケーキなどのお菓子づくりに使いたい場合はコツが必要です。
クリームチーズを柔らかく戻すには、冷蔵庫に3~4時間置いて自然解凍するとよいでしょう。
常温に置くと油分と水分が分離しやすいため、冷蔵庫で時間をかけて解凍するのがポイントです。
モッツァレラチーズ
モッツァレラチーズは水分が多く傷みやすいため、開封後は早めに冷凍するとよいでしょう。
モッツァレラチーズを冷凍する手順は以下の通りです。
- モッツァレラチーズの水気を切り、使いやすい大きさにカットする
- ひと切れずつラップで包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
冷凍したモッツァレラチーズは、凍ったままピザやグラタンに乗せて焼いたり、オムレツの具に使ったりするのがおすすめです。
カマンベール・ゴルゴンゾーラ
白カビに覆われたカマンベールや青カビ系のゴルゴンゾーラなどは、品質が劣化しやすいため冷凍保存には向きません。
そのためカビ系チーズの保存は冷蔵が基本ですが、使い切れない場合は以下の手順で冷凍し、早めに料理に使うとよいでしょう。
- 使いやすい大きさにカットする
- ひと切れずつラップで包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
冷凍したカマンベールやゴルゴンゾーラは、凍ったままチーズフォンデュやパスタソース、フライの具などに使うのがおすすめです。
ゴルゴンゾーラをチーズケーキなどのお菓子づくりに使う場合は、クリームチーズのやり方と同様で、冷蔵庫に3~4時間置いてゆっくり解凍させましょう。
ハードタイプのチーズ
ゴーダチーズなどのセミハードタイプや、パルミジャーノ・レッジャーノなどのハードタイプは水分が少なく、ほかのチーズと比べると冷凍に向いているといえます。
ただし、冷凍によって風味は損なわれやすいため、早めに食べ切るようにしましょう。
ハードタイプのチーズを冷凍する手順は以下の通りです。
- 使いやすい大きさにカットするかスライスする
- 使いやすい分量に小分けしてラップで包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
冷凍したゴーダチーズやパルミジャーノは、凍ったままパスタやピザ、グラタンなどの加熱調理に使えます。
また、粉チーズのように使いたい場合は、冷凍前にすりおろしておくのがおすすめです。
すりおろしたチーズは粉チーズと同様で、小分けしてラップに包んでから冷凍用保存袋に入れてから冷凍するとよいでしょう。
チーズの冷凍や使い方のポイント4つ
開封後のチーズを冷凍するにあたって押さえておきたい、冷凍や使い方のポイントを4つにまとめました。
一つずつ見てみましょう。
ポイント1.空気に触れさせない
チーズは乾燥や湿気に敏感で、空気に触れると乾燥して固まったりカビが生えたりしやすくなります。
冷凍したチーズが伸びない原因も、チーズの水分が抜けて乾燥するためです。
チーズを冷凍する際は、ラップで密封して空気に触れないようにしましょう。
凍らせたチーズを冷凍庫から出し入れする際も注意が必要です。
使いたい量やサイズで小分けして冷凍すると、出し入れの際に空気に触れるのを避けられます。
ポイント2.におい移りさせない
チーズにほかの食材のにおいが移ると、せっかくの風味や味が台無しになってしまいます。
チーズを冷凍する際はラップで包み、さらに密閉容器などに入れておくと、におい移りを防げます。
また、においが強い食材とチーズは保存場所を分けるとよいでしょう。
ポイント3.凍ったまま加熱調理に使う
冷凍したチーズは解凍すると食感や味、風味が落ちてしまうため、解凍して食べるのはおすすめできません。
一度冷凍したチーズは、凍ったまま加熱調理に使うのが基本です。
また、チーズは冷凍・解凍を繰り返すと傷みやすく劣化が早まります。
チーズを冷凍する際は、使う分だけ取り出せるよう小分けしておくと、傷みにくく便利です。
お菓子づくりに使うためにクリームチーズなどを解凍したい場合は、冷蔵庫で時間をかけて解凍してから、加熱調理に使いましょう。
ポイント4.1ヶ月を目安に食べ切る
開封したチーズを冷凍すると保存期間を延ばすことができますが、風味や食感は落ちます。
冷凍したチーズは約1ヶ月を目安に、早めに料理やお菓子に使って食べ切りましょう。
冷凍庫に入れたまま忘れてしまわないよう、冷凍した日付をメモしておくのがおすすめです。
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