冷凍エビを美味しく解凍する方法|下処理方法や注意点も紹介

冷凍エビを美味しく解凍する方法|下処理方法や注意点も紹介

主食から副菜まで幅広い料理に合わせられるエビ。

冷凍しておくといつでも料理に使えて便利ですが、解凍方法次第で風味や食感が変わるため注意が必要です。

本記事では、エビを美味しく解凍する方法を詳しく紹介します。

解凍時の注意点と下処理方法についても紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

プリプリとした食感で、和食・洋食・中華など様々なアレンジが可能な海老。スーパーなどで見かけることも多いですが、実は海老は世界に約3,000種おり、その種類に応じて特徴や味わいが異なることを知っているでしょうか。今回は全3,000種類の海老の中から、日本で食べられる15種類の海老の特徴をご紹介します。

冷凍エビの解凍方法

冷凍エビの解凍方法

エビの解凍方法は、3つあります。

解凍に時間をかけられる場合は、塩水を使用する方法または、冷蔵庫で解凍する方法がおすすめです。

すぐに解凍したい場合は、電子レンジを使用すると良いでしょう。

塩水で解凍する

塩水を使用すると、風味を損なわずに解凍できます。

塩水で解凍する手順は、以下の通りです。

  1. 水200ccに対して塩を小さじ1溶かし、塩分濃度3%の塩水を作る
  2. 作った塩水に冷凍エビを入れて30分~1時間待つ
  3. ざるに上げて水気を切る

水の量は解凍するエビの量に合わせて用意してください。

ポイントは、海水の濃度に近い塩水を使用する点です。

真水を使用すると、エビの旨味が水に溶け出て風味や口当たりが悪くなるので注意しましょう。

冷蔵庫で解凍する

冷凍エビは冷蔵庫で自然解凍することで、風味を落とさずに解凍できます。

冷蔵庫で解凍する手順は、以下の通りです。

  1. 平らなお皿に使用する分の冷凍エビを重ならないように並べる
  2. ラップをかけて冷蔵庫に移す

冷蔵庫で自然解凍する場合、完全に解凍できるまでに約5~6時間かかります。

サイズの大きなエビの場合、6時間以上時間がかかるケースもあるので注意しましょう。

電子レンジで解凍する

電子レンジを使用すれば、3~5分程度ですぐに解凍できます。

エビを電子レンジで解凍する手順は、以下の通りです。

  1. 耐熱容器に冷凍エビと酒小さじ2を入れる
  2. 冷凍エビが浸るくらい水を加え、ラップをかけずに電子レンジに入れる
  3. 600wで3分加熱する

電子レンジは、温度の変化が激しいため、ほかの解凍方法に比べてエビの水分が流れ出て味が落ちるといわれています。

解凍に時間をかけられる場合は、塩水で解凍する方法か冷蔵庫で解凍する方法を選ぶと良いでしょう。

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冷凍エビを解凍する際の注意点

冷凍エビを解凍する際の注意点

冷凍エビを解凍する際に、真水またはお湯を使用するとドリップが流れ出るので注意しましょう。

ドリップとは、冷凍された魚介類を解凍する際に出る、栄養素が含まれた液体のことです。

ドリップが流れ出ると、風味や食感が損なわれます。

真水につけない

冷凍エビを解凍する際に、エビを真水につけてはいけません。

なぜなら、真水に浸して解凍を行うと、エビから旨味や水分が抜け出てしまうからです。

エビから旨味と水分が多く失われると、薄味でパサパサとした口当たりになってしまいます。

水につけて解凍する場合は、真水ではなく必ず塩水を使用しましょう。

塩水の塩分濃度は、3%が理想です。

水200ccあたり塩小さじ1を目安にしてください。

解凍にお湯を使用しない

エビを解凍する際にお湯を使用することはおすすめできません。

なぜなら、解凍時にお湯を使用するとエビに火が通ってしまい、風味が損なわれる可能性があるからです。

お湯をかければ解凍時間を短縮できますが、風味を落としたくない際は水を使用しましょう。

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冷凍エビの下処理方法

冷凍エビの下処理方法

未処理の冷凍エビは、解凍後料理に使用する前に下処理を行う必要があります。

下処理をせずに料理に使用すると、エビの生臭さが味に影響を及ぼすので注意しましょう。

冷凍エビの下処理は、背わたを取る、片栗粉を揉み込む、酒に浸すの順番で行ってください。

背わたを取る

未処理の冷凍エビの場合は、調理する前に背わたを取り除くことがおすすめです。

背わたは処理せずに食べても害はありませんが、取り除いた方が食感や風味がよくなります。

背わたの取り方は、以下の通りです。

  1. エビの背中を丸めて、頭から数えて2~3節目につまようじを刺す
  2. つまようじを刺したまま手前に引く
  3. 出てきた背わたをつまようじと親指で挟み、ゆっくり引き抜く

背わたは簡単に千切れるため、引き抜く際はゆっくり行いましょう。

難しい場合は、背中側からエビを半分に切り開き、包丁で掻き出す方法もあります。

片栗粉を揉み込む

冷凍エビを解凍できたら、調理前に下処理として片栗粉を揉み込みましょう。

片栗粉を揉み込むことで、エビのぬめりや臭みを取り除けます。

  1. 冷凍エビに片栗粉をまぶして揉み込む
  2. 流水でエビについた片栗粉を全て洗い流し、ざるに上げる
  3. キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る

片栗粉がない場合は、小麦粉でも代用可能です。

酒に浸す

冷凍エビは、酒に浸すと臭みを取り除けます。

詳しい手順は、以下の通りです。

  1. 器にエビを入れ、酒を振りかける
  2. 5~10分待つ

酒に浸して5~10分経過したら、酒が濁ってくるため引き上げましょう。

酒の量は、20尾あたり大さじ1が目安です。

漬け込みすぎるとエビの味が変化したり、食感が変わったりするため注意してください。

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冷凍エビで作るおすすめレシピ3選

冷凍エビで作るおすすめレシピ3選

冷凍エビで簡単に作れるおすすめのレシピを3つ紹介します。

ぜひ挑戦してみてください。

エビチリ

エビ料理の定番、簡単に作れるエビチリのレシピです。

材料(2人分)

  • 冷凍エビ 10~15尾
  • 酒 下味小さじ2 合わせ調味料大さじ1
  • 塩コショウ 下味少々 合わせ調味料少々
  • 砂糖 大さじ1/2
  • ケチャップ 大さじ2
  • 生姜チューブ 少々
  • ニンニクチューブ 少々
  • 豆板醤 小さじ1
  • 水 100cc
  • ごま油 大さじ1
  • 鶏がらスープの素 小さじ1/2
  • 片栗粉 下味大さじ1 合わせ調味料大さじ1

作り方

  1. 冷凍エビを解凍し、背わたを取り除く
  2. 冷凍エビに酒、塩コショウ、片栗粉で下味をつける
  3. フライパンに油をひき、豆板醤を入れて軽く炒める
  4. エビを加え両面の色が変わるまで火を通したら、残りの全ての調味料を入れ、とろみがつくまで煮詰める

ポイントはエビを加える前に豆板醤を軽く炒めることです。

豆板醤は油で炒めると、香りや旨味が増します。

ごま油はサラダ油でも代用可能です。

ガーリックシュリンプ

ハワイの名物料理ガーリックシュリンプのレシピを紹介します。

一般的には殻付きのエビを使用しますが、むきエビでも問題ありません。

材料(2人分)

  • 冷凍エビ 15尾
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 塩コショウ 少々
  • ニンニクチューブ 少々
  • バター 20g
  • パセリ 少々

作り方

  1. 冷凍エビを解凍し、背わたを取り除く
  2. エビとオリーブオイル、塩コショウ、ニンニクチューブを混ぜ合わせ冷蔵庫で30分寝かせる
  3. フライパンに調味料ごとエビを入れ、中火にかける
  4. エビの色が変わったらバターを入れて全体に馴染ませる
  5. 仕上げにパセリをかけて完成

そのまま食べても野菜と合わせても美味しく召し上がれます。

エビマヨ

揚げずに焼いて作るエビマヨのレシピを紹介します。

材料(2人分)

  • 冷凍エビ 15尾
  • 片栗粉 大さじ2
  • 酒 大さじ1
  • 塩コショウ 少々
  • マヨネーズ 大さじ2
  • ケチャップ 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • 牛乳 小さじ1
  • 醤油 小さじ1/2

作り方

  1. 冷凍エビを解凍し、背わたを取り除く
  2. エビに酒と塩コショウで下味をつけ、片栗粉にまぶす
  3. フライパンに油をひき、火が通るまでエビを炒める
  4. マヨネーズとケチャップ、砂糖、牛乳、醤油を混ぜ合わせてタレを作る
  5. エビに火が通ったら仕上げにタレと絡める

エビは殻付きでも、むきエビを使用しても問題ありません。

揚げる代わりに焼く分、短時間で簡単に作れます。

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まとめ

エビを美味しく解凍する3つの方法を紹介しました。

冷凍エビは、塩水につける方法なら30分~1時間、冷蔵庫で自然解凍する方法なら5~6時間、電子レンジなら3~5分程度で解凍できます。

電子レンジを使用する方法が最も短時間で解凍できますが、ほか2つの方法の方が解凍時に風味や食感が損なわれません。

時間に余裕がある場合は、塩水につけるか冷蔵庫で自然解凍する方法がおすすめです。

正しい方法で解凍すると、おいしさを損なわずに食べられるため、冷凍エビを解凍する際はぜひ本記事で紹介した解凍方法に挑戦してみてください。

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