目次
ゆで卵はゆでる時間によって、半熟や固ゆでなど、仕上がり具合が異なります。
しかし、理想の仕上がりにするには、実際何分ゆでたらよいかわからない方も多いでしょう。
本記事では、ゆで卵をゆでる時間について解説しています。
お湯からゆでる場合と、水からゆでる場合のゆで時間の違いについても解説しているので、美味しいゆで卵を作りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【状況別】ゆで卵を半熱・固ゆでにするゆで時間
ゆで卵を半熟や固ゆでにするには、適切な時間でゆでることが大切です。
また、お湯からゆでる場合と水からゆでる場合でも時間は異なります。
それぞれの状況に合った、適切なゆで時間について見ていきましょう。
お湯から
お湯からゆでる場合、冷蔵庫から出してからの時間や、サイズによってゆで時間は異なります。
Mサイズの卵を冷蔵庫から出した直後にお湯でゆでた場合は、以下の時間を目安にしてください。
- 半熟:7〜8分
- 普通:10分
- 固ゆで:12分
ゆで時間が6分以下の場合、断面を切ると白身が流れ出てしまう可能性があります。
そのため、半熟にする場合は時間管理に注意が必要です。
水から
水からの場合は、ゆでる時間がお湯のときよりも長くなります。
水からゆでる場合は、以下の時間を目安にしてください。
- 半熟:10〜11分
- 普通:12分
- 固ゆで:13分
お湯のときと同じ感覚でゆでると、白身が固まりきらない場合がある点には注意が必要です。
【状況別】ゆで卵の作り方
ゆで卵はお湯からゆでる場合と、水からゆでる場合で、わずかに作り方が異なります。
それぞれの、状況別の作り方について見ていきましょう。
お湯から
お湯からの場合は、以下の手順でゆでます。
- 鍋に卵が浸かる量の水を入れて火にかける
- 沸騰したら酢を大さじ1入れる
- 卵を鍋に入れて弱めの中火にする
- 卵を菜箸で2分程度転がす
- 望みの固さになるまでゆでる
- ゆであがったら冷水につけて冷やす
冷水で急速に冷やすことで、殻と中身の間にある水蒸気が水に変わるため、皮がむきやすくなります。
水から
水からの場合は、以下の手順でゆでます。
- 鍋に卵が浸かるほどの水と卵、大さじ1の酢を入れて火にかける
- 沸騰するまで菜箸で卵を転がす
- 沸騰後も2分程度菜箸で卵を転がす
- 望みの固さになるまでゆでる
- ゆであがったら冷水につけて冷やす
水からゆでる場合は、お湯からよりも長めの時間火にかけるようにしましょう。
ゆで卵を使ったアレンジレシピ
美味しく作ったゆで卵を使えば、さまざまなアレンジレシピを楽しめます。
ゆで卵でできるアレンジレシピについて見ていきましょう。
どれも手ごろに作れるので、気になるレシピがあれば、ぜひ日々の献立のレパートリーに加えてみてください。
アボカドとブロッコリーの卵サラダ
アボカドとブロッコリーの卵サラダは、具材たっぷりで食べ応え抜群の卵サラダです。
味だけでなく、ゴロゴロとしたアボカドとブロッコリーの食感も楽しめます。
彩りも豊かなので、来客をおもてなしする一品にもなるでしょう。
材料※2人分
- ゆで卵:3個
- アボカド:1個
- ブロッコリー:120g
- 調味料
・マヨネーズ:大さじ2
・EVオリーブオイル:大さじ1
・レモン汁:小さじ1
・すりおろしニンニク:小さじ1/2
・塩:小さじ1/4
・黒こしょう:2つまみ
作り方
- ブロッコリーの茎を切り落とし、小房に分ける
- 耐熱ボウルに入れたら、濡らしたキッチンペーパーを乗せる
- ラップをかけたら、600Wの電子レンジで2分程度加熱して柔らかくする
- アボカドは種を取り除き、皮を剥いたら2cm角の大きさに切る
- ゆで卵を半分に切る
- ボウルに調味料を入れて混ぜ合わせる
- ブロッコリー、アボカド、ゆで卵を加えて、全体に味のムラが出ないように混ぜ合わせる
- 器に盛り付けたら完成
スコッチエッグ
ゆで卵を使えば、イギリスの伝統料理であるスコッチエッグを作れます。
サクサクの衣に、合いびき肉とゆで卵が入ったボリュームのある一品です。
黄身を半熟にすることで、外はサクッと中はトロッとした食感を楽しめます。
材料※2人分
- ゆで卵:2個
- 薄力粉:小さじ2
- 牛豚合いびき肉:100g
- 玉ねぎ(50g):1/4個
- パン粉:大さじ1
- 牛乳:大さじ1
- 調味料
・マヨネーズ:小さじ1
・ケチャップ:小さじ1 - 衣
薄力粉:大さじ1
・溶き卵:1個
・パン粉:大さじ1 - 揚げ油:適量
- ベビーリーフ:30g
作り方
- 玉ねぎをみじん切りにして耐熱ボウルに入れる
- ボウルにラップをかけたら、600Wの電子レンジで1分ほど加熱する
- 粗熱を取ったら、パン粉と牛乳を加えて混ぜ合わせる
- さらに牛豚合びき肉と調味料を加えてよくこねる
- 馴染んだら2等分にして丸め、空気を抜く
- ゆで卵に薄力粉をまぶして爪楊枝で穴を開けたら、それぞれを5で包む
- 薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付ける
- 鍋に3cmほどの揚げ油を入れたら170℃になるまで熱する
- 7を入れ、火が通るまで3分程度揚げる
- ベビーリーフと一緒にお皿に盛り付けたら完成
デビルドエッグ
デビルドエッグは、ゆで卵の黄身をマヨネーズであわせたアメリカの伝統料理です。
黄身の上に乗せられたエビとパセリがかわいく、見た目もおしゃれなので、パーティー料理としても使えます。
また、材料さえあれば簡単な手順で作れる手軽さも魅力です。
材料※6個分
- ゆで卵:3個
- 調味料
・マヨネーズ:大さじ1
・マスタード:小さじ1
・酢:大さじ1/2
・塩:2つまみ
・黒こしょう:1つまみ - エビ(ボイル):1尾
- パセリ(乾燥):適量
作り方
- ゆで卵を縦に半分に切る
- ゆで卵の黄身を取り出してボウルに入れる
- ボウルに調味料を加えて混ぜ合わせる
- 白身のくぼみに3を入れる
- 粗みじん切りにしたエビとパセリを黄身の上に飾り付けて完成
ゆで卵をゆでるときによくある質問
ゆで卵をゆでるときによくある質問について紹介します。
ゆで卵作りで失敗しないために、事前に確認しておきましょう。
水からとお湯からどちらでゆでるのがおすすめ?
水からゆでる場合、卵との温度差が少ないため、殻のひび割れを防ぎやすいのがメリットです。
一方、お湯からゆでる場合は、ゆでる時間を正確に測れるため、半熟や固ゆでの仕上がりをコントロールしやすくなります。
どちらを選ぶかは目的や好みによりますが、殻のひび割れを避けたい場合は水から、時間管理を重視したい場合はお湯からゆでるのがおすすめです。
卵は冷蔵庫から出してすぐにゆでてよい?
卵を冷蔵庫から出してすぐにゆでるのは避け、水を張ったボウルに10分ほどつけて常温に戻してからゆでるのがおすすめです。
卵の温度を水やお湯に近づけることで、ゆでる時間を短縮できるだけでなく、殻が割れるリスクも減らせます。
この準備をすることで、より綺麗なゆで卵を作れるでしょう。
ゆでている最中に白身を流出させない方法は?
ゆでている最中に白身を流出させないためには、水に大さじ1の酢を入れるのがおすすめです。
酢は白身を固まらせる効果があるため、鍋の中で殻が割れても白身が流出しにくくなります。
また、殻は急激な温度変化で割れやすくなるので、冷蔵庫から出してすぐにお湯でゆでないようにすることも大切です。
黄身の偏りを防ぐには?
黄身の偏りを防ぐには、ゆでる際に鍋の中で卵を転がすことが効果的です。
火にかけてから2分程度、菜箸で優しく転がすようにしましょう。
卵を転がすことで、黄身が均等に中央へ移動します。
ただし、強く転がしてしまうと、卵同士の接触によって殻が割れて白身が流れ出てしまうので、転がす際の力加減には注意が必要です。
また、鮮度の良い卵は卵白が弾力を持っているため、黄身が中央に寄りやすくなります。
まとめ
今回は、ゆで卵は何分ゆでるのがよいのかについて解説しました。
ゆで卵を美味しく作るには、適切なゆで時間やコツを押さえることが大切です。
ゆで時間によって、半熟になったり、固ゆでになったりします。
また、ゆで卵を綺麗にゆでるには、ゆでる前に卵を常温に戻したり、水の中に酢を入れたりする工夫が必要です。
理想の固さのゆで卵を作るために、ゆで時間を細かく調整しましょう。