バターの賞味期限と保存方法を解説!バターをたくさん使えるレシピも紹介

バターの賞味期限と保存方法を解説!バターをたくさん使えるレシピも紹介

パンに塗ったり料理に使ったりと、使い道の広いバター。

賞味期限をあまり気にせず使っている、または使い切らないうちに賞味期限が来てしまうという方もいるのではないでしょうか?

この記事では、バターの賞味期限と適切な保存方法、バターをたくさん使えるレシピを詳しく紹介します。

この記事では食パンの冷凍保存をおすすめする理由と、具体的な冷凍方法やおいしく解凍する方法について詳しく解説します。

バター・マーガリンの賞味期限とその違い

バター・マーガリンの賞味期限とその違い

同じメーカーでも、バターとマーガリンでは賞味期限が異なることもあります。

バターとマーガリンそれぞれの賞味期限と、そもそも何が違うのかを見ていきましょう。

バターの賞味期限

バターの一般的な賞味期限

  • 有塩バター…約6ヶ月
  • 無塩バター…約4ヶ月

どちらも未開封の場合の賞味期限なので、開封後はもっと短くなります。

開封したら、できれば1ヶ月以内に食べきるのが好ましいとされています。

もっと正確な賞味期限を知りたいときは、商品パッケージに記載されている賞味期限を確認しましょう。

バターには製造過程で食塩を加えた「有塩バター」と、食塩を加えずに作った「無塩バター」があり、単に「バター」と言った場合は有塩バターを指すことが多いです。

パンに塗るのは有塩バターが多く、無塩バターはお菓子作りでよく用いられています。

原材料となる生乳にも塩分は含まれているため、無塩バターが塩分ゼロということではありません。

マーガリンとファットスプレッドの賞味期限

バターと似ているものにマーガリンとファットスプレッドがあります。

マーガリンとファットスプレッドの賞味期限は、どちらも6~10ヶ月ほど。

開封後は2~4週間で食べきるといいでしょう。

未開封の状態ではバターよりも賞味期限が長いものもありますが、開封後においしく食べられる期間はバターよりやや短めです。

バターとマーガリン、ファットスプレッドの違い

バターとマーガリン、ファットスプレッドは何が違うのでしょうか?

項目\種類バターマーガリンファットスプレッド
主原料となる油脂分生乳(乳脂肪)乳脂肪以外の
動物性油脂や植物性油脂
乳脂肪以外の
動物性油脂や植物性油脂
油脂含有率80%以上80%以上80%未満
風味付けができるかどうか××

バター・マーガリン・ファットスプレッドの違いについては、厚生労働省の定めた「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」および農林水産省の「マーガリン類の日本農林規格」で細かく決められています。

バターの主原料は乳脂肪で、チョコレートやナッツなどの風味付けをすることはできません。

マーガリンの主原料は動物性油脂か植物性油脂で、乳脂肪はふくまないか主原料とはなりません。

ファットスプレッドも主原料はマーガリンと同じですが、風味付けをすることができることと、油脂分がバターとマーガリンよりも低いのが特徴です。

マーガリンとファットスプレッドはまとめてマーガリン類とも呼ばれます。

賞味期限と消費期限の違い

混同してしまいやすい賞味期限と消費期限の違いも見ていきましょう。

食品には賞味期限か消費期限のどちらかが記載されています。

賞味期限とは未開封の状態で「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことで、スナック菓子や缶詰など日持ちしやすい商品に使われます。

消費期限は未開封の状態で「安全に食べられる期限」のことで、お弁当やケーキなど傷みやすい商品に使われます。

賞味期限を1日過ぎてもおいしさが損なわれる可能性があるだけで食べても問題ありませんが、消費期限を1日過ぎたものは食品が傷んでいて体に悪影響が出る可能性があるため、食べるのは避けましょう。

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バターの保存方法|冷蔵・冷凍

バターの保存方法|冷蔵・冷凍

バターの賞味期限は約半年と説明しましたが、それは適切な方法で未開封のまま保存した場合。

開封後はさらに保存方法が重要になり、保存の方法しだいでおいしく長く食べられるようになります。

マーガリンとファットスプレッドも同じ方法で保存できるので、参考にしてみてください。

冷蔵保存する場合

バターは、品質が落ちにくい冷蔵保存がおすすめです。

バターを冷蔵保存するときのポイント
  • 密閉できる容器や保存袋に入れる
  • 1回分ごとに小分けにしておくとさらに便利
  • 切るとき、使うときはきれいなバターナイフか包丁を使う

密閉して保存すると、バターが空気に触れにくくなって劣化を遅らせることができるうえ、バターに他の食材の匂いが移るのを防ぐこともできます。

開封したらまず1回分ごとに小分けに切ってラップで包んでから、密封できる保存袋に入れるのもよいでしょう。

バターを切るとき・使うときは毎回きれいなバターナイフか包丁を使うと、品質を保ちやすくなります。

1回分の量の目安

  • 食パンに塗る…1枚あたり5~10gほど
  • 肉や野菜を炒める…10~15gほど
  • カレーなどの料理の隠し味…10gほど

家族の人数や好みにもよりますが、迷ったら10gずつ小分けにすると便利です。

冷凍保存する場合

賞味期限内にバターを使いきれない、お菓子作りなどでバターをまとめて買っておくという場合には、冷凍保存すると長持ちさせることができます。

冷凍する方法

バターを冷凍保存するときのポイント
  • 密閉できる容器か保存袋に入れる
  • 温度変化の少ない冷凍庫の奥の方で保存する
  • 1年以内を目途に使い切る
  • 少量ずつ使う場合は小分けにしてから冷凍すると便利

冷凍庫の開け閉めなどによる庫内の温度変化でバターが劣化することがあるため、温度変化の少ない奥の方に入れるとよいでしょう。

冷凍したら1年以内を目安に使い切るようにしてください。

一度に使う量が多くないなら少量ずつに切り分け、ラップで小分けにすると便利です。

お菓子作りなどでたくさん使うなら、そのまま丸ごと冷凍することもできます。

解凍する方法

冷凍したバターを解凍するときのポイント
  • 料理に使うなら解凍せずにそのまま使える
  • 解凍したいときは冷蔵庫に移して自然解凍させる

料理に使う、パンに塗るなどの場合は解凍せずに冷凍したまま通常と同じように使うことができます。

解凍したいときや1個丸ごと冷凍した場合は、冷蔵庫に移して冷蔵庫内で自然解凍しましょう。

傷んでいるバターの特徴

日持ちしやすいバターですが、このような特徴があったら傷んでいる証拠です。

  • すっぱい臭いや古い油のような臭いがする
  • カビが生えている
  • 切ると水分がにじみ出てくる
  • 食べたときに苦みや酸味を感じる

このようなバターはお腹を壊す危険があるため、食べずに処分するようにしましょう。

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賞味期限の切れそうなバターをたくさん使えるレシピ

賞味期限の切れそうなバターをたくさん使えるレシピ

バターたっぷりでおいしいだけでなく、余ってしまいそうなバターを有効活用もできるレシピを紹介します。

とろとろチーズとじゅわっとバターのハムチーズサンド

簡単に作れてアレンジもしやすい一品。

材料(2人前)

  • 食パン…4枚
  • 薄切りハム…4枚
  • スライスチーズ…2枚
  • 有塩バター…20g

作り方

  1. フライパンにバターを入れて熱する
  2. バターが溶けたら食パンを敷き、その上にハムとチーズ・食パンを重ねる
  3. 軽く焼き色が付いたらひっくり返し、チーズがとろっとしたら完成

スクランブルエッグや薄切りトマトを足してアレンジ&ボリュームアップもできます。

オーブンいらず!電子レンジで作るチョコレートブラウニー

オーブンがなくても電子レンジで本格的なブラウニーが作れてしまいます。

材料(4人前)

  • 薄力粉…50g
  • ココアパウダー…30g
  • コーンスターチ…20g
  • 無塩バター…50g
  • 砂糖…50g
  • 卵…1個
  • 牛乳…大さじ3
  • くるみ…20g
  • バニラエッセンス…少々

作り方

  1. 耐熱容器にバターを入れて電子レンジで加熱する(600Wで40秒/500Wで50秒)
  2. 容器を電子レンジから出して砂糖を加えて混ぜ、粗熱を取る
  3. 2に卵、牛乳、バニラエッセンスを入れてよく混ぜる
  4. さらに薄力粉、ココアパウダー、コーンスターチ、くるみを加えて混ぜる
  5. 耐熱容器に4を入れ、ラップをせずに電子レンジで加熱する(600Wで2〜3分/500Wで2分半~3分半)
  6. 竹串を刺して中まで火が通っていれば完成

竹串に生焼けの生地がくっつくようであれば10秒ずつ加熱してください。

バターは有塩バターでも代用できますが、風味が多少変わることがあります。

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まとめ

バターの賞味期限と保存方法、余ってしまいそうなバターを有効活用できるレシピを紹介しました。

ご自宅のバターの賞味期限を確認して、今回紹介した内容を試してみてはいかがでしょうか。

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