目次
山梨県東部に位置する山中湖村。
神奈川県・静岡県と境界を接し、南西方向には雄大な富士山を間近に望みます。
人口約6,000人と小さな村ですが、訪れる観光客はなんと年間約70万人。
風光明媚なリゾート地として全国的な知名度を誇ります。
今回は、そんな山中湖村のふるさと納税に注目。
人気の特産品や寄附金の使い道、返礼品が届かない場合の対応方法などをまとめました。
山中湖村ってどんなところ?魅力や見どころを紹介
「富士山の近く」「自然が多い」などの漠然としたイメージはあっても、山中湖村がどんなところか詳しく知らないという方も多いはず。
まずは、村の特徴や魅力をいま一度チェックしてみましょう。
アクセス抜群!森と湖のリゾート
山中湖村の大部分は、標高約1,000メートルのなだらかな高原地帯。
夏でも平均気温20℃ほどと過ごしやすい気候で、首都圏からのアクセスも良いため、古くから避暑地として人気を集めてきました。
村の中心に位置する山中湖では釣りやカヌーをはじめとする多彩なアクティビティが楽しめるほか、湖畔の森林にはキャンプ・ハイキング・サイクリング用の施設も充実。
湯船からダイナミックな富士山が眺められる山中湖温泉は、いつも多くの観光客で賑わっています。
富士山を望む絶景スポットが満載
山中湖村といえば、湖越しに富士山を望むことができる絶好のビュースポット。
富士山の山頂と太陽が重なる瞬間の「ダイヤモンド富士」や、湖に映る「逆さ富士」などの貴重な景色が見られることでも有名です。
富士山は村のほぼ全域から見られますが、お花畑と富士山のコラボレーションが楽しめる「花の都公園」や、眼前に富士山を望む「山中湖親水公園」、天気がよければ南アルプスまで見渡せる「山中湖パノラマ台」など、絶景の名所もたくさんあります。
マリモや白鳥も!貴重な生きものに出合える
豊かな自然に囲まれた山中湖村は、日本有数の野鳥の宝庫。
毎年冬になると白鳥が飛来する山中湖は「白鳥の湖」として知られています。
さらに、山中湖は日本南限のマリモの生息地としても有名。
マリモは従来北海道などの高緯度地域でしか生息しないと考えられていましたが、1956年に山中湖でも発見され、「フジマリモ」と命名されました。
現在は県の天然記念物となり、村の宝として大切に守られています。
安産祭りや花火大会などイベント目白押し
夏の花火大会や秋の紅葉まつり、冬のイルミネーションなど、山中湖村には一年を通じてお祭りや行事が盛りだくさん。
なかでも、神輿をかついだ女性に子授け・安産のご利益があるとされる「山中明神安産祭り」は全国的にも珍しい催しです。
スポーツ大会も盛んで、富士山を眺めながら走るマラソン大会「山中湖ロードレース」や、大規模なテニスイベント「マウントフジカップ」には、全国各地から多数の参加者が集結します。
山中湖村のおすすめ特産品6選
富士山のふもとで育まれた美味しい食材の数々も、山中湖村の大きな魅力。
ここでは、そんな山中湖村の特産品の中から、おすすめの6品を厳選してご紹介します。
天然水・ミネラルウォーター
噴火を繰り返しながら長い年月をかけて形成されてきた富士山は、何層もの堆積物が重なった独特の地層が特徴。
富士山に降り注いだ雨水や雪解け水は、この分厚い地層を通過しながらカルシウム・マグネシウム・バナジウムなどの豊富なミネラルを取り込み、まろやかでやさしい口あたりの水になります。
富士山の源泉から汲み上げられた天然水やミネラルウォーターは、まさに山中湖村を代表する自然の恵みです。
ポーク・ハム・ソーセージ
富士山麓の良質な水を飲用水にして育てられた豚肉は、肉本来の旨味や甘味が最大限に引き出された逸品。
きめ細やかでやわらかな肉質は、贈答用にも重宝されるブランド豚ならではです。
この豚肉から丁寧に製造されたハムやソーセージ、ベーコンなども、山中湖村のお土産品として定着しています。
ワカサギ
山中湖の冬の風物詩といえば、ワカサギ。
ワカサギの天ぷらや唐揚げは、山中湖村の名物料理のひとつです。
冬には湖上のドーム船でワカサギを釣って、その場で調理していただくなんていう特別な体験も。
定番の佃煮や甘露煮のほか、ワカサギのソースやドレッシング、ワカサギチップスなど、ワカサギを使ったさまざまな商品も開発されています。
ほうとう
平打ちのもちもち麺が美味しいほうとうは、言わずと知れた山梨県民のソウルフード。
山中湖村でも、湖畔エリアを中心にほうとうの名店が軒を連ねています。
出汁・味噌・具材の旨味が溶け出したコク深く豊かな味わいは、唯一無二の絶品。
お店によって麺やスープ、具材の特徴がまったく異なるので、食べ比べをしてみるのもおすすめです。
スイーツ
地元の果物を使ったスイーツのバリエーションが豊富なのも、桃やぶどう、すももなどで生産量日本一を誇るフルーツ王国・山梨県ならでは。
フルーツタルトやケーキ、パイ、アイスクリームなど、素材の良さを活かした美味しさがたまりません。
ワイン・グレープシードオイル
国産ワイン発祥の地とされる山梨県は、ワインの生産量やワイナリーの数も日本一。
山中湖村内に大きなワイナリーはありませんが、「花の都公園」で醸造用ぶどうの試験栽培を行うなど、新たなワインづくりに挑戦しています。
ぶどうの種から抽出されるグレープシードオイルも、ヘルシーな油として注目を集めている一品です。
5通りから選ぼう!山中湖村のふるさと納税寄附金の使い道
山中湖村のふるさと納税では、寄附金の使い道を納税者自身が選択可能。
次に挙げる4つの取り組みのほか、特に使途を指定しない「村政一般に対する寄附」も含めると、5通りの選択肢の中から自分の意思が反映された使い道を選ぶことができます。
自然環境に対する取り組み
富士山周辺の「富士五湖」の中でもっとも面積が大きく、もっとも富士山に近い山中湖は、村のシンボル的存在。
2013年には世界文化遺産の構成資産にも登録され、富士山とともに村の風景を構成する重要な要素です。
「自然環境に対する取り組み」では、山中湖を中心とした村の財産を次世代に残していくための活動に寄附金が充てられます。
地域活性化に対する取り組み
多くの観光客が訪れる山中湖村では、地元の人々だけでなく、観光客も巻き込んだイベントやレクリエーションが必要。
「地域活性化に対する取り組み」を指定すると、村民のおだやかな暮らしと賑やかさの創出の両立を目指した、各種地域振興事業に寄附金が活用されます。
青少年育成に対する取り組み
未来を担う子どもたちの教育環境や教育活動を充実させていくことも、村の重要な取り組みのひとつ。
「青少年育成に対する取り組み」を指定すると、学校施設の整備や教職員の資質向上をはじめとした教育関連事業に寄附金が充てられます。
福祉事業に対する取り組み
「福祉事業に対する取り組み」では、介護・福祉・保健・医療などのあらゆる分野において、地域の人々を総合的にサポートするための事業に寄附金が活用されます。
介護予防の取り組みや、地域の見守りネットワークの形成など、福祉サービスの充実に係る事業全般が対象です。
山中湖村の返礼品が届かないときの問い合わせ先
ふるさと納税の申込み完了後、予定されていた時期になっても返礼品が届かない場合は、山中湖村の担当部署に直接問い合わせましょう。
問い合わせる前に、次の項目について確認しておくとスムーズです。
- 申込時の住所・電話番号などに不備がないか?
- 決済がきちんと完了しているか?
- 返礼品を辞退するタイプの寄附に申し込んでいないか?
山梨県山中湖村の問い合わせ先
問い合わせ窓口 | 山中湖村役場 村未来政策課 |
電話番号 | 0555-62-9971 (平日8:30~12:00、13:00~17:15) |
FAX | 0555-62-0827 |
まとめ
豊かな自然に囲まれた山中湖村には、富士山や山中湖の恵みをいっぱいに受けた特産品や、自然と共存する見どころがたくさん。
村の魅力に改めて気づかされたら、ぜひふるさと納税での寄附を検討してみてください。