古都ならではの風情あふれるまち並みや、はんなり落ち着いた雰囲気が人々を惹きつけてやまない京都府京都市。
「市町村魅力度ランキング」では常に上位にランクインする、全国的にも人気の高いまちです。
今回は、そんな京都市のふるさと納税に注目。
京都らしさ満点の特産品や、ふるさと納税をした場合の寄附金の使い道についても解説します。
魅力いっぱいの京都市ってどんなところ?
華やかな観光地のイメージが強いせいか、「京都市」と聞いても神社仏閣しか思い浮かばない…という方も多いのではないでしょうか?
もちろん観光スポットも素敵ですが、京都市の魅力はそれだけではありません。
ここでは、京都市の特徴を3つのポイントからご紹介します。
歴史的建造物と自然が共存する国際観光都市
何といっても特徴的なのは、歴史的建造物の多さ。
清水寺や金閣寺をはじめとする市内14の社寺は世界遺産に登録されているほか、国宝指定を受けている建物も数多く存在します。
また、都市の風景と自然がほどよく調和しているのも、京都市ならではの魅力。
三方を山に囲まれた市内には3つの大型河川が流れていて、自然の豊かさを身近に感じることができます。
四季折々の情景も美しく、国内はもちろん、海外の観光客からも絶大な人気を誇る世界有数の観光都市です。
伝統産業が目白押し!老舗・名店が多いまち
古くから受け継がれてきた伝統産業が多いのも、京都市の特徴のひとつ。
西陣織や京友禅、京漆器、京焼・清水焼など、74品目が市の伝統産業に指定されています。
京都市は、そんな伝統産業にかかわる会社をはじめとした、創業100年を超える老舗企業が多いことでも有名。
なかには創業1000年を超える老舗中の老舗もあり、「創業100年はまだまだひよっこ」とも言われるほどです。
10人に1人は学生!国内有数の大学集中都市
市内に38もの大学・短期大学があり、「大学のまち」や「学生のまち」とも呼ばれている京都市。
学生の数は人口の約1割に相当し、全国の大都市で最も高い割合を占めています。
市内の大学・学生間で交流できる施設が整っていたり、他大学の授業を受講することができたりと、まるで市全体が大きなキャンパスのよう。
学生と地域の住民や企業が連携する取り組みも多く、まちに活気をもたらしています。
京都市のおすすめ特産品10選
京都市には、全国に誇る魅力的な特産品がたくさんあります。
グルメにスイーツ、お酒、伝統工芸品など、豊富なバリエーションの中からおすすめの品をピックアップしました。
京野菜・米
全国各地に存在する野菜ブランドの中でも、とくに有名な京野菜。
賀茂なす、伏見とうがらし、聖護院だいこんなど、ほかの地域ではなかなかお目にかかれない伝統野菜がたくさんあります。
京都のきれいな水に育まれたお米も知る人ぞ知る逸品です。
京都肉
京都肉は、上品な舌ざわりと繊細な味わいが自慢のブランド和牛。
京都府内の豊かな大地に育まれたあと、京都市の市場で食品加工されています。
延慶3(1310)年に描かれた国産牛の図説に「丹波牛」として登場するほどの歴史をもつ、伝統の高級肉です。
生麩・生湯葉
精進料理との縁が深い京都市では、古くから豆腐や湯葉、お麩などの生産が盛ん。
なかでも、もっちりとした食感と鮮やかな色彩が楽しめる生麩や、なめらかで濃厚な味わいの生湯葉は京都を代表する食材です。
京漬物・ちりめん山椒
しば漬け・千枚漬け・すぐき漬けをはじめとした京漬物は、京都市の伝統産業のひとつ。
約800年前の記録にも残っているほど古い歴史があり、現在も伝統的な製法でつくられています。
同じくご飯のお供として人気のちりめん山椒も、全国に知られる京都名物です。
西京漬
西京漬は、京都名産の西京味噌に魚を漬け込んで作る伝統料理。
もともとは、海から遠い京都で魚を美味しく食べるために考えられた保存食でした。
味噌に漬け込むことで魚の旨味がグッと引き出されるので、ごはんやお酒との相性も抜群です。
お茶・抹茶
日本茶の発祥地として有名な宇治にほど近く、歴史の古い日本茶専門店が軒を連ねる京都市。
茶道家元御用達の老舗も数多く、抹茶をはじめ、玉露、煎茶、ほうじ茶など、奥深い味わいの上質な茶葉が取り揃えられています。
和菓子・スイーツ
京菓子と呼ばれる京都の和菓子は、宮中や社寺の祭典・儀式や、茶の湯の文化とともに独自に発展してきた伝統産業のひとつ。
麗しい見た目と上品な味わいは、時代を超えて人々に愛され続けています。名産のお茶を使った本格的な抹茶スイーツも大人気です。
清酒(日本酒)
日本有数の酒どころとしても知られている京都市。
「酒蔵のまち」である伏見を中心に、市内には約20もの清酒メーカーが集まっています。
創業300年を超える老舗も多く、長年受け継がれてきた醸造技術と良質な地下水でつくる日本酒は最高の品質です。
京料理
精進料理やおばんざいなど、京都の伝統的な食文化をルーツとする京料理は、出汁をふんだんに使い、素材の良さを最大限に活かすことで有名。
器や盛り付けも美しく、四季の風情を五感で感じることができます。
伝統工芸品(西陣織・京友禅・清水焼など)
西陣織や京友禅、京組みひもなどの染織物のほか、京焼や清水焼、京扇子、京人形など、京都市は工芸品の宝庫。
伝統を継承しつつ、現代のライフスタイルに合わせて進化した品も続々と登場しています。
最近では、西陣織の生地を用いたマスクやおしゃれな帆布製カバンなども人気です。
23通りから選ぼう!京都市のふるさと納税寄附金の使い道
京都市のふるさと納税では、寄附金の使い道を納税者自身が選択可能。使い道を指定しない「おまかせ」も含めると、23通りの選択肢の中から自分の意思が反映された使途を選ぶことができます。
ここでは、その中でも特徴的な3つの取り組みについてご紹介します。
京都らしい美しいまち並みを守る取り組み
寄附金の使い道の中には、京都が誇る美しい景観を守り、次世代へと継承する取り組みが複数含まれています。
京都ならではの古民家である京町家の保全や、京都のシンボル的存在である三条大橋の補修など、実際の活用先はさまざま。
寄附金は文化財の保存だけでなく、これらを活かしたまちづくりや観光振興の費用にも充てられます。
京都ならではの産業を盛り上げる取り組み
長い歴史の中で育まれてきた伝統産業に関する取り組みも、京都市らしい寄附金の使い道。
伝統を継承する担い手の育成や、職人技術のさらなる発展を応援することができます。
また、京料理などの食にまつわる伝統産業に欠かせないのが、京野菜をはじめとする農林畜水産物。
寄附金の使途の中には、これらの生産・販売をサポートする取り組みも含まれています。
市内の大学と協働!学生の新たな挑戦を応援する取り組み
学生による地域活性化の取り組みや、大学と市のコラボプロジェクトを寄附金で支援することができます。
なかでも市内で学ぶ学生が一堂に会し、みずから企画・運営するイベント「京都学生祭典」は目玉の取り組みのひとつ。
「学生のまち」京都ならではの寄附金の活用方法です。
京都市の返礼品が届かないときの問い合わせ先
ふるさと納税の申込み完了後、予定されていた時期になっても返礼品が届かない場合は、京都市の担当部署に直接問い合わせましょう。
問い合わせる前に、次の項目について確認しておくとスムーズです。
- 申込時の住所・電話番号などに不備がないか?
- 決済がきちんと完了しているか?
- 返礼品を辞退するタイプの寄附に申し込んでいないか?
まとめ
観光地としてだけではない、多彩な魅力に満ちあふれた京都府京都市。
特産品や寄附金の使い道も、ほかの地域にはないユニークなものばかりです。
この機会に、京都市へのふるさと納税を検討してみてはいかがでしょうか?