目次
「大根を1本購入したけど、上手く使い切れなくて困っている」
「冷蔵庫に保存していた大根が、いつの間にかしなびていた」
「できれば大根の葉や皮まで無駄なく使いたいけど、結局いつも捨ててしまう」
大根を賢く使い切りたいのに、上手く保存できずに無駄にしていませんか。
大根の保存は難しいと思われがちですが、じつは正しく保存をすれば、葉や皮まで丸ごと活用できるのです。
この記事では、大根を長く美味しく保存する基本のテクニックから、捨ててしまいがちな葉や皮の保存方法まで、徹底解説しています。
最後まで読むことで、大根を丸ごと1本無駄なく保存し活用できるので、ぜひ参考にしてみてください。
保存前に大根をチェックしよう!
美味しい大根を少しでも長く楽しむためには、鮮度の良い大根を保存しましょう。
大根は、収穫後も成長を続ける野菜です。
収穫から時間が経過した大根は、みずみずしさや美味しさが損なわれます。
鮮度の良い大根を保存するために見極めるべきポイントは、以下の3つです。
- 大根の葉が鮮やかな緑色をしているか
- 皮にハリとツヤがあるか
- 表面に傷が付いていないか
それでは、ポイントを詳しく確認しましょう。
大根の葉が鮮やかな緑色をしているか
大根の葉は、時間が経過すると変色します。
保存する際は、鮮やかな緑色をした葉の大根を選ぶと良いでしょう。
大根の葉が切り落とされている場合は、切り口をチェックしてください。
切り口が乾燥してしなびていたり、新しい葉が生え始めていたりする場合は、収穫から時間が経過しています。
保存せず、早めに調理しましょう。
皮にハリとツヤがあるか
収穫から時間が経過した大根は、表面の皮がしなびて柔らかくなります。
味が落ち始めているので早めに調理してください。
表面に傷が付いていないか
大根の表面に傷が付いていると、カビが生える恐れがあります。
腐敗の原因となるため、傷が付いた大根は保存せず、早めに調理しましょう。
調理する際は、傷が付いた部分を取り除いてください。
大根の保存方法
大根は常温、冷蔵、冷凍どの保存方法でも保存が可能です。
涼しい季節は常温保存、気温の高い季節は冷蔵保存、長持ちさせるなら冷凍保存と、使い分けると良いでしょう。
保存のためには、大根を適切に処理する必要があります。
各保存方法に合う大根の処理と保存期間は、以下の通りです。
- 【常温】丸ごと保存|3~7日
- 【冷蔵】カットして保存|7~10日
- 【冷凍】調理して保存|1か月
それでは、ひとつずつ確認しましょう。
【常温】丸ごと保存|3~7日
大根を丸ごと保存する場合は、常温で保存すると良いでしょう。
保存の手順は、以下の通りです。
- 葉元に包丁を入れ、葉を切り分ける
- 新聞紙を2~3枚重ねて大根を包む
- 冷暗所に立てて保存する
内容を詳しく確認しましょう。
手順1|葉元に包丁を入れ、葉を切り分ける
葉は、大根自体から水分や栄養を吸収します。
葉を付けたまま保存すると、大根のうまみやみずみずしさが損なわれるのです。
保存する前に、必ず葉を切り分けてください。
手順2|新聞紙を2~3枚重ねて大根を包む
大根は空気に触れると、乾燥が進みます。
新聞紙で大根を包めば、乾燥を防ぐことができるのです
新聞紙1枚だけでは破ける恐れがあるので、2〜3枚重ねて大根を包むと良いでしょう。
新聞紙がない場合は、キッチンペーパーで包んだ大根をポリ袋へ入れてください。
手順3|冷暗所に保存する
家庭の中で保存する際は、床下収納やパントリーを活用すると良いでしょう。
コンロ下の収納は、温度が高くなりやすいので避けてください。
夏場など気温が高い季節は、冷蔵保存を利用しましょう。
【冷蔵】カットして保存|7~10日
夏場など気温の高い季節は、冷蔵保存が適しています。
保存の手順は、以下の通りです。
- 葉元に包丁を入れ、葉を切り分ける
- 収納スペースに合わせて大根を切り分ける
- キッチンペーパーでひとつずつ包む
- ジッパー付きの保存袋に入れ、野菜室へ保存する
元からカットされた大根を保存する際も、同じ手順で保存できます。
大根の冷蔵保存でよくある失敗は、大根がしなびてしまうことです。
乾燥対策をすれば大根のみずみずしさが保たれ、失敗を防げます。
それでは、詳しい内容を確認しましょう。
手順1|葉元に包丁を入れ、葉を切り分ける
葉は、大根自体から水分や栄養を吸収します。
葉を付けたまま保存すると、大根のうまみやみずみずしさが損なわれるのです。
保存する前に、必ず葉を切り分けてください。
手順2|収納スペースに合わせて大根を切り分ける
収納スペースに合わせて、大根を半分または3等分に切り分けてください。
大根の特徴に合わせて部位別に切り分けると、料理をする時に便利です。
大根の各部位には、以下の特徴があります。
- 葉元:水分が多く甘みがある
- 中心:水分や味のバランスが良い
- 先端:水分が少なく辛みがある
葉元は生食に適しており、中心と先端は煮込み料理や炒め物に適しています。
手順3|キッチンペーパーでひとつずつ包む
カットした大根は、切り口から水分が抜けて、乾燥が進みます。
切り口がしっかり隠れるよう、大根全体をキッチンペーパーで隙間なく包みましょう。
手順4|ジッパー付きの保存袋へ入れ、野菜室へ保存する
大根は、空気に触れると乾燥が進みます。
ジッパー付きの保存袋に入れて、空気を抜きながら袋の口を閉じましょう。
【冷凍】調理して保存|1か月
常温保存や冷蔵保存より長持ちさせるなら、冷凍保存がおすすめです。
大根を冷凍する際は、用途に合わせて保存すると良いでしょう。
例えば
- すりおろし:大根おろしや和え物に
- 輪切り、半月切り:煮物に
- 短冊切り、いちょう切り:炒め物や汁物に
などがあります。
保存方法は、以下の2つです。
- すりおろして保存
- 切ってから保存
それでは、内容を詳しく確認しましょう。
すりおろして保存
すりおろした大根は自然解凍すると、おろしたてのような食感を楽しめます。
保存の手順は、以下の通りです。
- すりおろした大根をざるに入れ、軽く水気を切る
- ジッパー付きの保存袋へ平らに入れ、袋を閉じる
- バットへ平らに入れて冷凍庫へ保存する
保存袋に入れる際、すりおろした大根をできるだけ薄く平らに入れてください。
解凍する時に、必要な分量を手で割って使用することができます。
切ってから保存
切ってから冷凍した大根は、そのまま調理できるため、解凍する必要がありません。
冷凍すると、大根の繊維が壊れて味がしみやすくなり、時短調理に繋がります。
保存の手順は、以下の通りです。
- 大根を用途に合わせて切る
- キッチンペーパーで大根の水分を拭き取る
- ジッパー付き保存袋へ入れる
- 冷凍保存する
霜対策のため、保存前にキッチンペーパーで軽く大根の水分を拭き取りましょう。
保存袋を閉じる際は、できるだけ空気を抜いて閉じてください。
余った葉と皮の保存方法
捨ててしまいがちな大根の葉や皮が、じつは保存できるのをご存じですか。
すぐに調理できなくても、適切に処理をすれば、大根の葉と皮も保存できます。
保存方法は、以下の通りです。
- 大根の葉|冷蔵保存
- 大根の皮|冷凍保存
葉は乾燥を防ぐと鮮度が保たれ、皮は冷凍すると長持ちします。
保存した葉はおひたしや汁物に、皮は炒め物などに活用するのがおすすめです。
それでは、保存方法を確認していきましょう。
大根の葉|冷蔵保存
大根の葉は、鮮度の良い青々としたものを保存しましょう。
保存の手順は、以下の通りです。
- 水で濡らしたキッチンペーパーで葉元を包む
- ジッパー付きの保存袋に入れて、野菜室へ保存する
保存期間は、冷蔵保存で3〜4日です。
大根の葉は、水分が失われるとすぐにしおれます。
保存する際は、必ず水で濡らしたキッチンペーパーを使用してください。
大根の皮|冷凍保存
ハリとツヤがある皮が、保存に適しています。
しなびて柔らかくなった大根の皮は、使用を避けましょう。
以下が保存の手順です。
- 大根の皮を細切りにする
- キッチンペーパーで水分を拭き取る
- ジッパー付きの保存袋に入れて、冷凍庫へ保存する
保存期間は、冷凍保存で1か月です。
大根の中でも皮は、硬く歯ごたえがあります。
細切りにすると味がしみやすく、皮特有の硬い食感も気になりません。
調理する際は、解凍せずにそのまま料理に使用してください。
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