バナナの注目すべき栄養素とは?おいしさを逃さない保存方法も解説!

バナナの注目すべき栄養素とは?おいしさを逃さない保存方法も解説!

バナナは皮を剥くだけで食べやすく、一年中手に入るので親しみのある果物です。

馴染みの深いバナナですが、どのような栄養素が含まれているかご存じでしょうか?
バナナには、健康に役立つたくさんの栄養素が含まれています。

今回は、バナナに含まれる主な栄養素や、その特徴をご紹介します。

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バナナの主な栄養素と効能

バナナの主な栄養素と効能

バナナは、便秘の改善や疲労回復が期待できる栄養素が含まれる果物です。

バナナに含まれている主な栄養素を6つご紹介します。

  • 食物繊維
  • カリウム
  • ビタミン
  • 糖質
  • マグネシウム
  • ポリフェノール

それぞれの特徴を確認しましょう。

食物繊維

食物繊維は人の消化酵素では分解できない成分で、便通を改善したり、糖質などの吸収を穏やかにしたりする働きがあります。
バナナは食物繊維を含むため、便秘の改善や血糖値の上昇をゆるやかにする効果があります。

また、食物繊維には、腸内の有害物質やコレステロールを吸着して、体外に排出する働きがあるため、食物繊維が豊富に含まれるバナナを食べると腸内環境を改善できます。

カリウム

カリウムは、人が必須とするミネラルの一種で、体内のナトリウムを体外に出す働きがあります。
余分な塩分を排出するため、むくみや高血圧の改善が期待できます。

カリウムの欠点は、水溶性のため茹でたり煮たりすると、水に溶け出すことですが、バナナは生で食べられるため、カリウムを損なう心配がありません。

ビタミン

バナナはビタミンB群を多く含む果物です。
ビタミンB群は主に糖質やタンパク質、脂質の代謝を助ける働きがあるため、疲労回復に役立ちます。

バナナに含まれているビタミンB群は、以下の通りです。

  • ビタミンB1:糖質の代謝を助ける
  • ビタミンB2:脂質の代謝を助ける
  • ビタミンB6:タンパク質の代謝を助ける
  • ナイアシン:脂質やアミノ酸の代謝を助ける
  • 葉酸:細胞の生産や再生を助ける

ビタミンB群は栄養素の代謝をサポートするほかに、皮膚や爪、髪などの健康を維持する働きがあります。

また、バナナに含まれる葉酸は、細胞の生産や再生を助ける栄養素であり、胎児の成長に欠かせない栄養素となっています。

ビタミンB1や葉酸は調理によって失われやすい栄養素ですが、バナナは生で食べられるため栄養を損いません。

糖質

人が活動するエネルギーのもとになる栄養素です。
バナナには食物繊維が含まれていることから糖質が穏やかに吸収されるため、血糖値の上昇を気にしている方にとっても、バナナは食べやすい果物といえます。

またバナナは、ブドウ糖や果糖、でんぷんなど、さまざまな種類の糖質を含み、それぞれの糖質は消化吸収される早さが異なるため、バナナは持続力のあるエネルギー源としても優秀です。

ただし、食べ過ぎは肥満につながるため、注意しましょう。

マグネシウム

マグネシウムは、骨や歯の健康維持に欠かせないミネラルで、約300種類の酵素に作用しながら、カルシウムとともに筋肉の動きをコントロールしています。

また、正常な血液の循環をキープする役割もあります。

ポリフェノール

ポリフェノールは、植物に含まれる苦味や色素の成分で抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の要因となる活性酸素を取り除いてくれます。

バナナは熟すほどにポリフェノールが増えるため、ポリフェノールの健康効果を期待する場合には、追熟が進んで茶色い斑点が増えたバナナを食べましょう。

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おいしさを逃さない保存方法

おいしさを逃さない保存方法

栄養豊富なバナナは、せっかくであれば長くおいしく食べたいもの。

バナナの美味しさを逃さない保存方法を3つご紹介します。

  • 基本は常温保存
  • 1本ずつ切り離す
  • 季節によって保存方法を変える

それぞれの保存方法を確認しましょう。

基本は常温保存

バナナの原産は熱帯地域であり、寒い環境を嫌うことから、常温保存が基本です。
14度〜20度くらいで風当たりの良い場所に保存しましょう。

バナナの置き方にも注意したいところです。
バナナを谷型に置いてしまうと、接触面が多くなってしまい、その部分から傷みが進行しますので、接触面を減らすためにも、バナナは山型に置きましょう。

また、専用のバナナスタンドを活用すると吊り下げて保存できるため、接触面が減り長持ちするためおすすめです。

1本ずつ切り離す

バナナは1本ずつ切り離して保存すると、よりおいしい状態が長持ちします。

バナナに含まれるエチレンガスには自らの熟成を促進させる効能があり、バナナがくっつき合う房の状態では、バナナ同士のエチレンガスによって熟成を早めてしまいます。

そこでバナナを1本ずつ切り離すと、周囲のエチレンガス濃度が低く抑えられ、おいしい状態を長持ちさせられるのです。

季節によって保存方法を変える

夏の保存方法

夏は気温が高くバナナの熟成も早く進むため、食べ頃を逃してしまわないよう、保存に冷蔵庫を活用しましょう。

好みの状態まで熟したら、バナナを新聞紙にくるんで、冷蔵庫の野菜室に保存してください。
熟成のスピードがゆるやかになり、食べ頃の状態が少し長持ちします。

新聞紙で包んで適度な湿度を保ち、冷気が直接当たらないようにすることがポイントです。

冬の保存方法

冬場はバナナを新聞紙で包み、人が集まるリビングで保存しましょう。

冬場は部屋の温度も低くなるため、追熟が遅くなりがちですが、比較的暖かい部屋なら、冬場でも熟成が進みます。

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タイミング別!バナナを食べるメリット

タイミング別!バナナを食べるメリット

ヨーロッパには「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」ということわざがあるように、バナナには食べる時間帯ごとにそれぞれメリットがあることをご存じでしょうか。

ここからは、バナナを食べるメリットを、タイミング別に3つご紹介します。

  • 運動前後

それぞれのメリットを確認しましょう。

朝|エネルギーの補給に

人が脳や体を働かせるためのエネルギー源はブドウ糖ですが、ブドウ糖は寝ている間にも消費されるため、朝には改めて補う必要があります。

バナナにはブドウ糖を含むため、朝のエネルギー補給にピッタリの食べ物です。
バナナは皮を剥いたらすぐに食べられるため、忙しい朝に適しています。

夜|良質な睡眠に

バナナは必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンを含むため、良質な睡眠が期待できます。

トリプトファンは神経伝達物質であるセロトニンの材料です。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、その効果は睡眠の促進やリラックスを促す効果があります。

夜にバナナを食べると、良質な睡眠が期待できるでしょう。

運動前後|筋肉のサポートに

運動にはエネルギーの源となる糖質が必要です。

バナナはブドウ糖などの糖類とデンプンの両方を含むため、運動前のエネルギー補給に適した果物です。糖類が速やかに、デンプンがゆっくりと消化吸収されることで、長時間にわたってエネルギー源となり、スタミナ切れの防止にもなります。

また、筋肉の疲労回復にも糖質が必要とされているため、バナナは運動後にもおすすめで、汗をかくことで失われるカリウムやマグネシウムといったミネラルを補えることからも、リカバリーにも適した果物といえます。

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まとめ

バナナには食物繊維やビタミンなど、健康的な生活を送る上で、欠かせない栄養素が含まれています。

豊富な糖質を含むので、エネルギーを補給するための果物としても優秀です。

今回ご紹介した保存方法を参考に、長くおいしくバナナを楽しんでください。

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