キャベツの冷凍保存|冷凍や解凍のやり方や活用レシピを紹介

キャベツの冷凍保存|冷凍や解凍のやり方や活用レシピを紹介

キャベツを冷凍すると、余らせてしまうことの多いキャベツの保存期間を長くでき、無駄なく使えておすすめです。

キャベツは生のまま冷凍でき、使いたいときに必要な分だけ使えるため、時短にもなります。

この記事では鮮度のよいキャベツの選び方から、冷凍するやり方やポイントまで解説

冷凍したキャベツのおいしい食べ方やレシピも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

この記事では、キャベツに含まれる栄養素とその効能を詳しく解説しています。キャベツの栄養を逃さずに摂るコツも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

新鮮なキャベツの見分け方

新鮮なキャベツの見分け方

キャベツを冷凍するなら、鮮度が高いうちがおすすめです。

まずは、新鮮なキャベツを選ぶことから始めましょう。

丸ごとキャベツの場合

キャベツを1玉買うときは、葉や軸の状態から鮮度をチェックしましょう。

新鮮なキャベツの葉は、以下のポイントで見分けます。

  • 葉の緑が濃い
  • 葉がみずみずしくつやがある

なお、キャベツの葉は傷むと外して店頭に並べられるため、緑の濃い外葉付きが最も新鮮です。

次に、裏返して軸の状態もチェックしましょう。

鮮度を見分けるポイントは以下の通りです。

  • 軸が太すぎない
  • 軸の切り口が新しく、変色していない

時間が経過したキャベツは軸が成長するため、太すぎるものは鮮度も落ちている可能性があります。

目安として軸の大きさが500円玉程度であれば、鮮度もよく、食べごろです。

カットキャベツの場合

カットされたキャベツは、断面を見て鮮度を確認しましょう。

鮮度をチェックするポイントは以下の通りです。

  • 葉がよく詰まっている
  • 芯が大きすぎない
  • 芯が盛り上がっていない

3~5月ごろに出回る春キャベツの葉は、巻きがゆるく、ふんわりしています。

11~3月ごろに旬を迎える冬キャベツは、葉が硬めでみっしり詰まったものがおすすめです。

また、カットキャベツは芯の状態もチェックしましょう。

店頭で成長が進んで芯が大きくなると、葉も硬くなり、苦みが増します。

目安として、芯の高さが全体の3分の2程度のキャベツが食べごろです。

なお、カットしてから時間が経つと切り口から芯が盛り上がってくるため、断面が平らなキャベツを選びましょう。

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キャベツをおいしく冷凍するポイント5つ

キャベツをおいしく冷凍するポイント5つ

鮮度のよいキャベツを解凍後もおいしくいただくために、5つのポイントを押さえて冷凍しましょう。

ポイント①|キャベツの冷凍は生のままがおすすめ

キャベツの冷凍は、生のままがおすすめです。

生のまま冷凍することで食感が残りやすく、さまざまな料理にそのまま使えます

さらに、加熱する手間も省けるため、時短で保存できて便利です。

なお、茹でて冷凍する場合は、さっと茹でて冷まし、水気をしっかり切ってから冷凍するとよいでしょう。

ポイント②|切り方は大きすぎず、細すぎず

キャベツは繊維が多く、シャキシャキした歯ごたえや食感が魅力的な野菜です。

ただし、冷凍するときに切り方が大きすぎると、解凍後に繊維感が残って、食感が悪くなってしまいます。

そのため、冷凍の際はなるべく繊維を感じさせないよう、できるだけ小さく切りましょう。

ざく切りの場合は、3~4㎝角にすると大きすぎず、存在感や食感も楽しめます

細切りして冷凍する場合は、細すぎると断面から水気が出てしんなりしてしまうため、太めの千切りがおすすめです。

ポイント③|水気をしっかり拭き取る

キャベツは葉の内側までよく洗ってから切ります。

カットしたキャベツは、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ってから冷凍しましょう。

水気を残したまま冷凍すると霜が付いて劣化したり、解凍後に水っぽくなったりして、おいしさや食感が半減します。

水気を拭き取るひと手間を惜しまないことが、解凍後もおいしいキャベツを楽しむための重要なポイントです。

ポイント④|金属トレーに乗せて冷凍する

キャベツに限らず、野菜を冷凍すると細胞壁が壊れて水分が抜けやすくなるため、短時間で凍らせることが大事です。

キャベツをなるべく厚くならないよう均等に冷凍保存袋に入れ、熱伝導のよい金属トレーに乗せて急速冷凍しましょう。

ポイント⑤|保存期間は1ヶ月を目安に食べきる

キャベツは冷凍することで、常温や冷蔵と比べて保存期間を長くすることが可能です。

ただし、長く冷凍保存しすぎると霜が付いて、味や食感が落ちてしまいます

保存期間は1ヶ月を目安に、おいしいうちに食べきりましょう。

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キャベツの冷凍方法|(目安:1ヶ月)

キャベツの冷凍方法|(目安:1ヶ月)

キャベツをおいしく冷凍する手順とコツを詳しく紹介します。

キャベツを冷凍する手順とコツ

キャベツを冷凍保存する手順は以下の通りです。

  1. 使いやすい大きさに切る
  2. 余分な水気はキッチンペーパーでしっかり拭き取る
  3. 冷凍用保存袋に厚みを均等にして入れ、空気を抜く
  4. 金属トレーに乗せて冷凍する

おすすめの切り方も紹介します。

以下のように、使いたい料理に合わせて切り方を変えておくと、  使い勝手がよく便利です。

  • 千切り:スープなどの具材や、水気を絞って付け合わせやサラダに
  • ざく切り:炒め物や焼きそばなどの具材に
  • くし切り:ポトフなどの煮込み料理の具材や、焼いて肉料理などの付け合わせに

ポイント②を参考に、適度な大きさにカットしましょう。

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そのまま?解凍?冷凍キャベツの使い方

そのまま?解凍?冷凍キャベツの使い方

冷凍キャベツの使い方について、凍ったまま使う場合と、解凍して使う場合に分けて紹介します。

加熱調理に使う場合

冷凍キャベツを加熱調理に使う場合は、凍ったまま使えます

スープや味噌汁に入れるとすぐに煮えて味が染み込むため、時短にもなり便利です。

凍ったキャベツを炒める場合は水が出やすいため、行程の最後のほうで加え、手早く炒めましょう。

生で食べる場合

サラダなど生で食べる場合は、解凍して調理する方法が適しています。

キャベツのシャキシャキ感を少しでも残したい場合は、冷蔵庫に入れてゆっくり解凍すると、水気が出にくいため、おすすめです。

電子レンジの解凍モードを使うと水分は出やすくなりますが、塩もみしたような状態になり、味も染み込みやすくなります。

そのため、キャベツを塩もみして使うタイプのサラダや和え物におすすめです。

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冷凍キャベツでつくるレシピ3選

冷凍キャベツでつくるレシピ3選

冷凍キャベツをおいしくいただけるおすすめのレシピを3つ紹介します。

コールスロー

解凍したキャベツを使ってコールスローをつくると、時短にもなるうえ、味がよく染みておいしく仕上がります

つくり方は以下の通りです。

  1. 冷凍キャベツは冷蔵庫で、または電子レンジの解凍モードで解凍し、水気をよく絞る
  2. 千切りにしたにんじんを塩もみし、さっと水洗いして水気をよく絞る
  3. 1、2をボウルに入れ、マヨネーズ、粒マスタード、砂糖、レモン汁(酢でもよい)で和える
  4. 塩、コショウで味を調えて完成

冷凍キャベツの切り方は、水気を絞りやすい太めの千切りがおすすめ

キャベツが余ったときにコールスロー用に冷凍しておけば、もう一品おかずがほしいときにさっとつくれて便利です。

キャベツの味噌汁

千切りやざく切りの冷凍キャベツがあれば、具だくさんの味噌汁も時短でつくれます

つくり方は以下の通りです。

  1. 鍋に人数分のだし汁を入れて沸かす
  2. お湯をかけて油抜きした油揚げを細切りにして1に加え、中火で沸騰させる
  3. 冷凍キャベツをそのまま2に加える
  4. 再度沸騰したら弱火にして味噌を溶かし、火を止める
  5. カットしたネギを散らして完成

油抜きしてカットした油揚げやネギを冷凍保存しておけば、より簡単・時短でつくれます。

長ネギの冷凍方法は、こちらを参照してください。

>>長ネギの保存方法|鮮度を保つポイントや保存食のレシピも紹介

火が通りやすく味が深まるキノコ類なども、冷凍しておくと手間なく使えておすすめです。

焼きそば 

ざく切りの冷凍キャベツを使えば、切る手間が省け、焼きそばも手軽につくれます

つくり方は以下の通りです。

  1. にんじんは細切りに、豚のこま切れ肉は食べやすい大きさに切っておく
  2. もやしは洗って、ざるで水気をきっておく
  3. フライパンに油を熱して肉を炒め、色が変わったらにんじんも入れて火が通るまで炒める
  4. 3にもやし、冷凍キャベツ、やきそば麺を加え、水少々を振って麺をほぐしながら炒める
  5. 麺に付属しているソースを加え、焦げないよう火加減に気を付けて炒め合わせる
  6. 皿に盛って完成。お好みで青のりや紅しょうがを添える

もやしも冷凍しておくと、さらに時短につながります。

詳しい冷凍方法はこちらを参照してください。

>>もやしの保存方法|長持ちさせるコツから保存が効くレシピまで

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