コーヒー豆の種類と特徴がひと目でわかる!挽き方や焙煎も網羅

コーヒー豆の種類と特徴がひと目でわかる!挽き方や焙煎も網羅

数多くの種類があるコーヒー豆。

あまりの多さにどれを選んだらよいか迷ってしまうという方は多いのではないでしょうか。

そこで、今回は代表的なコーヒー豆の種類と特徴について解説します。

また、コーヒーは挽き方や焙煎度合いによっても味や用途に違いがあるため、それらも網羅してまとめました。

ぜひ、こちらの記事を参考に、充実したコーヒーライフを楽しんでください。

コーヒー豆を保存する時、挽く前と挽いた後で保存期間が違うのかどうか疑問に思ったり、保存場所や保存容器の選び方に迷ったりしたことはありませんか?今回は保存期間の違いや、より長い期間美味しく飲むための購入時のポイント、保存容器の選び方についても解説します。

コーヒー豆の三大産地と代表的な種類

コーヒー豆の三大産地と代表的な種類

コーヒー豆には、「アラビカ種」「ロブスタ種」「リベリカ種」という三大原種が存在します。

まずは、コーヒー豆流通量の99%を占める「アラビカ種」「ロブスタ種」に絞って、三大産地と代表的な種類を見ていきましょう。

南米

ブラジル

産地は「ブラジル」。

全体的に軽めの味わいで、香り・コク・苦味すべてのバランスがよいことから、他のコーヒー豆を評する際の基準として「スタンダード」ともいわれています。

コロンビア

産地は「コロンビア」。

「ブラジル」と同じく全体的にバランスよく整った味わいです。

ブレンドコーヒーやエスプレッソとして使われることがあります。コーヒー初心者の方でも飲みやすくオススメです。

ブルーマウンテン

産地は「ジャマイカのブルーマウンテン」。

ブルーマウンテンの標高800~1200mにある指定されたエリアのみで栽培された高級品種で、「コーヒーの王様」ともいわれています。

香りが高く、苦味がありつつも程よい酸味と調和しており飲みやすい品種です。

グアテマラ

産地は「グアテマラ共和国」。

国内で8カ所ほど主な産地が分かれているため、それぞれわずかに味の違いはあるものの、総じて濃厚なコクの中にフルーティーな酸味がしっかりと感じられるという特徴があります。

アジア

マンデリン

産地は「インドネシアのスマトラ島」。

生産量が少ない高級銘柄であり、日本ではブルーマウンテンが浸透するまで世界一といわれていました。

酸味がほとんどなく苦味が強めで、濃厚な味わいが好きな方にオススメです。

トラジャ

産地は「インドネシアのスラウェシ島」。

世界大戦時に農地が荒廃し、一旦は流通が途絶えたので「幻のコーヒー」ともいわれています。

また、機械化が進んでおらず、すべての行程が手作業なので希少性の高さも特徴です。

酸味が非常に軽やかで、苦味が強くコクのある濃厚な味わいが楽しめます。

コピ・ルアク

産地は「インドネシア」。

コーヒーの木の果実を主食とするジャコウネコの糞から、消化しきれなかったコーヒー豆を採取するスペシャリティコーヒーです。

ジャコウネコはもともと苦いコーヒー豆を好み、そこに腸内の細菌や消化酵素によって独特の香りや甘みが加わった特徴的な味わいで評価を得ています。

アフリカ

モカ

産地は「イエメン」や「エチオピア」。

「世界で最も古いコーヒーブランド」といわれており、「モカ・マタリ」「モカ・シダモ」などの銘柄に分けられます。

甘みとコクのバランスに優れ、独特のフルーティーな酸味があるのが特徴です。

キリマンジャロ

産地は「タンザニアのキリマンジャロ」。

キリマンジャロ山の標高1500~2500m付近で収穫され、ランク付けに厳しい審査基準が定められていることで有名です。

上質な酸味が最大の特徴ですが、濃厚なコクとスッキリとした後味で飲みやすさもあります。

その他地域

コナ

産地は「ハワイのコナ地区」。

世界三大コーヒーのひとつで、ハワイのお土産として定評があります。

コーヒーのしっかりとした香りがありながら、温暖な気候にマッチした弱めの苦味とスッキリとした後味が特徴です。

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コーヒーの焙煎度合いの種類

コーヒーの焙煎度合いの種類

焙煎は、コーヒーの生豆を煎って味と香ばしさを引き出す行程です。

焙煎の度合いは、大きく分けて3種類、さらに細分化して計8種類に分けられます。

浅煎り

味やコクが弱めで酸味が強く出る焙煎度合いです。

薄っすらと焦げ目がつく「ライトロースト」、シナモン色の「シナモンロースト」に分けられます。

コーヒー独特の苦味が苦手な方にオススメです。

中煎り

味とコクのバランスが取れている焙煎度合いです。

苦味が出始める「ミディアムロースト」、レギュラーコーヒーに多いポピュラーな「ハイロースト」、アメリカや日本で人気の酸味・苦味・コクが調和している「シティロースト」に分けられます。

コーヒー豆本来の味わいが出やすく、一般的に最もオススメされる煎り方です。

深煎り

苦味と香ばしさが強い焙煎度合いです。

苦味が強く出始める「フルシティロースト」、酸味がほとんどない「フレンチロースト」、スモーキーなニオイが残る「イタリアンロースト」に分けられます。

酸味が苦手で苦味を楽しみたい方にオススメです。

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コーヒーの挽き方の種類

コーヒーの挽き方の種類

コーヒー豆を焙煎したら、コーヒーミルで挽いていきます。

挽き方は用途によって変わり、味などにも影響する重要な行程です。

極細挽き

パウダー状まで細かくする挽き方です。

コーヒー豆は細かくすると苦味や味が濃くなり、お湯との接触面が大きくなるため、短時間に手早く抽出する「エスプレッソ」に使われます。

細挽き

上白糖やグラニュー糖の間ほどの大きさにする挽き方です。

水で時間をかけて成分を抽出する「ウォータードリップ」に使われます。

中細挽き

市販のコーヒーで用いられている基準となる挽き方です。

ペーパードリッパー」や「コーヒーメーカー」など、一般家庭で淹れる際に最も適しています。

中挽き

ザラメとグラニュー糖の間ほどの大きさにする挽き方です。

お湯で時間をかけて成分を抽出すると雑味が出やすいため、あえて粒度を荒くし苦味を抑え、「サイフォン」「ネルドリップ」「フレンチプレス」などで使用します。

粗挽き

ザラメほどの大きさにする挽き方です。

長時間抽出し、金属目が荒くても通り抜けないため、アウトドアで使われる「パーコレーター」に適しています。

また「ネルドリップ」や「フレンチプレス」などでも使用可能です。

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コーヒーの淹れ方の種類

コーヒーの淹れ方の種類

ペーパードリップ

ドリッパーにペーパーフィルターをしき、コーヒー粉に上からお湯をかけるドリップ方法です。

家庭でもできる最もポピュラーな方法で、器具も手頃な価格でそろえられます。

初心者の方は既にコーヒー豆がバッグに入っており、お湯を注ぐだけで完成する「ドリップバッグ」もオススメです。

ネルドリップ

起毛しているコットンを使用したドリップ方法です。

ペーパードリップとは異なり、粉を払って洗えば何度も使えます。

目が粗いため、油分が抽出されやすく、味わいがまったり滑らか。また、紙と異なり雑味も少なめです。

エスプレッソ

深煎りの極細挽きにしたコーヒー豆をエスプレッソマシンで抽出する方法です。

短時間で高い圧力をかけて抽出するため、雑味の少ない濃厚な味わいのコーヒーが楽しめます。

本場イタリアでは「デミタス」という小型カップに砂糖を入れ飲むのが一般的です。

エアロプレス

コーヒー粉をプラスチック容器に入れて撹拌し、空気の圧力で押し下げる方法です。

カップの上にセットするため、少ない器具かつ短時間で簡単にコーヒーを淹れられるのが最大のメリット。

圧をかけることでコーヒー本来の成分を抽出しやすく、キレのある味わいを楽しめます。

フレンチプレス

紅茶でも使用されるフランス生まれのコーヒー器具です。

ポットにコーヒー粉とお湯を入れて、上からフィルターのついたプッシャーを押し下げ抽出します。

エアロプレスとの違いは、カップに直接ではなく一旦別容器に淹れること、抽出に時間がかかること、容量を多く抽出できることなどです。

サイフォン

下部にあるフラスコ(下ボール)をアルコールランプなどで火にかけ、上部にあるポット(上ボール)に蒸気の圧力でお湯を押し上げて抽出する方法です。

理科の実験のように見た目で楽しめますが、器具の数が多く行程も多いので上級者向け。

ただし、抽出時間を守れば味のズレが出にくいため、毎回同じ味を楽しめるというメリットがあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。コーヒーは豆の銘柄・焙煎度合い・淹れ方によって味に無限の変化が楽しめます。

ぜひ、さまざまなバリエーションを試して、好みの組み合わせを見つけてください。

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