コーヒーの淹れ方|必要な道具とおいしく淹れるポイントを解説

コーヒーの淹れ方|必要な道具とおいしく淹れるポイントを解説

自分でおいしいコーヒーを淹れてみたいけれど、正しい淹れ方がわからず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

本記事では、コーヒーの淹れ方を詳しく紹介します。

コーヒーを淹れるために必要な道具やおいしく淹れるポイントも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

今回は代表的なコーヒー豆の種類と特徴について解説します。また、コーヒーは挽き方や焙煎度合いによっても味や用途に違いがあるため、それらも網羅してまとめました。

コーヒーを淹れるために必要な道具

コーヒーを淹れるために必要な道具

コーヒーを淹れるために最低限必要な道具は以下の4つです。

  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーカップ
  • コーヒーメジャースプーン(キッチンスケールでも代用可能)

上記の4つが揃えば、日本で最も主流なドリップ方法であるペーパードリップに挑戦できます。

コストを抑えてコーヒーのドリップに挑戦したい場合は、ひとまず上記の4点だけ揃えましょう。

上記の4つの道具は、全て100円ショップでも購入できます。

「挽きたて」はコーヒーの売り文句として有名ですが、慣れるまでは粉で購入した方がコーヒーを淹れるためにかかる手間も揃える道具も減りおすすめです。

おいしさを追求したい場合は、上記で紹介した4つに加えて下記のような道具も揃えると良いでしょう。

  • 注ぎ口の細いケトル
  • コーヒーミル

コーヒーは豆と粉の2種類の状態で販売されていますが、豆の状態で購入すると豆を挽くためのミルが別途必要になるので注意してください。

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コーヒーの淹れ方

コーヒーの淹れ方

コーヒーの淹れ方には複数の方法がありますが、ここでは日本で最も主流のドリップ方法であるペーパードリップでの淹れ方を紹介します。

難しい工程はないため、ぜひ挑戦してみてください。

コーヒー粉の分量の目安

初めてコーヒーを淹れる際は、目分量ではなくしっかりと目安通りの分量を測って使用することをおすすめします。

淹れる杯数ごとのコーヒー粉の量の目安は、以下を参考にしてください。

1杯分10g
2杯分20g
3杯分30g
4杯分40g

最初は目安の分量を参考にし、慣れてきたら自分の好みに合わせてコーヒー粉の量を調整していくと良いでしょう。

コーヒーは豆の状態でも販売されていますが、淹れる際には豆を挽いて粉にする必要があります。

器具を温める

コーヒーを淹れる前には、使用するドリッパーとサーバー、コーヒーカップにお湯を注いで温めておきましょう。

この工程は飛ばすことも可能ですが、コーヒーを淹れる前に使用する器具を温めておくことでコーヒーを淹れた際に温度が下がらず、おいしく仕上げられます。

ペーパーフィルターをセットする

コーヒー粉と器具の準備ができたら、ドリッパーにフィルターをセットしましょう。

セットの仕方はとても簡単で、ドリッパーの上にフィルターをのせるだけです。

ドリッパーとフィルターの間には、なるべく隙間を作らないようにしてください。

ドリッパーの形は大きく分けると台形・円錐・平底の3種類あります。

フィルターの形もドリッパーに合わせて3タイプ販売されているため、ドリッパーの形に合ったフィルターを用意してください。

フィルターがセットできたら、フィルターの上にコーヒー粉をいれ、粉の表面を平らにしておきます。

コーヒーを蒸らす

コーヒーをドリップする前にはコーヒーを蒸らす必要があります。

「蒸らし」とは、粉の表面にお湯をかけ、粉の中のガスを抜く工程のことです。

コーヒー粉全体にいきわたる程度の少量のお湯をかけたら、ドリップを行う前に20~30秒ほど待ちましょう。

お湯の温度は、85~95℃が理想です。

お湯が沸いたらすぐに使用するのではなく、少し冷めるのを待ってから使用してください。

沸騰直後のお湯を使用しない理由は、高温のお湯でコーヒーをドリップすると苦みや雑味が出てしまうからです。

お湯を注ぐ

蒸らしが完了したら、コーヒーにお湯を注ぎドリップします。

お湯の量は以下の目安を、参考にしてください。

1杯分120ml
2杯分240ml
3杯分360ml
4杯分480ml

お湯はコーヒー粉の真ん中からゆっくり注ぎましょう。

回しかける必要はありません。

ペーパーフィルターに直接お湯がかかってしまうと、コーヒーをドリップせずにお湯の状態で落ちて行ってしまうため、注意してください。

コーヒーを混ぜる

コーヒーのドリップが完了したら、最後に抽出したコーヒーを軽く混ぜて完成です。

最後にコーヒーを混ぜるひと手間を加えることで、コーヒーの味が均一に整います。

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ペーパードリップ以外の抽出方法

ペーパードリップ以外の抽出方法

日本では、ペーパーフィルターを使用したペーパードリップが最も一般的なコーヒーの淹れ方として知られていますが、コーヒーの抽出方法はペーパードリップ以外にも複数存在します。

ネルドリップ

ネルドリップは、フランネルという起毛した布をフィルターに使用して抽出するハンドドリップ方法の1種です。

フィルターが布という特徴から、布ドリップと表現されることもあります。

ネルドリップでは、コーヒーオイルが抽出されやすいため、柔らかい口当たりのコーヒーに仕上げることが可能です。

日本で主流のペーパードリップでは、フィルターを1回使用したら処分しますが、ネルドリップのネルフィルターは洗って再利用します。

フレンチプレス

フレンチプレスは、円柱型のポットにコーヒー粉とお湯を注ぎ、金属製のフィルターのついた蓋をプレスすることでコーヒーを抽出する器具です。

コーヒープレスやカフェプレスと表現されることもあります。

コーヒー用の器具ですが、日本では紅茶用の器具として認識している方も少なくありません。

フィルターが金属製のためコーヒーの香りや味わいの元である油分が失われずにそのまま楽しむことができます。

サイフォン

サイフォンは、喫茶店で見かけることが多い、蒸気圧を利用してコーヒーを抽出する器具です。

ハンドドリップと比べて豆の風味がしっかりと抽出されるため、苦みが強く濃い味わいに仕上がります。

他の抽出方法に比べてドリップ操作に技術を求められない分味に差が出にくく、いつも同じ味わいを楽しめることが特徴です。

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おいしいコーヒーを淹れるポイント

おいしいコーヒーを淹れるポイント

おいしいコーヒーを淹れるために重要なポイントを3つ紹介します。

簡単に実践できるため、ぜひ参考にしてみてください。

粉の量を正確に測る

コーヒーを淹れる際は、目分量で適当に済ませるのではなく、都度粉の量を正確に測ることをおすすめします。

なぜなら、コーヒー粉を目分量で済ませてしまうと、水との量が合わず薄くなってしまったり、反対に濃くなりすぎてしまったりするからです。

毎回正確に計量することで、いつでも安定しておいしいコーヒーに仕上げられるようになります。

コーヒーメジャースプーンというコーヒー粉を測る専用の計量スプーンを使用すれば、簡単に正確な量を測れるため、しっかりと粉の量を測るようにしましょう。

85~95℃のお湯を使用する

コーヒーを淹れる際は、沸騰させた後に少し冷ました85~95℃のお湯を使用するようにしましょう。

沸騰直後の100℃のお湯を避ける理由は、高温のお湯を使用してドリップを行うと、コーヒーに雑味や苦みが出るからです。

すぐにドリップに使用せずに少し待って温度を下げてから使用してください。

待たずにコーヒーを淹れたい場合は、お湯が沸騰した際に氷を1ついれると丁度良い温度になります。

お湯は粉の中心に注ぐ

コーヒー粉にお湯を注ぐ際は、中心を狙って注ぐようにしてください。

端からお湯を注いでしまうと、粉のないフィルター部にお湯が流れていき、コーヒーの味が薄くなってしまう可能性があります。

お湯を注ぐ際に回しかけたり位置を変えたりする必要は一切ないため、中心を狙ってゆっくり注いでみてください。

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まとめ

コーヒーの淹れ方とペーパードリップに必要な道具について紹介しました。

コーヒーはペーパードリップであれば、ドリッパーとペーパーフィルター、カップ、コーヒーメジャースプーンの4つの道具を揃えるだけで、自宅でも簡単に淹れることができます。

コーヒーは豆と粉の2種類の状態で販売されるため、ミルを購入しない際は必ず粉の状態のコーヒーを購入しましょう。

ぜひ本記事を参考に、コーヒーのドリップに挑戦してみてください。

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