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本州と四国の間にぽっかり浮かぶ、瀬戸内海最大の島・淡路島。
その中央部に位置する兵庫県洲本(すもと)市は、自然・観光・グルメなどの魅力がたっぷり詰まったまちです。
この記事では、そんな洲本市のふるさと納税の特徴についてご紹介。
人気の特産品から寄附金の使い道、2020年に開催された納税者限定のイベントについても解説します。
淡路島の中心都市・洲本市ってどんなところ?
文化や政治・経済の面で島の中心的役割を担っている洲本市ですが、「淡路島」のネームバリューに押されてか、市の特徴までは意外と知られていないことも。
次の3つのポイントを押さえて、洲本市をより深く知るきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
都市感と田舎感がちょうどいい、暮らしやすいまち
洲本市を語るうえで絶対に外せないのが、豊かすぎるほどの自然。
東を大阪湾、西を播磨灘に面していて海が身近なのはもちろん、先山(せんざん)をはじめとした山地の自然もすぐそばに感じることができます。
その一方で、ショッピングモールなどの生活に欠かせない施設も充実していて、都市としての利便性も抜群。
大阪からは車で約2時間、神戸や徳島からは1時間ほどとアクセスがいいことや、市独自の子育て支援制度なども手伝って、「20代・30代が暮らしやすい田舎」ランキングで堂々の1位を獲得したこともあるほどです。
温泉・ビーチ・城跡…魅力的な見どころがいっぱい
「兵庫のハワイ」との異名をもつ淡路島は、関西エリアから気軽に行けるリゾート地としても有名。
洲本市にある島内最大の温泉地「洲本温泉」は、観光客にも大人気です。
温泉街のそばには白い砂浜と遠浅の海が美しい「大浜海水浴場」もあるので、海水浴やマリンスポーツを満喫してから温泉に浸かるなんていう、夢のような過ごし方も叶います。
市のシンボル的存在「洲本城跡」をはじめ、かつての城下町の風情が感じられるスポットも市内各所に点在。
冬の風物詩であるスイセン畑など、四季折々の自然を感じることができるのも魅力です。
ドラゴンクエスト生みの親も!ゆかりの有名人多数
作詞家の故・阿久悠さんや俳優の大地真央さん、キムラ緑子さんなど、洲本市出身の有名人がさまざまな分野で活躍しています。
国民的人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の生みの親であるゲームデザイナー・堀井雄二さんも洲本市出身で、関連イベントや聖地巡礼に訪れるドラクエファンが後を絶ちません。
また、洲本市出身ではありませんが、ベストセラー小説「告白」などの著作で知られる作家・湊かなえさんが洲本市在住であることもよく知られています。
洲本市のおすすめ特産品9選
古代から平安時代にいたるまで、朝廷・皇室に食材を献上していた「御食国(みけつくに)」として知られる淡路島。
洲本市は現在でも、海産物・牛肉・野菜などの食材の宝庫です。
ここでは、そんな洲本の美味しい特産品の中から、おすすめの9品を厳選してご紹介します。
淡路牛・淡路ビーフ
温暖で空気のキレイな淡路島は、全国有数の牛肉の産地。
淡路島で育った淡路牛のうち、厳しい品質基準をクリアしたものだけが高級ブランド・淡路ビーフの称号を得ることができます。
淡路ビーフの脂質は旨味が強く、ほかの和牛より低い温度でとろけるのが特徴。
ステーキやハンバーグ、焼肉、すき焼きなどで、牛肉本来の美味しさを味わってください。
玉ねぎ
淡路島の代表的な特産品、玉ねぎ。
洲本市でも、糖度が高くみずみずしい玉ねぎが盛んに生産されています。
土の中でじっくりと熟成されたコクのある甘みは、フルーツにも匹敵するほど。
ハンバーグやスープ、ドレッシングなどの加工品のバリエーションも豊富です。
赤ウニ
洲本市の由良(ゆら)漁港で獲れる赤ウニは、甘みが強く、口の中でとろける極上品。
全国的にその名は知られているものの、漁獲量が少なく、めったに市場には出回らないため、「幻のウニ」と呼ばれています。
アワビ
由良漁港をはじめ、淡路島沿岸で獲れる天然アワビは肉厚で食べごたえ抜群。
アワビの中でも最高級品の黒アワビは歯ごたえを活かしてお刺身などで、やわらかい身が特徴の赤アワビはステーキやバター焼きなどでいただくのがおすすめです。
鱧(ハモ)
洲本の夏の味覚である鱧は、身がしまっていて味が濃いことで有名です。
1匹ずつ丁寧に釣り上げられるので、あまりの美しさに「べっぴん鱧」や「黄金鱧」などと呼ばれることも。
湯引きや落としはもちろん、特産の玉ねぎとともにいただく鱧すきや鱧鍋も人気です。
海苔・いかなご・しらす(ちりめんじゃこ)
品質の高い海産物が豊富に獲れる洲本では、素材の持ち味を活かしたさまざまな水産加工品が生産されています。
磯の香りとパリパリとした歯ざわりが評判の海苔のほか、淡路の郷土料理として知られるいかなごのくぎ煮、天日干しにこだわった無添加のちりめんじゃこ、煮干しや灰わかめなどもお土産の定番です。
手延べそうめん
洲本市をはじめとする淡路島では、古くから手延べそうめんづくりが盛ん。
もともとは漁師の冬の副業として発展したもので、現在も昔ながらの伝統製法で作られています。
手作業で丁寧に引き延ばされるそうめんは、風味やのどごしが格別。
県外にもファンの多い自慢の品です。
牛乳
酪農に適した気候条件が揃っていて、良質な生乳の産地として知られる淡路島。
その歴史は古く、西日本でもっとも早い時期に乳用牛(ホルスタイン種)が導入されたのが淡路島だと言われています。
しぼりたてのミルクから作られるチーズやヨーグルト、アイスクリームやケーキなどのスイーツも絶品です。
フルーツ(柑橘類・いちごなど)
島の太陽の光をたっぷりと浴びた果物も、洲本の代表的な特産品。
低農薬で育てられたみかん・オレンジ・レモンなどの柑橘類のほか、いちご・いちじく・びわなども有名です。
いちご栽培が盛んな五色(ごしき)エリアを中心に、冬にはいちご狩りが最盛期を迎えます。
洲本市のふるさと納税寄附金の使い道
洲本市にふるさと納税をする際は、寄附金の使い道を次の3つの事業から指定することができます。
使い道を指定しない「市長のおまかせ」を選択することも可能です。
活気のある洲本づくりを推進していく事業
観光振興や商工業・農林水産業の活性化に関する事業に使用され、「ふるさとのにぎわい」の創出に役立てられます。
2020年度の寄附は、アンテナショップをはじめとする発信拠点の運営や、ふるさと産品の開発、商店街活性化の取り組みなどに充てられました。
豊かな自然と風土を守り継承していく事業
「ふるさとの海と緑」を次世代に受け継ぐため、資源循環型社会の実現、海の保全、歴史や文化の活用に関する取り組みに充てられます。
2020年度の寄附は、リサイクルセンターの維持管理や洲本城の整備などに活用されました。
洲本の未来を担う子どもたちの夢を実現していく事業
「ふるさとに夢を抱く」をキーワードに、学校教育の充実や子育て支援の推進など、子どもや教育に関する事業全般に活用されます。
保育所等費の無料化に関する取り組みも、2020年度の使途の一例です。
納税者をご招待!「洲本市ふるさと納税感謝祭」とは?
「洲本市ふるさと納税感謝祭」とは、洲本市にふるさと納税をした人を対象に、2020年に初開催されたイベント。
当日は、抽選で選ばれたのべ約140名の納税者が豪華クルーズ船に招待され、洲本の食材をふんだんに使った特別なフレンチコースがふるまわれました。
現在のところ2021年以降の開催に関する情報はありませんが、こういった企画が用意されていると、ふるさと納税の楽しみ方がより広がりますね。
洲本市の返礼品が届かないときの問い合わせ先
ふるさと納税の申込み完了後、予定されていた時期になっても返礼品が届かない場合は、洲本市の担当部署に直接問い合わせましょう。
問い合わせる前に、次の項目について確認しておくとスムーズです。
- 申込時の住所・電話番号などに不備がないか?
- 決済がきちんと完了しているか?
- 返礼品を辞退するタイプの寄附に申し込んでいないか?
まとめ
淡路島の真ん中に位置する、島ならではの魅力がいっぱいの兵庫県洲本市。
豊かな自然に育まれた特産品の数々や、洲本らしい寄附金の使い道を参考に、ぜひ洲本市へのふるさと納税を検討してみてください。