えのきの冷凍方法|冷凍するメリットや下準備のコツ・レシピも紹介

えのきの冷凍方法|冷凍するメリットや下準備のコツ・レシピも紹介

えのきは冷凍すると、常温では1~2日ほどの保存期間を最長1ヶ月まで延ばせます。

さらに、生のまま調理するよりも旨味や栄養価がアップするため、すぐに使わないえのきは冷凍保存がおすすめです。

しかし、冷凍する際にえのきは洗うのか、袋のまま冷凍できるのかなど、具体的な方法がわからない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、えのきを冷凍するメリットと冷凍方法や下準備のコツを解説します。

冷凍えのきの活用レシピも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

みそ汁や鍋、炒め物などさまざまな料理で役立つ万能食材であるえのき。年間を通じて安価に流通しており、手に入りやすい食材の一つです。今回はそんなえのきの賞味期限や保存方法、大量に消費できるおすすめのレシピをご紹介。

えのきを冷凍するメリット

えのきを冷凍するメリット

冷凍えのきには生のままでは得られないメリットがあるため、使い切れない場合は冷凍保存がおすすめです。

えのきを冷凍保存する2つのメリットについて解説します。

保存期間を長くできる

えのきは傷みやすく、常温では1~2日、冷蔵しても1週間と保存期間が短めです。

しかし、安いときにえのきをまとめ買いしたい人や、味噌汁などに少量ずつ使いたい人も多いのではないでしょうか。

えのきは下処理をして冷凍することで、保存期間を約1ヶ月まで延ばせます。

そのため、使い切れないときは早めの冷凍がおすすめです。

なお、冷凍せずに食べ切る場合は、こちらの記事から常温や冷蔵保存のコツをチェックしてみてください。

えのきの賞味期限と長持ち保存方法&レシピをご紹介!無駄なく食べきるためのコツとは?

旨味や栄養価が増す

えのきをはじめ、キノコ類には旨味成分であるグアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸が豊富です。

えのきを冷凍すると、細胞が壊れることでこれらのアミノ酸が出やすくなり、生の状態の約3倍に増えます。

そのため、えのきを冷凍してから調理すると、冷凍前より旨味や風味がアップするのです。

また、えのきに含まれるキノコキトサンと呼ばれる複合食物繊維は、冷凍して細胞が壊れると生の状態の約13倍になります。

キノコキトサンは油分を吸着し、脂肪を分解して排出する働きや、腸内環境を整える働きがあるため、えのきを冷凍することでダイエット効果や免疫力アップも期待できるでしょう。

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えのきの冷凍方法(目安:約1ヶ月)

えのきは扱いやすい食材ですが、洗うのか洗わないのか、買ったときの袋から出したほうがよいのか、下準備のやり方で迷うことも多いでしょう。

冷凍えのきをつくるときの下準備のコツや、冷凍の手順について詳しく解説します。

下準備のコツ

えのきは下準備のコツを押さえると、冷凍後もおいしく調理することができます。

下準備でとくに重要なコツは以下の通りです。

  1. 洗わない
  2. なるべく空気を抜き、真空に近い状態にする

えのきを洗うと水っぽくなり味が落ちたり、カリウムやビタミンB群などの栄養素が流れてしまいます。

えのきは衛生的な環境で栽培され、袋詰めされているため、石づきを取り除けばそのまま切って調理することが可能です。

表面の汚れが気になる場合は、キッチンペーパーなどで軽くふき取るとよいでしょう。

また、冷凍の際に空気に触れると酸化が進み味が落ちるため、保存袋の空気をしっかり抜くことが大切です。

なお、買ったときの袋は密閉性が低く、えのきが空気に触れやすいため、冷凍用保存袋を使いましょう。

冷凍の方法

えのきは生のままでも使いやすい食材ですが、冷凍方法も簡単です。

冷凍の方法を押さえて、旨味や栄養価が増したえのきを冷凍庫にストックしておきましょう。

えのきを冷凍する手順は以下の通りです。

  1. 石づきを切り落とす
  2. 使いやすい長さに切る
  3. 冷凍用保存袋に入れてよくほぐし、空気を抜く
  4. 金属トレーに乗せて冷凍 

えのきをほぐさず塊のまま冷凍すると、使うときにほぐす手間と時間がかかります。

袋に入れる際はよくほぐし、薄く平らに入れておくと、使いたい量を取り出しやすいでしょう。

さらに、使う量で小分けしてラップに包んでおくと時短になり便利です。

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冷凍えのきの使い方|凍ったままでOK

冷凍えのきの使い方|凍ったままでOK

冷凍えのきは解凍しなくても生と同じように調理に使えるため、凍ったまま味噌汁やスープに入れたり炒めたりできます。

溶けると水分とともにえのきの栄養分も流出するため、凍ったまま調理して栄養も余すことなくいただきましょう。

なお、溶けたえのきを再冷凍すると味や食感が落ちるうえ、雑菌が繁殖しやすく衛生面や健康上のリスクが高まるためおすすめできません。

冷凍えのきは常温に置くとすぐに溶けるため、調理する直前に、使う分だけ冷凍庫から取り出しましょう。

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冷凍えのきで作るおすすめレシピ3選

冷凍えのきで作るおすすめレシピ3選

シンプルな調理法で冷凍えのきの旨味を堪能でき、栄養価も高いおすすめ活用レシピを3つ紹介します。

冷凍えのきのソテー

生のままつくるより旨味や風味がアップする、シンプルな冷凍えのきのソテーを紹介します。

つくり方は以下の通りです。

  1. フライパンにバターを熱する
  2. 冷凍えのきを入れ、しんなりするまでさっと炒める
  3. 塩少々と粗びき胡椒で味を調える

えのきのほか、エリンギやしめじなどを混ぜた冷凍きのこミックスでつくってもおいしくできます。

えのきの旨味を堪能したい場合はシンプルな調理法がおすすめですが、お好みで野菜やベーコンを加えるなどアレンジも自在です。

冷凍えのきのナムル

冷凍えのきがあれば、おかずや箸休めにもぴったりなナムルが包丁もまな板も使わずにつくれます。

つくり方は以下の通りです。

  1. 2~3等分にして冷凍したえのきを耐熱容器に入れ、ラップをせずに電子レンジで加熱する
  2. 1にすりおろしたにんにくと醤油、ごま油を入れて和える
  3. すりごまを振って完成

加熱時間は100gで2分、200gで4分を目安に、えのきの量によって調節してください。

レンジ加熱で水分が出た場合は、味が薄まらないよう、少し水気を絞ってから調味料を絡めましょう。

冷凍えのきのなめたけ 

ご飯のお供にぴったりで、料理の具材にもアレンジできる冷凍えのきのなめたけです。

冷蔵で1週間ほど保存できるため、常備しておくと便利に使えます。

つくり方は以下の通りです。

  1. 4等分に切って冷凍したえのきを、凍ったままフライパンに入れる
  2. 酒少々を入れて火にかけ、えのきの水分を飛ばすように加熱する
  3. 醤油、砂糖、みりんを混ぜた調味液を2に入れ、水分がほとんどなくなるまで煮る

2の行程で冷凍えのきの水分を飛ばしておくと、味が薄まらず、おいしく仕上がります。

焦げないよう火加減に注意して、へらなどでかき混ぜながら加熱しましょう。

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まとめ

えのきは常温や冷蔵で傷んでしまう前に冷凍保存するのがおすすめです。

えのきは冷凍することで、以下のようなメリットがあります。

  • 保存期間を1ヶ月まで延ばせる
  • 旨味や栄養価が冷凍前よりアップする

えのきは水洗いの必要がないため、下準備も冷凍もらくらくです。

また、凍ったまま使えるため時短調理になるうえ、冷凍前より旨味や栄養価が増したえのきで料理の味もグレードアップします。

解説や冷凍えのきの活用レシピも参考に、旨味も栄養価もたっぷりなえのきをおいしく食べ切りましょう。

えのきを使ったさまざまなレシピや、健康効果が高いと話題のえのき氷のつくり方を知りたい人は、こちらの記事からチェックしてみてください。

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