酢味噌につけて食べると美味しいホタルイカ。
ホタルイカには寄生虫が付着している恐れがあるため、生で食べる際は注意が必要です。
本記事では、ホタルイカの正しい食べ方や下処理の方法、美味しく食べられるレシピを詳しく紹介します。
茹で方や保存方法についても触れますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ホタルイカは生のままでも食べられる?

ホタルイカには寄生虫が付いていることがあり、そのまま生で食べることは避けるべきとされています。
ですが、正しく処理を行っていれば生で食べることが可能です。
また、流通しているホタルイカは、生食用とボイル・釜揚げ済みの主に2種類です。
それぞれのパターンに分けて、そのまま食べられるのか解説します。
寄生虫対策をしていれば生で食べられる
適切な冷凍処理または内臓除去処理を行っていれば、ホタルイカを生食できます。
具体的な処理の方法はこちらです。
- -30℃で4日間以上、もしくは-35℃(中心温度)で15時間以上、もしくは-40℃で40分以上冷凍する
- 内臓を除去する
生食しない場合も、寄生虫には茹でるなどの加熱が有効です。
- 沸騰した水で30秒以上茹でる
- 中心温度60℃以上で加熱する
参考:国立健康危機管理研究機構
上記の冷凍方法を一般家庭で行うのは困難です。しかし、業者が冷凍したものを買ったり、しっかりと加熱したりすれば、寄生虫の心配をせずにホタルイカを美味しく味わえます。
生食用も生で食べられる
生食用のホタルイカの場合、冷凍処理などの寄生虫対策が施されているため、生で食べても問題ありません。
何もせずにそのまま食べても美味しいですが、下処理で目玉や軟骨を取り除くと舌触りがよくなり、さらに美味しく感じられます。
ボイル・釜揚げ済みのものもそのまま食べられる
ボイルまたは釜揚げしたホタルイカであれば寄生虫は死滅しているため、そのまま食べても問題ありません。
こちらの場合も目玉や口、軟骨などを取り除いてから食べるのがおすすめです。
生食用との記載がなく、ボイル・釜揚げ済みでもないホタルイカは、茹でて食べることが前提で販売されています。そのため、これらのホタルイカは必ず茹でてから食べましょう。
ホタルイカの下処理方法

ホタルイカの下処理手順は、以下の通りです。
- 左右にある白い球状の目を取り除く
- 足の付け根の中心部にある口を取り除く
- 胴の内部にある軟骨を取り除く
足(腕)の反対側にあり、頭のように見える部分がホタルイカの胴です。
処理は素手でも行えますが、ピンセットを使用すると簡単です。
生のホタルイカの場合は、水で洗ってから下処理に入りましょう。
ホタルイカの茹で方

生のホタルイカは、茹でることで寄生虫の心配をせずに食べられるようになります。
茹で方の手順は、以下の通りです。
- 鍋にお湯を沸かして、お湯の2~3%の塩を入れる(水500mlに対して塩10~15g)
- 沸騰したらホタルイカを入れて弱火で1~2分茹でる
- 冷水にとって冷やしてから水気をきる
下処理は、茹でる前でも茹でた後でも、どちらでもかまいません。
ホタルイカの保存方法

ホタルイカの保存方法は、冷蔵保存と冷凍保存の2種類があります。
すぐに食べる場合は冷蔵保存が、長期間の保管をしたい場合は冷凍保存がおすすめです。
冷蔵保存
下処理をして茹でてから、密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保存します。
冷蔵保存の賞味期限の目安は、2~4日ほどです。
長期間の保存はできないため、なるべく早く使い切りましょう。
冷凍保存
下処理をして茹でてから空気が入らないようラップで包み、冷凍庫で保存しましょう。
保存できる期間は約1~2ヵ月ほどで、冷蔵保存よりも長期間保存できます。
あらかじめ使う分ずつ小分けにしておくと調理の際に便利です。
ホタルイカの選び方

ホタルイカの鮮度は、見た目で簡単に見分けられます。
ホタルイカを購入する際は、見た目をよく確認して鮮度が高いものを選びましょう。
目玉が真っ白
鮮度が高いホタルイカは目玉が真っ白で、目と目の周りの境界がはっきりしています。
一方、鮮度が落ちたホタルイカは目玉が濁り、目の境界がはっきりしていません。
違いが判断しにくい場合は、以下のポイントも併せて注目してみてください。
足が丸まっている
新鮮なホタルイカは足がくるんと丸まっていますが、鮮度が落ちたホタルイカは足が丸まらずに伸びます。
ホタルイカを選ぶ際は、足が丸まっているものを選びましょう。
胴に張りがある
足の反対側の円錐のような形の部分が胴です。
ホタルイカの胴に張りがあり、パンパンに膨らんでいるかどうかも見てみてください。
胴に張りがあっても色が薄くなっていたり、ツヤがなくなっていたりするものは避けるといいでしょう。
酢味噌以外でも楽しめるホタルイカの人気レシピ

ホタルイカは酢味噌や醤油などの調味料をつけるだけでも美味しく食べられますが、ひと手間加えることで幅広い楽しみ方ができます。
ホタルイカで作れるおすすめのレシピを5つ紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。
ホタルイカの炊き込みご飯
ホタルイカの旨味がお米にしみこむ、絶品炊き込みご飯のレシピです。
材料(2人分)
- お米 2合
- ホタルイカ 150g
- 生姜 10g
- 水 適量
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 和風顆粒だし 小さじ1/2
作り方
- お米を洗って30分浸水し、水気をきっておく
- ホタルイカの下処理をして、生姜を千切りにする
- 炊飯器にお米と醤油、みりん、和風顆粒だしを入れ、2合のメモリまで水を注ぐ
- ホタルイカをのせてお米を炊く
- 生姜を加えて全体を軽く混ぜる
ポイントは、ご飯が炊きあがった後で生姜を加える点です。
一緒に炊かずに後から加えることで生姜の香りが引き立ちます。
ホタルイカのバター醤油炒め
自宅に常備されている基本的な調味料があれば作れるホタルイカのバター醤油炒めのレシピを紹介します。
バターの豊かな風味と、ちょうどよいしょっぱさがおつまみにもおかずにもぴったりです。
材料(2人分)
- ホタルイカ 150g
- バター 10g
- 醤油 小さじ1
- 黒コショウ 少々
- 小ねぎ 少々
作り方
- ホタルイカの下処理をする
- フライパンにバターを入れて火にかけ、バターが溶け始めたらホタルイカと醤油を加える
- 中火で軽く炒めた後、黒コショウと小ねぎを散らす
お好みできのこを加えるなどのアレンジが可能です。
仕上げに刻んだ生姜を散らすとさっぱりとした仕上がりになります。
ホタルイカと菜の花の炒め物
材料を変えるとアレンジも簡単にできる、シンプルな炒め物のレシピです。
材料(2人分)
- ホタルイカ 100g
- 菜の花 150g
- にんにく 1かけ
- 塩 少々
- コショウ 少々
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
- ホタルイカの下処理をする
- 菜の花を食べやすいサイズに切って、にんにくをみじん切りにする
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火にかける
- 菜の花を加え、しんなりするまで炒める
- ホタルイカと塩、コショウを加えてさっと炒める
そのまま食べてもパスタやバケットと合わせても美味しく食べられます。
ホタルイカのペペロンチーノ
ピリ辛のペペロンチーノがホタルイカの風味を引き立てます。
材料(2人分)
- ホタルイカ 120g
- キャベツ 3枚
- パスタ 200g
- にんにく 1かけ
- 唐辛子 1本
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩 少々
- コショウ 少々
作り方
- ホタルイカの下処理をする
- キャベツを食べやすいサイズに切り、にんにくを薄切りにする
- 鍋にお湯を沸かして塩とパスタを入れ茹でる
- パスタの水気をきり、ゆで汁を大さじ3残しておく
- フライパンにオリーブオイルとにんにく、唐辛子を入れて弱火にかける
- ホタルイカとキャベツを加え、しんなりするまで炒める
- パスタとパスタのゆで汁、塩、コショウを加えて混ぜる
オリーブオイルがない場合はサラダ油で代用できます。
沖漬けホタルイカとクリームチーズのカナッペ
沖漬けとは、獲れたホタルイカを海の上(沖)で漬けたものを指しますが、現在ではホタルイカの醤油漬けを広く沖漬けと呼んでいます。
材料(2人分)
- ホタルイカの沖漬け 6尾
- クリームチーズ 60g
- 大根 3cm
- 小ねぎ 適量
- 七味唐辛子 少々
作り方
- 沖漬けをザルにあける、またはキッチンペーパーで拭いて余分な水気を取る
- 大根の皮を剥き、5mm幅の輪切りにする
- 大根の上にクリームチーズ、沖漬けの順に重ねる
- 皿に乗せて、小ねぎと七味唐辛子を振りかける
大根と七味唐辛子の代わりにクラッカーとコショウを使うと、テイストの違いも楽しめます。
まとめ
ホタルイカの正しい食べ方と下処理方法を紹介しました。
ホタルイカには寄生虫が付着している恐れがあるため、生食用以外を購入した場合は、食べる前に必ず茹でて火を通す必要があります。
ホタルイカはそのままでも食べられますが、目玉や口、軟骨を取り除くことで食感や舌触りが良くなります。
素手で簡単に下処理が行えるため、ホタルイカを食べる際はぜひ本記事で紹介した下処理方法を参考に挑戦してみてください。













