はちみつの賞味期限|開封後の保存方法やポイント、使い道も解説

はちみつの賞味期限|開封後の保存方法やポイント、使い道も解説

「賞味期限が切れたはちみつは食べられる?」

「色が黒っぽくなったけれど、大丈夫?」

賞味期限切れや開封して食べ切れないはちみつを前に、そんな疑問をお持ちではないでしょうか。

この記事でははちみつの保存性の高さや賞味期限、保存の方法やポイントについて詳しく解説します。

賞味期限が切れたはちみつの使い道も紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

はちみつは、料理にひと手間加えたいときに活躍する万能調味料。カレーに甘みやコクを出したり、肉を柔らかくしたり、魚の臭みを取ったりと用途はさまざま。普段、何気なく使っているはちみつですが、健康や美容に効果的な栄養素がたくさん含まれているのをご存知でしょうか?この記事では、そんなはちみつの種類や栄養素、おすすめの食べ方についてご紹介します。

はちみつは腐らない?

はちみつは腐らない?

基本的に、加工されていない天然のはちみつは腐りません。

天然のはちみつが腐らない理由は3つあります。

  • 水分含有量が少ない
  • 弱酸性である
  • 糖度が高い

はちみつは水分が少なく弱酸性のため、雑菌が繁殖しにくい環境です。

また、80%前後の高い糖度によって雑菌の繁殖が抑えられるため、保存性も高まります。

ただし、はちみつは腐りませんが、色や風味、香りは時間が経つと変化します。

自宅で保存する場合、常温保存・未開封で2~3年程度であれば風味や香りを保てるでしょう。

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はちみつの種類と賞味期限

はちみつの種類と賞味期限

天然のはちみつは基本的に腐りませんが、市販のはちみつには賞味期限が記載されています。

市販のはちみつの種類と賞味期限について見ていきましょう。

賞味期限と消費期限

市販のはちみつは加工食品のため、期限表示が義務づけられています。

期限表示のうち賞味期限とは、品質が変わらずおいしく食べられる期限の目安です。

加工食品など、比較的保存がきく食品には賞味期限が記載されます。

一方の消費期限とは、安全に食べられる期限の目安です。

お弁当やサンドウィッチなど、傷みやすい食品には消費期限が記載されます。

はちみつには賞味期限が記載されていますが、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

賞味期限切れのはちみつが食べられるかどうかは、開封しているかに関わらず、様子を見て判断しましょう。

種類で異なるはちみつの賞味期限 

はちみつの賞味期限とは、「常温かつ未開封で保存した場合に、品質が変わらずおいしく食べられる期間」の目安です。

市販のはちみつは「天然(純粋)」と「加糖」の2種類に分けられ、賞味期限も異なります。

天然はちみつには、はちみつ類以外のものが加えられていません。

そのため天然はちみつは保存性が高く、賞味期限は1年以上のものが多く、なかには3年のものもあります。

一方の加糖はちみつは、ブドウ糖や水あめなどが加えられているのが特徴。

加糖はちみつは天然はちみつと比べると長期保存には向かず、賞味期限も1年程度の商品が一般的です。

賞味期限切れのはちみつは食べられる?

賞味期限切れのはちみつは徐々に色が黒っぽくなります。

はちみつの色が黒くなるのは糖のカラメル化によるもので、食べても問題はありません。

ただし色が濃く、黒っぽくなるにつれて風味は落ちます。

本来のはちみつのおいしさを楽しみたいなら、賞味期限内に食べ切るとよいでしょう。

なお、はちみつ全体が白く固まるのはブドウ糖の結晶化によるもので、白い粒々や沈殿物はカビではありません。

結晶化したはちみつは湯煎すればもとの状態に戻り、問題なく食べられます。

カビが生えたり酸っぱいにおいがしたりするなど、明らかな異変がある場合は、食べずに廃棄しましょう。

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開封したはちみつの保存方法とポイント

開封したはちみつの保存方法とポイント

開封したはちみつは、賞味期限にかかわらず、本来の風味が落ちないうちに食べ切るのがおすすめです。

すぐに食べ切れないはちみつは、以下のポイントを参考に保存しましょう。

直射日光や多湿を避け、常温で保存

はちみつは開封・未開封を問わず、常温で保存するのが基本です。

室温が高くなる夏場でも、常温保存で問題ありません。 

ただし、温度差があると結晶化が進みやすいため、直射日光が当たる場所や温度が変化しやすい場所に保管するのは避けましょう。

はちみつは、室温が15℃以下になると結晶化しやすくなります。

冷蔵庫に保存して、食べるたびに出し入れを繰り返すと結晶化が早まるため、常温での保存がベストです。

また、湿度が高い場所ではカビが発生することもあります。

はちみつは湿度が低く、温度が一定に保たれやすい場所を選んで保存しましょう。

できるだけ長く保存するポイント

保存性の高いはちみつですが、開封後にパンくずや水分などが混じると傷みやすくなります。

開封したはちみつをできるだけ長く保存するために、以下の点に注意して保存しましょう。

  • 蓋を開けっぱなしにしない
  • スプーンは清潔で乾いたものを使用する

容器がしっかり蓋ができるものであれば、購入したときのまま保存して問題ありません。

風味や香りがよいうちに、おいしく食べ切りましょう。

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賞味期限が切れたはちみつの使い道

賞味期限が切れたはちみつの使い道

賞味期限が切れて風味が落ちてしまったはちみつの使い道を3つ紹介します。

ただし、どの使い方も口に入れたり体に使ったりするため、異臭やカビがある場合は使わないようにしましょう。

調味料として

賞味期限切れのはちみつをそのまま食べるのが気になる場合は、甘味料として調理に使うとよいでしょう。

煮物などの味付けに使うと甘みとともにコクが加わり、まろやかな味わいに仕上がります。

また、はちみつを肉料理の下処理や漬け込みに使うのもおすすめです。

はちみつの果糖やブドウ糖が、加熱によるたんぱく質の凝固を防いでくれるため、肉が柔らかくなります。

はちみつは普通の砂糖よりもカロリーや糖質が低いため、ダイエット中や糖質制限中の人にもおすすめです。

ボディケアに

賞味期限が切れてしまったはちみつをボディケアに使うのもおすすめです。

はちみつには保湿効果や抗菌作用、抗酸化作用があるため、市販のスキンケアやボディケアアイテムにも活用されています。

乾燥が気になるところにはちみつを塗って入浴すると、肌がしっとりすべすべになるのを実感できるでしょう。

顔や体の角質ケアにも効果的です。

傷の手当てに

賞味期限が切れたはちみつは、傷の手当てにも使えます。

高い殺菌作用・抗菌作用があるはちみつは、古くからすり傷や切り傷、やけどなどの治療薬として使われていました。

はちみつを傷口に塗るととろみが傷の乾燥を防ぎ、糖度の高さや抗菌効果で雑菌の繁殖を抑えてくれます。

傷口の乾燥や化膿を防ぐことで傷の治りも早まり、傷跡も残りにくくなるため、おすすめです。

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まとめ

はちみつは保存性が高く、賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

賞味期限はメーカーやはちみつの種類によって異なるため、「おいしく食べられる目安」として参考にするのがおすすめです。

また、はちみつは開封・未開封に限らず常温で保存できます。

色や香り、風味がよいうちにおいしく食べ切りましょう。

記事内で紹介した開封後の保存方法やポイント、賞味期限切れのはちみつの使い道も参考にしてみてください。

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