ふるなびスタッフ
目次
トマトジュースは、健康や美容においてさまざまな効果が期待できます。
ジュースには、体によくないという印象があるかもしれません。
しかし、トマトジュースは、ほかのジュースにはない優れた効果を秘めているのです。
この記事では、トマトジュースに期待できる健康効果・美容効果を紹介しています。
より高い効果が期待できるトマトジュースの選び方から、飲み方まで詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
トマトジュースに期待できる健康効果
トマトジュースにはトマトを搾って加熱しただけのものや、搾ったトマトを凝縮して作られるものなどがあります。
生のトマトには細胞壁があり、なかなか栄養が吸収されづらいもの。
トマトジュースなら、製造過程で加熱され、トマトの栄養が吸収されやすくなっています。
普通にトマトを食べるときよりも、効率よく成分を摂れるため、より高い健康・美容効果が期待できるでしょう。
ここでは、トマトジュースに期待できる主な健康効果を紹介します。
ビタミン・ミネラル・食物繊維の補給
トマトジュースには、ビタミン・ミネラル・食物繊維など、体にとって重要な栄養素が多く含まれています。
トマトジュースに含まれる主な栄養素は、以下のとおりです。
- ビタミンA（β-カロテン）
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンK
- 葉酸
- カリウム
- 食物繊維
ビタミンA・C・Eは抗酸化作用が高く、いつまでも若々しく健康でいたい方にぴったりの栄養素です。
ビタミンKや葉酸は、出血を止めたり血を作ったりと、貧血の予防においても重要な役割を果たします。
カリウムは、摂りすぎたナトリウムを排出するので、むくみの解消効果がある栄養素です。
食物繊維はおなかの調子を整える働きがあり、生活習慣病の予防にも効果が期待されています。
トマトジュースは、普段の食事にプラスすることで、栄養の補給に役立ちます。
悪玉コレステロール値を下げる効果
トマトジュースをはじめとするトマト製品には、リコピン（リコペン）という赤色の色素成分が多く含まれます。
リコピンは、栄養素ではありませんが、健康を保つうえで有用な効果が期待されている機能性成分です。
リコピンは、体内に吸収されにくい成分ですが、少量でも強い抗酸化作用を示すことがわかっています。
リコピンには、悪玉コレステロール値を下げる効果が報告されています。
悪玉コレステロールは増えすぎると、動脈硬化や脳卒中などを招く恐れがあり、脂質異常症の要因のひとつです。
近年では、リコピンの健康効果に注目が集まっており、高リコピントマトなどの機能性を重視した品種のトマトも作られています。
高めの血圧を下げる効果
トマトには、アミノ酸の一種であるGABA（ギャバ）が含まれています。
GABAは、脳内でも合成されている成分で、主に興奮を鎮める作用があります。
GABAを食事から摂った場合は、過剰な塩分を排出し、血圧を下げる効果が知られています。
トマトジュースにも、GABAが豊富に含まれているため、高めの血圧を下げる効果が期待できるのです。
トマトジュースに期待できる美容効果
トマトジュースは健康面でも効果が期待できますが、美容の面でもうれしい効果が知られています。
ここでは、トマトジュースを飲むことで期待できる美容効果を紹介します。
シミ・日焼けの予防効果
トマトやトマトジュースには、リコピンが豊富に含まれています。
リコピンは、紫外線によるメラニンの生成を抑制する働きがあり、シミや日焼けの予防に効果があるとされています。
肌がダメージを受ける前にリコピンを摂っておくことが重要なので、日頃からトマトジュースを摂るようにするとよいでしょう。
美容目的でトマトジュースを購入する際は、高リコピントマトを使った製品を選ぶと、さらに効果的です。
美肌効果
トマトジュースには、リコピンやビタミンA・C・Eなど、強い抗酸化作用を持つ成分が含まれています。
抗酸化作用を持つ成分は、体のサビつきの元となる活性酸素の影響を抑えて、体内の細胞を酸化から守ってくれるのです。
紫外線を浴びたり、ストレスを感じたりすると、体内で活性酸素が増えます。
多量の活性酸素が生じると、免疫力の低下やシミ・シワの発生を招いてしまいます。
シミやシワのない美肌づくりのためには、抗酸化作用を持つ成分を、食べ物から積極的に摂るとよいでしょう。
抗酸化物質が豊富なトマトジュースは美肌にも効果的といえます。
効果を高めるトマトジュースの選び方
トマトジュースは、調味料を加えて飲みやすくしたものから、トマトをただ搾っただけのものまで、さまざまな製品があります。
ここでは、健康や美容面で、より高い効果が期待できるトマトジュースの選び方を紹介します。
食塩が入っていないものを選ぶ
トマトジュースには、食塩が加えられたものも多くあります。
トマトジュースには独特な青臭さなどがありますが、食塩を加えるとマイルドになり、飲みやすくなるためです。
しかし、食塩の摂りすぎは、むくみや高血圧の原因のひとつです。
健康・美容効果を期待してトマトジュースを選ぶ際は、なるべく食塩無添加のトマトジュースを選んだ方がよいでしょう。
食塩無添加のトマトジュースは、料理の塩分量を気にする必要がないため、調理用にもおすすめです。
色の濃いものを選ぶ
トマトジュースには、赤色の色素であるリコピンや、鮮やかな色を持つβ-カロテン（ビタミンAの仲間）が含まれています。
色が濃いほど、リコピンやβ-カロテンの含有量が多いため、強い抗酸化作用が見込まれるのです。
トマトジュースを選ぶ際には、できるだけ色の濃いものを選ぶと、より強い効果が期待できるでしょう。
効果を高めるトマトジュースの飲み方
トマトジュースは普通に飲むだけでも、健康や美容への効果が期待できます。
ここでは、さらに効果を高める飲み方を紹介します。
ぜひ参考にして、日々の生活に取り入れてみてください。
オイルを足して飲む
トマトジュースに含まれているリコピンやビタミンA・Kは、油に溶ける性質があります。
オイルとともにトマトジュースを摂ることで、体に吸収されやすくなるのです。
トマトジュースにオリーブオイルを入れて飲んだり、オイルを使った料理にトマトジュースを入れたりすると、効率よくトマトジュースの栄養を摂取できます。
朝に飲む
トマトジュースを飲む時間帯としては、朝がとくにおすすめです。
睡眠により長時間絶食していた体は、栄養成分の吸収率がよくなっています。空腹の体にトマトジュースの栄養がよく行き渡ることでしょう。
また、リコピンは朝が1番体内に吸収されやすいという研究結果も報告されています。
シミや日焼けの対策としても、トマトジュースは朝に飲むのがおすすめです。
まとめ
トマトジュースには、ビタミンやミネラルなどの栄養素のほか、リコピンやGABAなど、健康や美容に効果が期待できる成分が豊富に含まれています。
トマトジュースの効果を高めるためには、食塩の有無や色の濃さなどに注目して選ぶとよいでしょう。
また、トマトジュースは、朝の空腹時にオイルを入れて飲むと吸収率が高まり、より高い効果を得られるとされています。
ぜひ、いろいろな効果を持つトマトジュースを、食生活に取り入れてみてください。
