夏に美味しい麦茶の効能7選|飲用時の注意点もあわせて紹介

夏に美味しい麦茶の効能7選|飲用時の注意点もあわせて紹介

夏に美味しい麦茶。ノンカフェインのため、寝る前などでも、時間を気にせず楽しめる飲み物です。

妊娠中の方でも麦茶は安心して飲むことができます。

また、麦茶は1杯(200mL)あたり2kcalと、カロリーが低いのも魅力的です。

麦茶は、焙煎した大麦の種を煮出したり、水に浸したりして作られます。

夏の風物詩として広く親しまれている麦茶には、体にうれしい効能があることをご存じでしょうか。

この記事では、麦茶の7つの効能と、飲用時の注意点を紹介しています。

ぜひ最後までご覧になり、麦茶の効能を確かめてみてください。

今回の記事ではジャスミン茶の成分と効能をはじめ、美味しい淹れ方や飲むときの注意点についてご紹介します。

麦茶の効能1:ミネラルが体を整える

麦茶の効能1:ミネラルが体を整える

麦茶には、体を整えるミネラルが含まれており、とくにカリウムとカルシウムが豊富です。

ここでは、それぞれの栄養素の役割を解説します。

カリウム

カリウムは、体内で余分になったナトリウムを排出する働きがあり、高血圧の予防や、むくみの解消に効果があります。

1杯(200mL)の麦茶には、12mgのカリウムが含まれています。

カルシウム

カルシウムは、骨や歯を作る材料になります。

筋肉の収縮や神経伝達にもかかわりがあり、体が正常に動くのを助ける働きがあります。

1杯(200mL)の麦茶に含まれるカルシウム量は、4mgです。

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麦茶の効能2:香りでリラックスできる

麦茶の効能2:香りでリラックスできる

麦茶の香りは、副交感神経を刺激し、心と体をリラックスさせる働きがあると報告されています。

原料の大麦を焙煎し、大麦中のでんぷんやタンパク質が加熱されることで、麦茶特有の香ばしい香り成分が作り出されます。

麦茶は水出しよりも煮出しの方が、深い香りが立つとされています。

参考: 科学・技術研究『嗜好飲料として注目されている麦茶の成分と機能

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麦茶の効能3:血液をサラサラにする

麦茶の効能3:血液をサラサラにする

麦茶には、「アルキルピラジン」という血流を促進する成分が含まれています。

アルキルピラジンは、麦茶以外に、コーヒーやココアなどにも含まれる成分です。

アルキルピラジンは一部の食材を煎ると発生し、麦茶の香ばしい香りのもとになっています。

このアルキルピラジンは、血流を改善し、動脈硬化の予防にも効果があるとされています。

ただし、香りが薄い麦茶は、アルキルピラジンの量が少なく、血流改善効果も低めです。

血液をサラサラにするためには、深煎りで煮出し時間の長い麦茶を選ぶと、より高い効能を得られます。

参考:Journal of Nutritional Science and Vitaminology, “Amelioratory effect of barley tea drinking on blood fluidity

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麦茶の効能4:抗酸化作用で美と健康をサポートする

麦茶の効能4:抗酸化作用で美と健康をサポートする

麦茶には、抗酸化作用に優れた多種類のポリフェノールが含まれています。

麦茶に含まれるポリフェノールは、主に「カテコール」と「ゲンチシン酸」という成分です。

どちらも抗酸化作用があり、活性酸素を除去して美容と健康をサポートしてくれます

抗酸化作用のあるお茶といえば、カテキン類を含む緑茶が有名です。

しかし、麦茶は緑茶と異なり、カフェインを含んでいないことがメリットといえます。

麦茶なら、子どもからお年寄りまで時間を選ばず飲めて、日常的な飲み物として取り入れやすいでしょう。

参考:日本食品科学工学会誌『麦茶の抗酸化性と抗酸化成分

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麦茶の効能5:冷えの予防になる

麦茶の効能5:冷えの予防になる

夏に体を冷やしてくれるイメージがある麦茶ですが、じつは冷え予防の効能もあります。

これは、麦茶に含まれる特殊なジペプチド(2つのアミノ酸が連結した成分)によるものです。

麦茶に含まれるこのジペプチドには、血液量を増加させ、体温を維持させる働きがあります。

ある研究では、エアコンの効いた部屋にいた場合、麦茶を飲んでいないときよりも、麦茶を飲んだときの方が、体温低下を防げたという結果が出ています。

夏場はついつい冷たいものを取りすぎて、体を冷やしがちです。

普段の飲み物を麦茶に変えることで、エアコン冷えの対策ができます。

参考:Journal of Nutritional Science and Vitaminology, “Roasted Barley Extract (Mugicha) Containing Cyclo(D-Phe-L-Pro) Prevents a Decrease in Skin Temperature in Cold Conditions: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Crossover Study

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麦茶の効能6:胃の粘膜を保護する

麦茶の効能6:胃の粘膜を保護する

麦茶には、胃の粘膜を保護する作用もあると期待されています。

ラットでの研究ですが、麦茶のエキスで胃の粘膜の損傷を抑えられたという報告があります。

ヒトの胃粘膜に対する麦茶の効能は、未だ詳しく検証されていないものの、胃粘膜保護作用は夏バテで弱った胃にはうれしい効能です。

参考: 科学・技術研究『嗜好飲料として注目されている麦茶の成分と機能

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麦茶の効能7:虫歯の予防に役立つ

麦茶の効能7:虫歯の予防に役立つ

広く親しまれている麦茶には、虫歯予防の効能もあります。

麦茶に含まれる虫歯予防成分は、抗酸化作用でも有名な「ポリフェノール」と、褐色の成分である「メラノイジン」です。

これらの成分は、虫歯の原因となるミュータンス菌のようなバクテリアの、歯への付着を妨ぐことが分かっています。

また、日ごろから麦茶を飲んでいる人は、そうでない人と比べ、歯垢やだ液中の細菌量が少なくなっていることも報告されています。

麦茶には、歯の健康維持に役立つ効能があるといえるでしょう。

参考:Journal of Agriculture and Food Chemistry, “Effect of Barley Coffee on the Adhesive Properties of Oral Streptococci

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麦茶を飲む際の注意点

麦茶を飲む際の注意点

さまざまな効能がある麦茶ですが、いくつか気を付けるべきポイントもあります。

ここでは、麦茶を飲む際の注意点を紹介しています。

翌日までには飲み切る

家庭で作った麦茶は、冷蔵していても、早く飲み切るようにしましょう。

麦茶は、大麦のでんぷんやタンパク質が溶け出しています。

そのため、普通の水と比べて雑菌が繁殖しやすく、腐敗しやすい飲み物です。

煮出して作る麦茶の方が、煮沸している分、水出し麦茶よりも腐敗しにくい傾向があります。

麦茶を作ったらすぐに粗熱をとり、冷蔵庫に入れると、雑菌の繁殖を遅らせることができます。

手作りの麦茶は作った翌日には飲み切るようにすると、食中毒のリスクを小さくできるでしょう。

大麦アレルギーの人は注意が必要

麦茶は焙煎した大麦から抽出した飲み物です。

大麦の成分を多く含んでいるため、大麦アレルギーの人は飲用に注意が必要です。

また、アレルギー体質の人も、麦茶を初めて飲む際は一度にたくさん飲まず、少量から試すことをおすすめします。

ナトリウム不足に気をつける

夏場の水分補給として、ミネラルの含まれる麦茶はおすすめです。

しかし、麦茶ばかり飲んでいると、体内のナトリウム濃度が低下してしまう可能性があります。

とくに、夏場は汗として、多くのナトリウムと水分が流出してしまいます。

麦茶では水分補給ができても、失われたナトリウムは補えません。

麦茶をたくさん飲む際には、塩を少量加えたり、梅干しを食べたりして、体内のナトリウムが不足しないよう注意が必要です。

冷たいまま飲みすぎない

暑い夏には、冷たい麦茶が美味しいもの。

とはいえ、キンキンに冷えた麦茶を一度に大量に飲んでしまうと、胃腸の冷えにつながります。

胃腸の冷えは、消化不良や体全体の冷えの原因のひとつです。

麦茶に冷え予防の効能があっても、冷たいものの摂りすぎは、体を冷やしてしまいます。

冷やした麦茶は、ゆっくり少量ずつ飲むなどの注意が必要です。

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まとめ

麦茶には、ミネラルが含まれるほか、リラックス効果や血流改善の効能があります。

胃粘膜の保護や虫歯の予防など、麦茶の効能はさまざまな研究の対象にもなっています。

夏のエアコンによる冷えも、麦茶を飲むことで対策可能です。

しかし、低カロリーの麦茶も、飲みすぎると体内のミネラルバランスを崩しかねません。

麦茶をたくさん飲む際は塩分を足したり、冷たいまま飲み過ぎないようにしたりすると、麦茶の効能と美味しさを堪能できます。

ぜひこの記事を参考に、体にうれしい効能がたくさんの麦茶を味わってみてください。

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